店  名
 無国籍料理 しゅんよう
食べた日
2004/09/08

住  所
 秋田県秋田市泉菅野2-9-18
営業時間
11:30〜23:00

電話番号
 018-863-1581          しゅんようのBilogへ>
定休日
 

オムライス
日替わりランチ
日替わりランチ
サラダ
前  説

 One fine day, Also sprach the Queen. (ある晴れた日、女王様は斯く語りき。)

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 今日は、某茶さんとランチして、オムライスにやられてきました。
やっとの事で完食しましたが、笑うしかない状態にお腹パンパンです。
 あっさり美味いので食べられちゃいますけど。
 ( * ̄ω ̄) レフティの昼休みには、ちと遠いね♪
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 な・な・な・何ですとぉ!そんなオムライスがあるとはツユ知らず。ハンバーグとスパゲティとウニの次ぐらいにオムライスが好きなB食クラバーにとって、コレは全く以て聞き捨てならない情報である。

 やっとのコトで完食可能で、笑うしかない程にお腹が膨れるとは一体どう言う量なのか?しかもソンナ量にも関わらず、アッサリしていて美味しいから食べられるとはどう言うコトか?ちょっとB食クラバーも誘って下さいよ!とか思ったのだが、どうやらB食クラバーが昼に食べるには少し難しい場所にあるらしい。B食クラバーの昼休みを考え、ムリだと判断したので誘えなかったと言う女王様の、ロイヤルな思いやりであろうコトは、誰の目にも明かである。

 その後、女王様の話などを聞き、泉にある『しゅんよう』と言う店で、そのオムライスは食べられるらしいコトが解った。確かに泉ではB食クラバーの勤める会社からチト遠い。女王様からのお誘いがなかったのも頷ける。しかし、どうしても食べてみたい。何だったら、『スイマセン!お客さんから緊急の用件が入ったんで行ってきます!』とか切羽詰まった表情で出掛けて、そのまま食べに行ってしまうか!とか考え無くもなかったが、会社に戻ってから、『どのお客さんだ。』とか聞かれたら返答のしようもないし、何か美味そうな匂いが体中から漂っているだろうし、その後のB食クラバーがどんな目にあうかは、恐ろしくて想像したくない。

 デミグラスソースに浮いてるオムライス。ダブルと頼むと二段重ねで来るオムライス。初めて聞く異国の言葉の様な響きを持つコレらのキーワードが、B食クラバーの頭の中で、いつでもグルグルと駆け巡っていた。


Comment

 何個も連続して台風が日本列島に上陸する場合、『今年は台風の当たり年ですね。』とか言う言葉が、まるで何かのキーワードの様にマスコミで語られるモノだが、今年は聞いたコトが無い。ただ単にB食クラバーがニュースなどを見ていないせいだろうか。今年、秋田には3つめの台風が上陸。その台風18号が北海道に上陸を始めていた朝、秋田には台風通過後の強風が吹いており、B食クラバーその中を、能代市目指して車を走らせていた。

 その前に台風が秋田に上陸した時も、B食クラバーは能代で仕事。B食クラバーと台風の微妙な関係が職場で話題に挙がりつつあるが、もしそんなコトが出来たら人間じゃないし、TVや映画で見る限り、それは決まって悪者の役なので遠慮したい。一所懸命働いて、最後に正義の味方にやられるのは切ないし。

 台風が吹き荒れる中、無事に目的地に到着し、仕事も終了。あとは会社まで帰るダケであるが、準備がよかったせいで仕事はアッと言う間に片づいたので、会社に戻ると丁度お昼頃になると予測された。自分の仕事に対する取り組み姿勢に、一人悦に入るB食クラバーであるが、単に早く帰りたかったダケと言われれば、それも当たっているので何も言い返すコトは無い。

 チョット早めに能代でお昼を食べてから帰ろうかなぁ…と考えを巡らせた時、ふいにオムライスのコトが頭に浮かんだ。普段ならチト遠いと敬遠がちだが、会社からしゅんよう迄の距離は、能代から見れば圧倒的に近いし、遠出しているんだから少し遅れる位許されるだろう。今日のランチはしゅんようで!と決めた。

 しかし、場所が解らないので、女王様に聞いてみた。あの辺のスグ解るトコロにあるよ!ってコトだったので、特に用心もしないで探してみたらホントにスグ解った。コレから道案内は全て、女王様にして貰うのが良いかもしれない。

 看板には無国籍料理しゅんようと書かれており、ヒョットして夜の営業がメインの店かと思われる。しゅんようには8台程の駐車スペースがあるのだが、空いているトコは2つしか無い。もしや大混雑か!と思ったが、取り敢えず店内の様子を見てみようと中へ入ってみた。すると!B食クラバーを迎えてくれたのは、8゜ペットマペットの様な頭巾を被った巨大な2ョ62ョ6。その傍らでは、8゛ルタン星人がハサミをコチラに向けて睨みを利かせている。その他にも幾つもの動物や宇宙人や不思議生物が並び、突き刺す様な視線をB食クラバーに向けていた。

 そんな感じで動けずにいると、女性店員が来てテーブルへ案内してくれた。動揺をしながら席に着く。店内には4人掛けのテーブルが7個位あるのだが、埋まっているのは3個のみ。表の駐車台数と比例しないが、皆別々にしゅんように集合したと言うコトだろうか。本日のランチはA〜C迄の3種類らしい。オムライスと即答。メニューにダブルとは書かれていなかったが、頼んでみようと思った瞬間、視界の隅で他のテーブルに運ばれたオムライスを確認。ダブルは不可能であると判断した。いやもしかしたら、あの量がダブルかもしれないが、それでも半分で丁度良い量に感じた。それ程のボリューム。

 注文を終えてホッとしたB食クラバーは、改めて店内を見回してみた。すると目に飛び込んできたのは、アフリカの原住民が身に着けていそうなお面。マヤ文明から発掘された遺跡の様な人形。ブードゥー教の悪魔面みたいなモノから仏面まであり、無国籍と言うよりもジャンル無し、ボーダーレスと言う言葉の方がシックリくる。

 そんなコトを考えている内にオムライス到着。本気でデミグラスソースの中にオムライスが浮いていた。そして驚くのはソノ大きさ。実際に計っては無いが、長さ25cm、高さ5cmはあろうかと推測される。さっき見た他のテーブルのオムライスはアレで一人前だったのだ。アレが2段重ねで来るオムライスなど、とても食べきれるモノではない。運動部の高校生でも如何なモノか。実際に食べた人がいるとはニワカには信じがたい話である。

 何げにテーブルに置かれている調味料入れを手に取ってみると、中にはエリーケ(くるくるパスタ)が入っている。…何コレ?出ないじゃん!とか思って次の調味料入れを見てみるとサイコロが入っていた。…何コレ?出ないし遊べないじゃん!とか思って更に次の調味料入れを見てみると、ミイラ男の人形みたいなモノが3つ入っている。…何コレ?出ないし遊べない上にワケ解んないじゃん!と思いながらオムライスを食べ始めた。

 オムライスには正統オムライスと半熟オムライスの2種類が、モットちゃんとした名前であったハズだが忘れてしまったので、ココのオムライスは薄焼き玉子で包んだ正統オムライスのハズなのだが、その大きさとデミグラスソースへの浮かび具合は、正統の名を与えるのに相応しくない。途中、ケチャップライスの余りの多さに、ケチャップライスのデミグラスソース掛けを食べているのでは無いかと言う錯覚に捕らわれる。この量でサラダとスープとコーヒーがついて\800とは、どんな食いしん坊でも納得のコストパフォーマンスであろう。

 大量のオムライスを体内に吸収し、会計をしようとしたB食クラバーは、カウンターの上にピーポーくんを発見した。時間と空間をまるっきり無視したインテリアに、こりゃ収集付かないなとか思っていたのだが、この混沌とした中を、ヒョットしたらピーポーくんが整理しているのかもしれない。正に日本国警察の面目躍如と言ったトコロである。埼玉県警出身の銭形警部が聞いたら、涙を流して喜ぶに違いない。