店 名

アンサナ

 

 

 

住 所

秋田市中通2-4-8

食べた日

2004/08/23

TEL.

018-825-2008

 

営業時間

7:00〜24:00

前 説


 何年振りかで夏らしい夏になった今年の秋田で、暑さにやられウカレ気分で、ワリと充実
した毎日を過ごしていた印象のあるB食クラバーに、突然衝撃が走った。イツモの様に当HP
の掲示板をチェックしていると、アンサナとか言う聞き慣れない名前の店が話題に挙がって
いた。

 失礼だがコノ時B食クラバーは、なんかマイノリティな情報だよなぁ〜、頑張ってるなぁ〜
と言う印象を持ってしまったのだが、他にもアンサナを知っている!行ったコトがある!って
言う書き込みが連続で発生。ココに至ってようやくB食クラバーは、ヒョットしてアンサナって
店がマイノリティなんて飛んでもない話で、実はB食クラバーが知らないダケでマジョリティ
溢れる店なのかもしれない!と、思い直した。

 まぁ、冷静に考えればソレ程大したコトでも無いのだが、そんな店の存在を全く知らなかっ
たコトに驚いた。普段ならば真っ先に情報をキャッチしていそうなモノなのだが。コレも夏の
暑さのせいなのか。連日40度を記録して酷暑続きの関東方面に比べれば大したコトも無い
のだが、それでも熱中症で倒れる人が何人かいる秋田で、自分もそのボーダーライン上に
いるのかもしれないと、急に強い目眩を感じ、青ざめる。

 コノママではいけない。熱中症とは言わないまでも、ソレに限りなく近い夏バテかもしれな
い。そう言えば今年は土用の丑の日にウナギを食べていなかったなと思い返す。一般的に
は、暑いからしょうがないよ!って言葉で済まされそうだが、何の生産性も上げられないの
では人としてどうか。

 昔、ジャマイカでスカが流行していた頃猛暑が直撃。全ての生産がスローダウンした中、
その影響は音楽業界にも波及。それまで8ビートのリズムを保っていたジャマイカンミュー
ジックのテンポも自然にスローダウン。ソコからノンビリしたリズムのレゲエが生まれたの
だが、コレと同じ様に、大変な中からでも何かを生み出してコソ人間なのでは無いかと、ダ
ウナーでレイジーな中、とりとめもない考えが次から次へと浮かんでは消える。

 そう言えば関東地方の今年の夏は、猛暑だとは聞くが水不足とは聞いていない。何か対
策でもとられたのだろうかと思考は拡散し、アンサナのコトもいつの間にか忘れていた。

Comment


 それから暫く経ち、秋田の夏の暑さも峠を越えて、秋の気配を漂わせ始める。クラバーM
さんと共に参加したコノ夏最大のイベントも無事終了。アッパーな高揚感を得、何かの力に
頼らないナチュラルハイな状態とはこんなモノかもしれないと思いながら、その日の仕事も
収束し始めていた頃、クラバーMさんから昨日の打ち上げをしよう!と言う話が出た。

 普段なら、何かイベントがあった次の日の出勤って言うのはダルダルでどうしようもなく、
偉い人が近くに来た時ダケ、全身の力を込めて働いている姿を見せようと努力するのだが
前日から続くコンプリート&リフレッシュな気分が、仕事のリズムをも軽快にさせていた。

 じゃぁ、何か美味いモノを食べに行こう!と、即座に反応するB食クラバー。正にコレがコー
ル&レスポンス。オ〜イェィ。あ〜言えィ。こ〜言えィ。(by 夕モリ)この時急に、アンサナと言
う店名が脳内にフラッシュバック。打ち上げはアンサナで行うコトにした。

 加賀谷書店の2階にあると聞いていたので、店には迷わずに行くコトが出来た。って言う
か秋田駅前は空洞化が進んでおり、B食クラバー自身も加賀谷書店には、ココ何年も足を
踏み入れていないなぁと思い出す。それでも変わらずに同じ場所にあると言うのは、何とも
言えない安心感がある。

 19:00を少し回った時間であったろうが、店内に他のお客が1人もいないコトに少々ビビる。
ココって評判の良い店のハズじゃ…。と、焦る。後頭部にクラバーMさんの視線が突き刺さっ
ている様で恐い。後ろを振り返れない。

 テリアに置きそうな気軽なテーブル席と、ラウンジに置きそうな重そうなテーブル席の2種
類があり、後はカウンター。気軽なテーブル席に座った。間接照明の店内にはジャズが流
れ、テーブルには丸い入れ物に入ったキャンドルが置かれる。壁にはスポットライトで映写さ
れる感じの時計が、ソコだけを明るく照らしており、なんともムーディな店である。70年代の
カフェをイメージしているらしい。

 B食クラバーの好きそうな店だね、とクラバーMさん。確かにその通りで、東京に住んでい
た時はコンナ感じの店にバカリ言っていた様な気がする。しかしまぁ、今はそれ程別にと感
じる辺り、時の流れと言うか何と言うか。

 男子店員が注文を聞きに来たが、そう言えばコノ店の何が美味しいんだっけな?と、思い
出せない。あれコレ迷ってもしょうがないので、海老フライを頼むコトにした。クラバーMさん
は和風ピラフ。注文を終え、昨日の打ち上げ話に花を咲かせた。

 気軽な値段で食事が出来る店かなぁ〜と思って入ったのだが、和風ピラフはピラフそのも
のダケで、例えばサラダとかスープとかが無く、コノ時の我々のニーズにあっていなかった
が残念と言えば残念。料理を単品では無く、複数品頼んでワイワイ行く方があってるかもし
れない。

 家に帰り、何の料理が美味しいんだっけな?とネットに接続すると、どうやらランチらしきコ
トが判明。コレにはガッカリである。夜にはどう頑張ってもランチは食べるコトが出来ない。次
行く機会があった場合は昼時に行かねばならん!と固く心に決める。しかし同時に、そう言
えば肉or魚のメイン料理に小鉢か何かが付く、夜のセットみたいのがあったなと思い出し、
夜行く場合はそれにしよう!と、本来の持ち味であるフレキシブルさを遺憾なく発揮するB食
クラバーであった。

 

海老フライ \880  和風ピラフ \880  (値段はイマイチ覚えていません。)