店  名
 ピュリティ
食べた日
2006/05/15

住  所
 秋田県秋田市仁井田新田2-1-9
営業時間
11:30〜23:30

電話番号
 018-829-3675
定休日
火曜日

ランチ
コルトンブル
ランチ
サーロインステーキ
サラダ
スープ
前  説

 最近新装丁となった某秋田の街インフォメーション誌。何て言うかソノ変身振りは、書店に買いに来た人が、街インフォメーション誌ドコにありますか?と、店員に聞かずには探せない人もいるんじゃないかと思わせる程である。以前の装丁が、一般的な情報誌然であったとすれば、今回の装丁は品のある感じ。人によってはファッション誌やインテリア誌と勘違いしてしまう可能性もあるかもしれない。ku:nelに似ていると言うか、TITLeっぽいと言うか。何にせよ、ワンランク上がった印象を受けずにいられない。

 その雑誌をパラパラやっていたトコロ、とあるページが目についた。イカした感じの洋食屋っぽいソノ店は、食べ物重視の飲み屋と言った風情か。いや、良く見るとカフェレストランと書いている。昼にランチもやっていると言う。ランチの写真も誌面に載っていて、なんだか美味しそうである。\650と言う価格も魅力的だ。近い内にコノ店で食べたみたいなぁと思わせるに充分であった。

 と言いながらも人生一寸先は闇。以前から気になっていた別の店にランチをしに行ってみた。が、付いた途端にソノ店が営業していないコトが解った。どうやらランチは、金土日祝のみ営業しているらしい。多くの場合、土日祝が休みです!と謳っていると思うが、コンナ店があるなんて。まるっきり裏をかかれた格好のB食クラバーは途方に暮れ、ランチ難民と化すトコロであったが、幸いにも某街インフォメーション誌の記事を思い出し、ソノ店であるトコロのピュリティに向かうコトにした。

 初めて行く店なので案の定迷った。店は仁井田の街中にあるのだが、ソノ狭い(失礼)場所を、コレ以上迷い様が無い!って位に迷った。だからと言って、ソノ辺りの地理に、ヤケに詳しくなったかと言うとそうでもないのがツライ。ココでもし、周辺の店名等に詳しくなっていたら、迷った時間も無駄にならずに済むというモノだが。いや、ソレ程情報収集能力に優れているのならば、最初っから迷うハズも無いであろう。

 店名をナカナカ思い出せないのも、迷子に拍車をかける。どうにか店に辿り着いてからソノ理由が、ピュリティと言う聞き慣れない言葉だからだと解った。ピュリティ。チョットなんかプリティって言おうとして噛んでしまった様な印象を拭い去るコトが出来ないコノ言葉は、どうやらホントにある英語の様で、purityと書き、清浄・清潔・潔白と言う意味がある様だ。自分の英語力を棚に上げ、プリティを言い間違った等と言ってしまい、恥ずかしいったらアリャしない。しかし、敢えてコノことを告白する自分自身をピュリティであると言ってみたい。…ワケ解らん。


Comment

 チョット大きめの1軒屋っぽい建物の中に、3つ程の飲食関係っぽい店が入っている光景に、若干の違和感を憶える。コレがせめてビルだったら、そんなコトは微塵も感じないのだろうが。

 そんな戸惑いを感じながら店内に足を踏み入れると、イキナリ目の前に、壁。あれっ?フツーは広い部屋があって、ソコにテーブルと椅子が並んでいるんじゃないですか?とか思うと、階段発見。1階は入り口ダケで、どうやら2階で食事をするらしい。階段を上り始めようと思った瞬間、『いらっしゃいませっ!』と声がかかる。1階は入り口ダケかと思ったら、厨房もあるらしい。言われるままに2階に上がる。

 2階には女性店員が待ちかまえていた。飲み物はココで提供されるらしい。テーブル席、カウンター、小上がりとある店内の、ドコに座ろうかと思ったが、今回は一番気軽そうなテーブル席に座ってみた。

 メニューを開いてみる。飲み物や食べ物、海老フライ、サーロインステーキ、ビーフシチュー、ピザにスパゲティなど、イッパイありすぎて何を注文して良いか解らない。街インフォメーション誌にはランチが紹介されていたので、ソレを頼んでみようと思い、ランチの内容を聞いてみた。すると、イマイチ怪訝そうな顔をして、『豚肉を○×△したモノです。』との返事が。

 ソンナ言葉を返されて、自分では解らないが恐らく、コチラもキョトンとした表情をしていたのではないだろうか?怪訝とキョトン、コノ対決は一体ドチラに分があるのか。何だか解らないが、最近個人的に豚肉再発見!とか思っているB食クラバーは、豚肉のランチって聞いたダケで、注文するコトにゴーサインを出してみた。ソレを聞いた女性店員は、階段を下りて1階へと向かって行った。

 そうか!厨房が1階にあるから、ソレを伝えるためには階段を下りなきゃいけないんだ!とか思っていると暫くして、ランチのサラダが運ばれて来た。\650のサラダだからと、それ程期待していなかったのだが、量も多いし、ドレッシングも良い感じ。カブの柔らかさが心地よい。

 とか思っていると今度は、スープが運ばれて来た。はぁ〜、このスープも美味しいなぁ、とか思い始める前に、他の思考が頭を過ぎる。…コレってヒョットして、料理が出来る度に、1品1品1階と2階を上り下りしているのだろうかと!女性店員はニコヤカに料理を差し出してくれるが、ソノ裏には何て辛い事実が隠されていたのだろうか。今、コノ時間帯は空いているから良いようなモノの、ランチタイム真っ只中の忙しい時はどうなるんだろうかと心配にならないでもない。

 ソノ様は、絶え間なく繰り返されるスクワットにも似ている。そしてソンナ激しい運動を1時間以上も繰り返して、疲れ果てたりしないだろうかとか思ってみたり。B食クラバーには、到底マネできそうにない。

 運ばれて来た料理はフライ。豚肉の…と言っていたので、豚肉のフライだとは思ったが、食べてみると、チーズとハムを豚肉でくるんでフライにしたモノであった。チーズのコッテリ具合と豚肉の相性が抜群のコノ料理のおかげで御飯が進む☆進む。

 帰りしなに店内を見てみると、本日のランチについて説明書きがされていた。料理の名前は『コルトンブル』。こうやってチャンと書いているのに、ワザワザ聞いてくるなんて変わった客だなぁと、女性店員は思っていたに違いない。

 そしてランチを食べ終えた頃に、他の料理メニューについても安くて美味しいそうなモノがイッパイあるなぁと気が付いたB食クラバーは、コレから何度もコノ店の階段を上り下りしてみたいなぁと思うに至った。