店  名
 クリッパー
食べた日
2008/08/08
住  所
 秋田県秋田市大町3-4-18 ホテルパールシティ秋田2F
営業時間
11:30〜14:30
電話番号
 018-865-2111
定休日
日祝

バイキングでとった料理
明太子スパ・白身魚フライ・ミートボール
野菜サラダ
カレー&五穀米
肉じゃが・切り干し大根・ほうれん草
そば

前  説

 子供の頃嫌いだったモノばっかり好きになる。って言うのとはチョット違うのかもしれないが、コノ頃のB食クラバーと来たら、ソレはもう半端じゃない位のキャベツを食べる。

 大人になってからのB食クラバーは、って言うかハッキリ言ってお酒を飲むようになってからのB食クラバーには、嫌いな食べ物ってアレとアレぐらいしかないのだが、小さい時のB食クラバーと来たら、一体当時の自分が何を食べていたのかサッパリ思い出せない位の偏食家だった。

 肉を食べなきゃ魚も食べない。一番嫌いだったのが野菜だったのだから、ホントに何を食べて今の自分がココにいるのかと思うと、両親には感謝の気持ちでイッパイだ。

 そんな、野菜嫌いだったB食クラバーはコノ頃、なにかあっちゃぁキャベツを食べる様になった。しかも千切りで。小腹が空いたなぁ〜と、以前ならばチョイとお菓子とかツマんでいたトコロが殆ど食べる意欲がおこらず、代わりに冷蔵庫からキャベツを取り出し、ソレが何時であろうとも台所に立ち、千切りを始めるのだ。

 多い時でキャベツの葉4枚分程を(一番外側のネ)、一気に食べる。時々、彩り的に他の野菜も添えてみるのだが、メインがキャベツであるコトは絶対に揺るがない。例えば、キャベツのないサラダなんて食べる気が全く起こらない。

 コンナにもキャベツに執着する自分は、もしかして人間ではなくてハムスターかモルモットなのかも?とか思えてしまう。現在、B食クラバーの食物摂取量の中で一番多いのは、米でもパンでもなくキャベツであるコトは疑いようもない事実だ。もはや、キャベツが主食であると言っても過言ではあるまい。

 そんなワケで最近のB食クラバーの体の殆どはキャベツで出来ているのだが、とある日のコト。急に翌日、ホテルパールシティ秋田のランチバイキングが食べたくて仕方なくなった。秋田市のホテルでランチバイキングを開催しているトコロを3箇所知っているのだが、ココだけマダ行っていないコトに、何ともガマンが出来なくなったのだ。

 いやぁ〜、でもアレだよね。最近のB食クラバーの食物摂取量から言って、ランチのバイキングなんて無理だろうなぁ〜と思っていた時ハタと気が付いた。もしかして、毎日小動物の様に食べまくっているキャベツを止めれば、ランチでバイキングを食べられる位の隙間が胃袋に出来るんじゃないかと!

 そうしてソノ日、B食クラバーはキャベツを食べるコトを控えた。夜寝てる時、多少お腹が鳴ったりしたが、コレも明日ランチバイキングするタメだと思うと不思議と苦にならない。むしろ明日の昼に迎えるであろう幸せタイムを讃えるメロディに聞こえて来た。

 さぁ、夜明けはもうスグだ。


Comment

 待ちに待った日の朝を迎えた。B食クラバーのお腹も絶好調に空いている。お腹の虫が奏でる音は、リンゴスターが叩くスネアの如く、タイトなリズムを刻んでいる。

 あまりホテルに縁のない生活を送っているので、(宿泊するよりは家に帰るし、レストランなどはB食とは言えないので、コレまた縁がない。時々、秋田市内に住んでいるのに秋田市内のホテル事情にヤタラと詳しい人に会ったりするが、ソノ人達は一体何故、そんなにホテルを利用する機会があるのかと不思議でならない。ソレとも、ホテルのコトを殆ど知らないB食クラバーの方が、レアなケースなのだろうか?低俗なB食クラバー的には、何だか大人の淫靡ワールドの香りがしなくもないが。)ホテルパールシティに辿り着く迄に、同じ道を2周したのは、まぁ気にしない方向性で。

 ホテルの入り口に立つが、アキタスカイホテルほど、ランチバイキングを前面に押し出している様には感じられない。何となく入るのを躊躇いがちになったが、ランチバイキングは2階で行われているらしく場所が解りやすいので、心の中で迷いながらも辿り着くコトが出来た。ついでに言うとスカイホテルでは、どうやったら上の階に行けるのか解らず、物理的に迷いながら辿り着いた。

 ココも食べるまで少し待つ感じかなーと思ったが、満席と言うワケでは無く、アッサリと座るコトが出来た。腹ペコなので、ありがたいコトこの上ない。

 バイキングに行く時イツも思うのだが、果たしてアレは、一度席に座る必要があるのだろうか?自分達のテーブルがココだと解ったら、もう料理を取りに行って良いのでは?別に座らなくて良いでしょ!とか思うB食クラバーは、焦りすぎですか、そうですか。

 気を取り直して料理コーナーへ向かう。和・洋とり混ぜ25種類以上の料理が並ぶ。B食クラバーがバイキングに行く時、一番気になるのはカレーだ。モチロン最初に食べたい!って思うのだが、カレーを食べるとソレでお腹がいっぱいになって他のモノが食べられなくなるので、断腸の思いで他の料理に視線を向ける。好きな女子から話しかけられても、素っ気ない態度で返す思春期の男子中学生もオソラクこんな気分だろう。

 本当はカレーのコトを考えながらB食クラバーが持つ皿に盛りつけられた料理は、魚のフライ・たらこスパゲッティ・ミートボール・肉じゃが・切り干し大根・ほうれん草の和え物など。

 …なんだろ?コノ背徳感。カレーのコトを考えているのに、冷静な素振りで他の料理に視線を注ぐと言うのはまるで、彼と出会う時も♪あなたと比べた♪あなたを見つめてた♪と歌う、TWILIGHT AVENUE(by スタレビ)の主人公の様ではないか!

 ただランチバイキングに来ているダケなのに、コンナにも揺れる男女の恋心的な機微を感じるなんて、やはり秋田市内に住んでいるクセに秋田市内のホテル事情に詳しい方々が一体何故ソンナに詳しいのか、気になって気になってしょうがないからであろうか。

 とりあえず一通りの料理を食べ、ようやくカレーと向き合える時がやって来た。全てはこのカレーに辿り着くタメの前フリだったのだ。黄色いカレーが大きい鍋の中にタップリ入っている。ユックリとかき混ぜ、五穀米にかける。あぁ〜もう、座席に帰る迄の時間が勿体ない。出来るならコノ場に立ちつくしつつ、食べちゃぁ盛り直し、食べちゃぁ盛り直ししたい!

 前日キャベツをやめたコトと、ず〜っと我慢していたコトの相乗効果か、イツモはカレーを一杯食べるとお腹がキツくなり、チョッと無理した気分で2杯目を食べるのだが、今回はワリとスンナリ2杯行くコトが出来た。3杯目も行けるかなぁ〜と思いながらも、絶対後で動けなくなるから!と、珍しくも自制心が働いたのでやめるコトが出来た。

 まぁなんて言うかオールジェネレーション向けだからだろうか、あまりカレーが辛くなかったコトも一因だったかも知れない。コレでテーブルの上にレッチリかコショウでもあったなら、違う結果になった可能性はカナリ高い。

 最後は、昨日食べなかった分のキャベツを補填するかの様な勢いで野菜サラダを食べ、店を後にした。