東京都港区北青山3-5-19

初回訪問日

03-3401-1366

営業時間

AM11:30〜PM10:30

　国立競技場からの帰り道、２４６を歩いていると、プ〜ンと漂ってくる美味しそうな香り。
表参道との交差点付近にイカすカレー屋を発見。無性にカレーが食べたくなり、
入口を探す。だが、建物はＲ２４６に面しているのだが、入り口が見あたらない。
ヒョットしてと思い、左右の隙間を見ても入り口がない。
なんだこりゃ、ワケわからんゾ！と思ったのだが、何が何でもココのカレーが食べたくなり、
必死になって入り口を探す。裏側が入り口なんだろうと思ったが、
どうやったら裏に行けるのか解らない。
１０分（２０分？）位ウロウロしてようやく発見した。かなりヘトヘトになったのは言うまでも
ない。なんだか、チャラチャラした看板にメニューが載っている。覗いてみると・・・。

　

　ビーフカレー、\1,500とか書いている。我が目を疑った。噂には聞いていたが、
ソンナ値段のカレーがこの世に存在するとは。良くＴＶドラマで冴えないカップルが
ホテルに食事に行き、あまりの値段の高さにうろたえ、一番安いコーヒーとか、
カレーを頼む、な〜んてシーンがあったが、おいおい、ココはホテルじゃないぞ！
って感じ。初めてだったんです。\1,000以上するカレーに遭遇するの。

　カレーなんてせいぜい\5〜600円位だろ、フツー。とか当時思ったものです。
（上京したての、純粋な田舎モノだったのです。今思うと涙がこぼれる。笑い涙。）

　やめようかと思ったんだケド、カレーが食べたかったし、さっきまで何が何でも食べるぞ！
って思っていたし、悔しかったし、好奇心もあったので、入った。それまでの間、
心の中で二人の自分による、白熱した議論が展開されたのは言うまでもない。

　四階建て位、どのフロアもテーブル４つ位の狭い感じ。そして品の良いヨーロッパの
家庭のような雰囲気。他のお客さんは表参道とか２４６とか歩いている人バカリだから、
オシャレだし、品が良い。初めて入った時は、みんなが目線で、『ナニ？アノコタチ』
って言っているように感じた。

　ん？何かカレーの話から逸脱している。カレーはうまかったです。
今迄食べたコト無かったくらい。さすがに\1,500出すと違うんだなぁと思った。
お金を出せば、美味しいモノもイッパイ食べるコトが出来るし、
楽しいコトも体験できる。で、そう言うところに出歩くにはチョットオシャレした方がより
楽しくなる。そんなコトがこの店で解ったのです。管理人の、真の東京デビューは
この店から始まったのです。もちろんカレー好きも。

　やっぱりカレーの話から逸脱している。この店は、何とかって言うデザイナーが、
（何のデザインかは解らない。）趣味で始めたカレー作りが評判となって出来た店らしい。
そんなワケで、内装関係もコジャレている。お客さんもオシャレに見えるワケだ。

　どこかカレーの店に入って、美味しいとか美味しくないとかは、この店を基準に
判断しています。東京に住んでいた時は、時々ココで自分の原点を確認したモノです。
カレーの缶詰も売っていて、買って家で食べたコトもあったケド、ヤッパリこの店で
食べなきゃね。

　青山まで、わざわざカレーを食べるために出掛ける人って、いないだろうなぁ。

ビーフカレー

\1,500