店 名
十六房

 

 

 

住 所

秋田市仁井田本町1-2-40

食べた日
2004/04/10
TEL.

018-839-1661

休:火・第3日
営業時間
11:30〜22:00

前 説


 そんなコトは日本中どころか世界中のドコにでもある気軽な話なのだろうが、秋田市の国
道沿いにも、同じ住所に何軒もの食べ物屋が開店しては撤退し、開店しては撤退しを繰り
返している場所がある。

 もちろんソレは1箇所ダケには留まらず、秋田市内何ヶ所にも点在しているのだが。我々
はコレらのホットスポットを総称して『B食サルガッソー』と呼んでいる。しかし、只一つの共
通点すら見つけだすコトが出来ていない自分に力の無さを感じ、涙を禁じ得ない。

 ソコに店を出す主人(を含む周囲の人)の意欲と情熱と愛情と、もちろんお金の全てを飲み
込み、決して吐き出すコトの無いエリアの存在は、いつか8追純1辺りにに追いかけて貰い
たいテーマでもあるのだが、或いはコレも宇宙人の仕業なのか。

 コレを例えばO槻教授辺りに調査して貰ったら、全てはプラズマのせいになりそうだし、44
村教授に依頼したら、古代エジプト文明との、何らかの接点を見つけだしてくれるかもしれ
ない。財前教授ならば自分に都合が良い様に事実を確認しあうだろうし、里見助教授なら
ば研究を繰り返すバカリで、例え95%以上の確率で立証できそうでも、100%じゃ無い限り結
論を述べないだろうし、コレはやはりB食倶楽部で答えを見つけるしかなさそうだ。

 しかし、B食クラバーの全てを賭けても、きっと見つからないと予想されるコノ問いへの答え
は、生涯追い求め続けなければならないライフワークになる可能性もある。B食クラバーにと
っての火の鳥か。って、ソコまで大袈裟でも崇高でも無いし、名前を出してしまって手塚治6
氏にとっても申し訳ない気持ちが込み上げてくる。

 十六房が開店する以前、ココはラーメン屋であった。おそらく店主のニックネームなのだろ
うと容易に想像できたソノ店には、一度ダケ行ったコトがあるのだが、二度目の訪問をする
前に閉店していた。その前もラーメン店で、名前は天狗なにがしと言っていたのだが、コチラ
の店には名前が気になるモノの、結局一度も行っていないのが残念でならない。やはり店
名と店主は何か繋がりがあるのだろうか。てんしゅの

 クラバーKは何度かその店に行ったコトがあり、ワリと美味そうな評判を唱えていたので、
今度行ってみよう!といつも思っていたのだが、外食行きたいリストの二番手から上に行く
コト無くその存在が無くなったのは寂しい限り。いつでも二番手と言うのは、大概は気楽な
モノだが、時々辛くて堪らない。

Comment


 十六房の前はワリと良く通るコトもあり、チョット気になっていた。インターネットで情報を検
索してみると、結構美味しい様なコトが書かれてあり、実は一度店の前迄行ったコトがある
のだが、他にお客さんが一人もいなく、店内の暗さも相まって、かなりダークなオーラを感じ
たし、その日は玄関の扉を開けるコト無く店を後にした。

 しかし後日、女王様が十六房を訪れ、ナカナカ良かったと言う感想をB食クラバーにもたら
した。女王様がその様なコトを仰るならば、B食クラバーとしても無視するワケにはいかない
し、店の前を通り過ぎる時改めて注意してみると、結構な数の車も停まっている。あの場所
にある店に、コンナに沢山の車が停まっているトコロなんて、良く考えたら初めて見た様な
気さえする。(以前の店の関係者の方々ゴメンナサイ。)

 伝え聞くトコロによると、フレンチ風中華だか中華風フレンチだとか言うらしい。何だか複雑
なジャンルである。例えば和風フレンチとか和風中華とか言われても、さっぱりイメージが湧
かないのは、B食クラバーの食生活が貧困だからか。ココは開き直って、フランス料理と中
華料理を両方楽しむ位の気軽さで、十六房にトライ!してみるコトにした。

 19:00位に入店したのだが、店内はほぼ満席。最後のテーブルに座るコトが出来た。店内
の様子からは、以前のラーメン屋の面影を感じるコトは出来ない。茶色と黒と、木のぬくもり
を感じるコトの出来るインテリアは雰囲気もあり、以前のドライブイン然としたイメージ等ドコ
にも無い。

 スパゲッティ、油林鶏、カルパッチョ、焼売と言ったモノが載っているメニューを見ると、成る
程中華風フレンチだなとか思うのだが、ドッチかと言うと、中華&フレンチって感じがしないで
も無い。最近食べたくて仕方の無かった小龍包が無いかと探してみたのだが、ドコにも見当
たらなかったのが残念でならない。一体イツになったら、スープがタップリ入った小龍包が食
べられるのか、気になるトコロでもある。

 ほぼ、チャイニーズ又はフレンチに分類出来るメニューの中で、ドチラとも判別できない料
理も中には存在する。コレがコノ店の特色か。芝エビと乾燥エビの入ったスパゲッティには、
中華料理で良く使用される野菜が入っている。青梗菜の入ったスパゲティなど、フランス代
表MFジダンのパスを、中国代表ストライカーの李毅が決める様なコラボレーションを感じる。
(ちょっとサッカーが好きじゃない人には解りにくい話ですが。って言うか好きでも解らないですか。)

 B食クラバーの食事中も来店するお客さんがあって、満席だと言われて帰っていく方々が
数組いた。以前のラーメン屋でカウンターと思しきトコロがあるのだが、現在は只の棚になっ
ており、ソコを利用する方法は考えられないのだろうかとも思ったが、ヒョットしたら人数が多
くなりすぎると、処理できなくなるのかもしれない。

 滞在時間3時間。1人当たりの掛かった金額が\3,500。他のお客さん達はお酒を飲んでい
たのだが、アルコールを一滴も摂取しないでコノ結果は一体どう言うコトであろうか。食べる
ダケでコレと言うのは、B食クラバー本人にしたって珍しい。

 トコロで芝エビの入ったスパゲッティ、注文してからB食クラバーのテーブルに辿り着く迄に
カナリの時間を要したのだが、ヒョットしたら注文を受けてから麺を打っているのだろうか。
(ンナわけ無い。)