店  名
 心海
食べた日
2007/12/12
住  所
 秋田県秋田市中通4-14-24
営業時間
11:30〜13:30 17:30〜23:00
電話番号
 018-833-1033
定休日
日祝

お刺身三点盛り定食
刺身三点
ざっぱ汁
選べるどんぶりランチ
八幡平ポークのカツ丼
海鮮丼

前  説

 B食クラバーがよく稼いでいる(いや、稼いでいると称してソノ時間の多くは、ボォ〜っとする事に費やされているのだが。)建物の近くに、そば屋があった。ソノそば屋には行ったコトが無かったが、いつか行こうと思っていたのは言う迄もない。

 しかし、実際にはナカナカ足を運ばず、気が付いた時にはクローズしていた。あぁ〜残念だなぁ〜と思っていると、シバラク空き家だったソノ店が、新しく改装工事を始めていた。どうやら新しい店が始まるらしい。

 楽しみだな、と思っていたのも束の間。いつの間にかソノ店が改装工事をしていると言う事実を、アッサリと忘れて日々を過ごすB食クラバー。

 ソノ忘れ具合。まるでB食クラバーの頭の中に、丸くて大きな穴が開いてしまったかの様で焦る。いやホントのトコロ、B食クラバーの頭が現実にそうなっている可能性も否定できないが。

 B食クラバーがよく稼いでいる建物の近くにあるダケあって、何度もソノ店の前を行き来しているのに、まるっきり興味を示せないのはどういうコトか。新装開店なった店もB食クラバーの中ではないも同然だった。しかし。

 ある日のコト、今日のランチはお手軽な値段でお気楽に寿司を食べるぜっ!と意気込んで出掛けてみたモノの、下調べを全くしなかった結果、ソノ店(勘八)は定休日だったと言う非常事態が発生。途方に暮れると共に、一体コノ、寿司食べたいバラはどうやって解消したら良いのだろうかっ!?と言う欲求が沸き起こり、どうするコトも出来ない。

 寿司屋と名の付くトコロはイッパイあるけれど、ソンナ簡単には行けないし…。と思ったトコロに思い浮かんだのが、B食クラバーがよく稼いでいる建物の近くに出来た店。

 表層意識には現れないが、人間の脳味噌は、本人が絶対に覚えていない!と思っている1歳位の出来事まで、情報として抱え込んでいると聞く。ソレを証明するかの様に、B食クラバーの頭の中で、モザイクがかった風景が少しずつ、クリアーに展開されていく。

 確かアノ店は男鹿で獲れた海産物を売りにしている店で、ランチの値段も安かったハズ。日常生活で暗算をしなければいけない場面とか、アノ人誰だっけ?って聞かれた時には、えぇ〜っとココまで出てるんですケドぉっ!って感じでイマイチ存在感を示せていないでいるB食クラバーの脳味噌だが、サスガにこう言う時ダケは働くらしい。こうなったら全てを食べ物に置き換える記憶術なんかをあみ出してみるべきか。

 取り敢えず、現在の嗜好と懐具合を代替できる店が思い当たったので、ソノ店、心海へと行ってみた。


Comment

 心海へ到着。行き当たりバッタリで来たモノの、定休日では無い様なので安心した。店先に置かれた看板を見ると、男鹿市戸賀漁港第八正丸直営と書かれている。

 文字から得られる印象からすると、男鹿の戸賀漁港には第八正丸と言う漁船があって、ソノ漁船で獲れた魚介を、コノ店では食材に使ってますよ!って言ってる様に感じられる。目的だった店がやってなかったからと言う理由で来た店だが、思いがけずグレードが高そうで口元が緩む。

 と、ホッとっしたのも束の間、看板には昼の営業時間が13:30迄と書かれている。時計を見ると現在の時刻は13:25。せっかく美味しそうな海鮮を食べられる!と思ったのに、ココに来てタイムリミットかよっ!ココを逃したら次は一体全体ドコに行けば良いってんですかい!と思いながら恐る恐る店内へと入ってみる。

 黒、茶色と言った非常に落ち着いた雰囲気の店内だが今の場合、営業時間は終わりましたよ!と言うムードを無言の内に感じさせる。あぁ〜、ヤッパもう終わったのかな?と思い佇んでいると、奥から店員さんが出て来た。まだ良いですか?と気弱に聞いてみると、?一体何を気にしてるの?と言う風情で、何事もないかの様に座席へと案内してくれた。閉店間際と思われる時間帯、暖かく迎えてくれる店はありがたい。

 店の入り口には日替わりランチとして、男鹿産天然寒ぶり刺し定食が\650と書かれていたので、旬の時期でもあるしソレを食べよう!と思っていたのだが、店内に入ると、沢山の魅力的なメニューがあって、ドレにすれば良いのかモノスゴク悩み始める事態に。

 天ぷら定食\680。穴子天重\820。海老天重\880。海鮮バラチラシ\920など、ドレもコレもがB食クラバーの心を惑わす。更にコチラでは、選べるどんぶりランチ\880と言うのがあって、B食クラバーの悩みを加速させる。

 ハーフサイズのどんぶりを2種類選べると言うコノ魅力的なシステム。ソノ内訳は、海鮮丼・海老天丼・比内地鶏の親子丼・鉄火丼・八幡平ポークのカツ丼・イクラ丼など全10種。

 お金と、全てを食べ切るコトの出来る胃袋を持ってさえいれば、メニューに載っかっているの全部持って来て下さい!と言ってしまいたいトコロだが、あいにくソノどちらも持ち合わせていない不幸なB食クラバーとしては、どれかを選ばなければならない。

 もう考え疲れてしまったので店員さんを呼んで、アナタが選んでくれたモノを食べます!とか言ってしまおうとか思ったが、そう言えばココには、寿司を食べ損ねたから来たんだよなと、ようやく思い至る。数あるメニューの中から、自分的には寿司の代替料理としてはコレで間違い無いだろう!と思える、お刺身三点盛り定食\680を頼むコトにした。

 食べると、貧乏舌しか持ち合わせていないB食クラバーにも解る、素晴らしい新鮮さ。柔らかく、弾力のある歯ごたえがたまらない。マサに看板に偽り無し!だ。魚の横顔が不気味に浮かぶザッパ汁も良い香り。

 コンナにも魅力的なメニューの上に、なんとゴハンのお代わりが自由と言う太っ腹ぶり。コノ店を再来しない理由などドコにも見つからない。全てのメニューを食べ尽くす日も、ソンナに遠い日のコトでは無いだろう。