商品名
北の生シュー 生クリーム&カスター
メーカー
ベイクド・アルル
2000/12/15

前 説


 食いしん坊隊隊長が、中三会員だかイオン会員だか言うのに入っている。
そのメンバーに送られてきたハガキによると、15日〜17日迄、北海道の洋生菓子を
お安く販売するとのコト。売り物は日替わりである。3日間で一番目をひいたのは15日の
シュークリームである。普段は4コ\800のモノを半額の\400で販売すると言う。
買わないワケにはいかない。しかし限定50個、ド平日の金曜日なので、一体どうした
ものかと思案をめぐらせていたトコロ、うまい具合にエライ人は一人もいなくなった。
あとはイツモ通り買い物に出掛けるだけである。

Comment


 平日とは言え、限定50個である。早く行かなければスグに無くなるに違いない。
そう考えると、開店直後に中三に着くのがもっとも有効であろうと思われた。そして今回の
任務には食いしん坊隊隊長が当たるコトとなった。しかし、出発直前にムリムリな仕事が
入って行けなくなり、その任務を引き継ぐコトになってしまった。

 支払い時にはハガキを見せなければいけないと書いている。コレがなければ買えないと
言うコトか。名前を確認されるのかも知れない。偽りの自分を演じなければならないという
ワケだ。ちょっとしたスパイ気分である。

 中三に着いてみると早速、会員デーなる布ッ切れが壁全体にブラ下がっている。駐車場
に止まっている車の台数の少なさが、会員デーの排他性を無言の内に物語っている。敵も
ナカナカやるものだ。

 店内にはホトンドお客さんがいない。奥の方でスピーカーで何か喋っているが、良く
聞き取れない。とりあえずエスカレーターに乗ろうと思ったら、その手前のトコロで売って
いた。事務机程の大きさの冷蔵ショーケースの前に、女性と男性がボケ〜っと突っ立って
いる。その傍らでラウドスピーカーでココで売ってますよ、って喋っている男性がいた。
周りにお客は誰もいない。

 パッと見に、なんとなく寒い映像だった。一瞬買うのをためらってしまった。しかし他の
人の分も頼まれているのだ。引き返すワケにはいかない。話しやすそうな女性に話しかけ
てみた。『3個下さい。』女性は一瞬ギョッとし、男性の顔を見た。しかし男性はただボ〜ッ
としているだけであった。一人一個しか買えないのだろうか?とも思ったのだが、女性は
スグに笑顔で『\1,200になります!』と答えてくれた。男性は何かの役に立ったのだろうか?

 早速B食倶楽部の会合を開く。残念ながら食いしん坊隊隊長は仕事が忙しいため、
不参加であった。シューの皮の上にクラッシュされたアーモンドが乗っかっている。最近の
ハヤリだ。パッケージによると砂糖を使っていないらしい。替わりにメープルシロップを
使っているとのコト。体に良さそうな気がする。生クリームも牛乳の味がフンダンにする。
体に良さそうだ。北海道モノって何故コンナに体に良さそうなんだろうか?

 食べ終わった頃に、ようやく食いしん坊隊隊長が仕事から解放されて来た。一口食べた
トコロで感想を聞いてみた。『オイシイ。』と一言だけ言い、他に言葉はなかった。
かなりハードな仕事だったようだ。オツカレサマ。

北の生シュー

\800