店  名
 大阪王将
食べた日
2005/12/14
住  所
 秋田県秋田市御所野地蔵田2丁目1-11地内
営業時間
11:00〜23:00
電話番号
 018-892-7600
定休日
な し

餃子オブジェ
元祖焼き餃子
スープぷる餃子
小龍包
酢豚
あんかけチャーハン
杏仁豆腐

前  説

 大阪王将が秋田に出来るって聞いた時、場所が御所野だと言うので、すっかりイオン内に出来るのだとバカリ思っていた。秋田県中心に位置するイオンは、休日のみならず平日でも県内各地からお客さんを呼び寄せ、2700台とも言われている駐車場が、いつでも満車な位な上つい最近、他の施設に比べてソレまで少々脆弱と思われていた食べ物ゾーンをパワーアップ&リニューアル。シネコンも併設する中で、もはや巨大集客施設としては死角が無くなったとすら考えられるのに、コレ以上集客要素を増やしてどうするのか、もういい加減勘弁して下さい!ワタクシの財布から、お金を失わせないで下さい!と、泣いて縋りたくなったのだが、ちゃんと話を整理すると、イオンでは無く、隣接する商業エリアに出来ると聞いて、ホンの少しだが安心した。

 しかしモチロンだが、その安心には何の根拠もない。イオンの中に出来ると思ったのが、イオンの隣に出来るダケで、両者にそれ程の違いは無い様に感じられなくもない。果たしてどうなるのだろうかと思っている内に、大阪王将御所野店は開店した。

 案の定と言うか、開店した大阪王将は、沢山の人で溢れかえっている様であった。餃子を食べたい、しかし混雑している中、行列に並んでまではどうだろうかと考えたB食クラバーは暫くの間様子伺いに徹するコトにした。コレがしかし例えば鼎泰豐や糖朝が秋田に出来たのだったら、1時間が3時間でも待ちそうな気がするが。

 トコロで王将と言えば、秋葉原の王将をスグに思い出す。B食クラバーが最初に勤めた会社の先輩で、秋葉原が異常に好きな人がいた。当時は今程マニアックな感じが無く、って言うかもっと専門的にストレートに家電好き、パーツ好きの街、安売りの街ってイメージがあったと思うがソノ先輩も、AV(アダルトビデオじゃなく)好きで秋葉原に詳しかったのだ。例えば他の趣味と言えば、スキーとかボーリングとか、結構活動派のアウトドアライフをエンジョイする感じの人だった。

 その先輩が、秋葉原に行ったら餃子の王将!と、冗談とも本気ともつかない笑顔で、イツもイツもB食クラバーが仕事している横で囁き続けるモノだから、いつの間にかB食クラバーの深層意識に、インプリンティングされていたのは言うまでもない。初めて秋葉原に行った時何も躊躇するコト無く、王将へと足を踏み入れた。秋葉原の街中をうろつくと、何軒もあるので、店が解らなくて迷う心配もない。その時は純粋に素直に、東京の餃子は美味い!と思ったのだから、B食クラバーのイノセントさって言ったらコノ上無い。

 その、餃子の王将とルーツは同じとか、昔は同じ店だったケド袂を分かったとか言われている大阪王将が秋田に来たのだ。両者を並べて語るコトなど、通の方々にとってはありえない話なんだろうとは思うが、美味い餃子を低価格で気軽に味わえる魅力にはかなわない。早く食べたいなぁと思いながらも、月日は流れて行った。



Comment

 始まったバカリだが、コノ冬一番の寒気が日本列島上空に流れ込み、それは全国各地に大量の雪を降らせていた。秋田でも30数年ぶりの大雪と言うから、B食クラバーが今シーズンの冬に対して、大きな一敗を負ったとしても、納得できない話ではない。と、自分を慰めてみたりもする。その雪の中、対にと言うか、大阪王将に出掛けてみるコトにした。ホントは別な店に行こうと思ったのだが、出が遅れたのでコッチにしてみたって言うのは気にしない方向性で。

 店の前に到着したのが午後2時近く。そんな時間のワリに、駐車場の満車率はカナリ高い。ココでお昼御飯を食べた後、車を移動するのが面倒で、イオンまで歩いて出掛けている人が多いのではないかと、その時のB食クラバーは呑気にも思っていた。だから、車から店内迄、普通なら30秒で行きそうなトコロを、色々写真とか撮ったりもして、たっぷり5分はかけて、ようやく店内へと足を踏み入れた。

 スグにテーブルへと案内してくれるモノとバカリ思っていたB食クラバーだったが、その浅はかさ加減には、店内に入った瞬間気が付いた。全てのテーブルが埋まっていたのである。そして席に案内されるのを待っている人までいる。恐るべし、大阪王将。平日の昼、遅い時間だから大丈夫だろう!とタカをくくっていた自分自身が恨めしい。

 程無く先に入ったお客さんがテーブルへと案内された。B食クラバーが外で写真を撮っていた時に、先に入ったお客さんだった。あ、コレは意外と早くB食クラバーもテーブルに着けるかも!と思ったが、そのお客さんの他にもウェイティングスペースにいる人が数名いる。

 コノ人達は何なんだろう?写真を撮るのに夢中で、入店する瞬間を見逃したのかな?とか思っていると、『餃子お持ち帰りのお客様〜!』と言う声が聞こえて来た。座っていた人が立ち上がる。コノ店はテイクアウトもやっていたのだ。だとすれば次に案内されるのはB食クラバーだ。さっきの感じからして、2分と待たずに案内されるハズだ。チョット遅めのランチを食べに来た人でも、ソロソロ帰る時間だろうし。

 しかし、そこからが長かった。ナカナカ案内されない。外で写真なんか撮ったりせずに、一目散に入店すれば良かった。そしたら今頃御飯食べてるハズなのに!と、今日はその時間まで何も食べていなかったので、余計に待ち時間が長く感じられた。何組かのお客さんが店を後にし、ようやく案内して貰うコトが出来た。

 メニューに目をやる。他のお客さんが食べている様子を見た時も、?とか思ったのだが、餃子以外の、いわゆるフツーの中華料理が結構多かった。ラーメンとか麻婆豆腐とか、ソンナ感じの。そう言った料理も美味そうだが、やはりココはストレートに、餃子メインの注文で行こう。餃子は焼・水・蒸しからそれぞれ1品ずつ選んでみた。

 大阪王将のスタートはコレから!とでも言うべき焼き餃子。さっくりパリパリ、にんにくもソレ程きつくなく食べやすい。本来ならば焼き餃子3枚をツマミにビールを飲むと言う黄金コースを楽しみたいトコだが、歩くのもままならない秋田の冬の天気でソレはキツイ。今日は食べるコトに専念した。

 3種類ある水餃子の中から、1番高いスープぷる水餃子を注文。当たり前だが、スープの中に水餃子が浮かんでいるモノ。元々中国で餃子と言えば水餃子のコトでもあるし、コレは食べないワケにはいかない。名前にもある通り、ぷるぷるして美味しかった。更にB食クラバーがココ数年、食べたくて食べたくて仕方ない、スープたっぷりの小龍包にもありつくコトが出来た。ホントのコトを言えば、もっとタプタプでも良いのだが、秋田でコノ値段でこのレベルのモノを食べるコトが出来るのだから、コレ以上は望むべくもない。

 最近のB食クラバーは中華料理屋に行くと、必ずと言って良い程、〆に杏仁豆腐を注文する。イツからその様になったか定かでは無いが、飲みに出掛けた方々が最後にラーメンを食べる様に、もはやB食クラバー的にスタンダードになっている。大阪王将では杏仁豆腐と言うメニューは無く、替わりにココナッツプリンがあった。多分杏仁豆腐にココナッツを入れたモノだろうと勝手に判断し、コレを頼んでみた。

 店内が混んでいるコトもあって、他の料理は到着する迄に結構時間がかかったのだが、ココナッツプリンはあっと言う間に来た。まるで吉野屋で牛丼を頼んだくらいのスピードで。って言うか、最近吉野屋で牛丼を頼んだコトなど無いが。

 若干固い感じがするが、ぷりぷり具合と言い口の中でのとろけ具合と言い、秋田市NO.1であるコトに間違いは無い。って言うか元々大阪王将は、チェーン店として全国を相手にしているのだから、秋田市NO.1って表現もどうかと思うが。餃子、小龍包、ココナッツプリンと美味しいモノをタップリと、しかも3種類頂いたB食クラバーは、30年振りの寒気にも負けないぞー!と決意も新たにした。

 トコロで、大阪王将に行ったって話をクラバーMさんにする と、『友達が行ってラーメンを食べたケド、別にフツーだって言ってた。』ってな反応を返して来た。どうやらソノ人は、餃子とかココナッツプリンとか食べなかったらしい。出来るならB食クラバーがソノ人を招待して、餃子と小龍包とココナッツプリンを食べさせてあげたい!と思ったのは言うまでもない。