FOOTBALL

<2003/03

2003/01>

2003/02/28


 ギリシャに抜かれるのも時間の問題。

 今年に入ってから、何年振り!とかって書くコトが多いのですが、マタやってしまい
ました。UEFAカップ、ドイツのクラブがクォーターファイナルに1コも残らなかったのって
実に20年振りのコトだそうでゴザイマス。

 シュツットガルドもヘルタも、負ける様な相手と戦ったワケでも無い様な気がするん
ですケド。昨シーズン、CLとUEFAカップ両方ファイナリストに名を連ねたのはサッカー
の神様の、単なる気まぐれでしかなかった様です。

 ここ2シーズン程、イタリアのクラブがCLのラスト8に入らなくて、カルチョもようやく終
わったな、と思っていたのですが、同じ目と言うか、より酷い状態になりそうで怖いで
す。なんつってもイタリアのクラブは、UEFAカップの方には顔を出していたので。

 ドイツはCLもUEFAも両方ですよ。いや、CLではBVB09がまだ望みを繋いでいるんで
すケド、かなり厳しい状態です。ザマーが拳を振り下ろすトコロなんかもう、見ていて
楽しかった、いや辛かったです。リーガで優勝争いと言うか2位争いをしているチーム
がコレでは、ドイツのレベルも知れているってなモンですたい。

 いわずもがなのバイヤーは、勝点を1つも稼ぐコト無く敗退するコトが早くも決定して
いるかの様です。CLに出場してお金を得るコトは出来たケド、替わりに名誉を失って
しまった様ですな。来季はツバイテでがむばって頂きたし!

 …結果、バイエルンの1次L敗退が痛かったワケですが、今ミランと戦ったらバイエ
ルンが勝つだろなって感じはしています。ってなワケで来シーズンは大丈夫でしょう!
チームにフィットしたバラックと、復活したダイスラーが、今シーズンの出来事を忘れさ
せてくれる様な活躍を魅せてくれる!ハズ。

 バイエルンが敗退してくれたオカゲで、今シーズンのCLはマンU1チームだけに集中
出来るのですが、ハムストリングのギグスに再燃したインテルへの移籍話を、ギグス
本人が否定しました。

 なぁ〜んか風物詩って感じ。FAカップ、途中で交替した時も、ファギーはギグスのコ
トをベンチ前で暖かく迎えていたモンね。ベックとは違ってギグスには、ファギーとの確
執なんて無いんだろな。ファギーの方がいらない!って言わない限り、ギグスの移籍
は無いと思われ。

 ギグスの契約はあと3年だって言うし、ファギーもあと3年延長って話もあるし、ひょっ
としたらココに何かの符号が!?相変わらずの深読み、申し訳なし。

2003/02/26


 やすむちゃんでぇ〜す!

 

 2月12日から1週間、カメルーンを訪問していた中津江村御一行様を
代表して、日本一の癒し系村長、坂本休氏が川淵キャプテンと御対面。

 やはりチューリップハットは必需品なのか?去年のを保存していたの
か、新しく作ったのか知りたくもあるが、そのカラーリングの謎に迫りた
い心を押しとどめるコトは難しいです。

ホッとします。


 今秋不屈のライオン達が来日する際は、再び中津江村でキャンプを行う約束をとり
つける等、巧みな外交手腕を発揮。その試合が国立とか横浜国際でやるのだとした
ら、ものスンゴイ寄り道になる様な気がしますが、日本国民もそれを望んでいるのだ
ろうし、秋には再び中津江村フィーバーが起こるに違いありません。

 ココまで影響力を持つに至った坂本休氏&中津江村を無視できなくなったのか、川
淵キャプテンは、噂される市町村合併後の名前を『最低限、中津江村市にすべき。』
何て言う、村なんだか市なんだか一瞬判断に迷う様な名前を提案。訪米をキャンセル
出来なかった動揺が、こんなトコにも滲み出ております。

 コレを受けて気が大きくなった(かも知れない)坂本休氏は、『名前が残らないんだっ
たら合併は拒否。村民の根性さえあれば村は維持できる。』と言う精神論を披露。根
性で村が存続できるのならば、是非ともやって頂きたいと思います。エムボマ村って
ネーミングも魅力的なのですが。日田市中津江町じゃダメなんですか?って言うか日
田市中津江村で良いじゃないですか?何が問題なんだろ?

 札幌を解雇された後フリーの小倉ですが、オランダ2部に所属するスパルタの練習
に参加しているコトが判明。何度か噂されて来たレフティモンスターのオランダ復帰で
すが、今回はただ練習に参加しているだけなのだそうで、何だかとっても寂しいです。

 エクセシオールにそのまま残っていれば、今頃は別の小倉を見るコトが出来たかも
しれません。高原と小倉の2トップも良い感じじゃありませんか。返す返すも五輪キャ
ンプ中のあの怪我が恨めしいです。

2003/02/26

MAN UTD.


 icing on the cake.

 CL2次リーグ第4節。マンUはデッレアルピに乗り込みユーベと対決。先週オールド
トラッフォードで行われた試合では、ユーベの主力にインフルエンザ患者が続出し、
一時は開催延期迄検討されていたのだが試合は強行。1軍半と言うよりも、限りなく
2軍に近いユーベ相手にホームで2-1と、最近のプレミアでの低調振りが顕著に伺わ
れる内容で、レギュラーが復帰したユーベ相手には苦戦が予想されていたアウェー。

 FAカップを敗退したマンUは、タイトルを1つでも良いから獲りたい!の意識が見え見
えで、週末のワージントンカップ決勝用に、ギグスと伊藤英明を温存する徹底振り。
って言うか、FAカップ敗退の原因は決定機をことごとく外しまくったギグスにあるので
は無いかと思ったりもするのだが、ソルシャーとギグスがピッチに立って、ギグスがFW
でソルシャーがLWなんて采配も謎だった。

 今年初めてスタメン出場のブレーメ似@元トッティ似は、開始8分で足
首を負傷し、ギグスと交替。ココからギグスのショータイムが始まる。先
週末のプレミアリーグ、ボルトン戦での散々な内容から戦犯に挙げられ
ていたセバからの綺麗なパスをギグスが左足でゴール。

 セバもセリエのチーム相手だと別人の様なパフォーマンスを披露。
やっぱラテン人にはラテン系のサッカーがあうのだろうか?

袖を持って走ります。


 更に久しぶりに魅せるギグスの真骨頂。ドリブルから切れ込み、右足
で(!)シュート。ブッフォンの守るゴールネットを揺らす。FAカップでは
右足で撃ったら入りそうなトコロをワザワザ左足に持ち替えて得点チャン
スを失っていたダケに、汚名返上の1発か。

 もしこのゴールがきっかけとなって、FAカップを逃したけれどもCLに優
勝するのなら、それ相応の代償であると思いたい。

やりまっせ〜


 最近パフォーマンスが落ち気味のコトや、モラッティの発言等により、やたら現実味
を帯びていたギグスのインテル移籍だが、今日の2ゴールが周囲の雑音を沈める特
効薬となりうるか?

 今シーズン低調なのは、珍しくシーズン通して試合に出場しているからだよなと思っ
ていると、やっぱり!ギグス負傷。持病のハムストリング。好事魔多しとはこのこと。
コレからのシーズンに影響しない怪我ならば良いのだが。

 交替出場した伊藤英明が1点決めて、試合は3-0でマンUの勝ち。昨季セリエ優勝
チームで、現在もセリエの優勝争いをしているチームのホームゲームでコノ点差。好
調とは言えないマンUにコレでは、やはりセリエのレベルを疑うべきか?モラッティは
ますますギグスを欲しくなるかも知れない。

 え〜、7季連続のトップ8は史上初なのだそうです。

2003/02/25


 末は中国代表監督か?

 中国甲Bの天馬クラブへ移籍し たガッザ。その後の音沙汰って、きっと伝わってこな
いだろうなって思ったし、気が付けばロンドンのパブで飲んだくれているモノだとバッカ
リ思っていたが、初出場した試合でハットト リックを決めたらしい。

 え〜っと、元スター選手がアジアのクラブに移籍して緒戦でハットって言うと、ジーコ
を思い出す。93年のJ開幕時、プレシーズンマッチでラツィオと良い勝負して昇り調子
の名古屋に対して5-0と快勝。3点がジーコ、2点がアルシン丼。オフサイドじゃないの
にオフサイドにされて、ノーゴールの悲哀を感じさせるリネカーの薄笑いが今でも強烈
に印象に残っています。その後鹿島は、Jでも屈指の強豪になったワケですな。

 似ている!って思ったが、ジーコはまがりなりにも1部リーグでの結果、ガッザは2部
リーグ。日本と中国にそれ程の実力差って無いと思うし、じゃぁガッザって×ですか?
と思っていたら、途中出場の様だ。どれぐらい途中なのかは解らないが。途中出場で
ハットって凄いじゃん!って思ったら、公式戦では無く練習試合の様で。…何から何
迄が判断に苦しまざるを得ない微妙な状況。

 コレから天馬が鹿島の様に、中国を代表するチームになるかどうかはサッパリ解ら
ないが、ガッザには何処ででも良いからプレーを続けていて貰いたい。そしてコレから
後も、ガッザに関する情報が世界中に、(せめてアジア中に)伝わるコトを希望します。

 最近マンUと言うか、ファギーと完璧に決別するコトを心に決めたのか、インスがファ
ギーについて、ラウドスピーカーの様にしゃべりまくっています。最初に口を開いたの
はベックが怪我した件で、敗戦後のロッカールームでのファギーはホンマに酷いでっ
せ。って言う内容で、それはさもありなん、ま、しょうがないでしょうやって感じもあった
のだが、今度はクラブの試合を優先して、代表の試合にはあんまり出んなやってコト
もあったって発言した。

 コレもある程度想像つくコトなんだケド、ファギー対エリクソンの構図がハッキリして
いる今、火に油を注ぐ格好になったのは間違い無し。段階を踏んで洒落にならなくな
るインスの発言。次は一体どんな言葉が飛び出すのか?非常に気になります。

2003/02/17


 SCHOLL'S SHOW.

 すっかりヘスラーの姿が見当たらなくなったミュンヘンダービー。
前節でカーンの無失点記録は途絶えましたが、これからマタ記録
は作れそうな気配が漂ってきます。アウェーのバイエルンが5-0と
大勝しました。

久々の大勝


 何故かCL用のユニフォームを着てブンデスリーガの試合を戦うバイエルン。ちょっと
格好悪いです。それとも最低何試合は着るコト、何て言う決まりゴトでもあったのだろ
うか?ミッドウィークが国際Aマッチデーで、代表選手を多く抱えたバイエルンは低調
な出だし。口火を切ったのは、もはや代表引退ってコトで話は決まってるのだろか?
少々ガッカリ&カナリ残念のショル。22mのFKを直接叩き込みました。
 

 更にショル、リザラズ、ピサロと得点を重ね、クライマックスは80分。
エウベルに替わって出場したダイスラーからのボールをショルが叩き
込む。新旧プレイメイカーって言うかチャンスメイカー夢の共演。

 代表では見るコトの出来ないホットラインが繋がり、ショルは'93年以
来、約10年振りとなるハットトリックを成し遂げました。

代表戻らん?


 バイエルンでの通算80ゴール目をハットトリックで飾るとは。地味なんだか派手なん
だか良く解りません。ミュンヘンダービーでは'80年の6-1以来の大勝だそうで、んー
コノ勢いをヨーロッパの舞台でも発揮して欲しい!って思うワケですが、現在その機会
は0。悔しいったらありゃしない。バイエルンに集中させると言うのは、カイザーの思惑
通りなのだろうか。

 昨シーズン2位のバイヤーは今シーズンずぶずぶで、ツバイテ降格が目前に迫って
おります。ゼロとバラックのバイエルン移籍がそんなに大きな痛手になるとは思っても
いませんでしたが、トップメラー、遂に解任と言うコトになってしまいました。某カタルー
ニャのクラブとは違い、監督の責任ってのはソレ程大きくないと思うのですが、コレも
勝負の世界の掟と言うコトでしょうか。コレが両者にとって幸運な結果を呼ぶコトを願っ
て止みません。

 そのカタルーニャのクラブは、アンティッチ就任2試合目で久々の勝利。オフェルマウ
ス、メンディ、リケルメ等、前監督の元では干されまくっていた方々が試合に出場して
の結果だけに、オランダの無能監督排斥派にとってはウレシイところ。クラブの実体を
ホンの少々知ってしまった今となっては素直に喜べませんが。ま、このままガンガン
連勝街道を突っ走って、アンティッチには来季もバルサで指揮を執って欲しいです。

 監督問題で言うと、マンUは昨年引退を明言したモノの、後継者が見当たらず、しょ
うがなく契約を更新したファギーと、更に契約を延長しようとしているみたいです。まあ
別に無理して替えるコトもないと思うケド、このまま言ったら、北島@明大ラグビー部監
督みたいになってしまいそうですわ。

 も1つ。今節レドンドの出番が無かったミランでは、アンチェロッティが長期契約の模
様。じゃ、来年もレドンドはミランにいるかな。

2003/02/16


 まだまだ走るカニ。

 先日スコットランドプレミアリーグで、珍しくもヘディングによりゴールを決めたカニで
すが、(その姿は今月一杯放送される模様。スカパーでね。)来シーズンの契約は、
今シーズンの終わり迄待ってから判断されるのだとか。選手的にそれはキツイ。

 シーズンが終わる頃には、新シーズンのチームがあらかた決まっているのが通例。
つまり現状では来シーズン、カニとは契約する意思が無いと言うコトに他ならない。
ココからめざましい様な活躍を見せればクラブも考えるかも知れないが、ソコまでやる
必要があるかどうかも疑問。

 カニ本人は、まだまだコレから数シーズンは現役続行を望んでいる様なので、MLS
行きも視野に入れているとか。せっかくスコティッシュプレミアがスカパーで放送され
る様になって、かろうじてカニを見るコトが出来る環境が整ったワケだが、その途端に
アメリカに移籍されたんじゃ、流れる涙も枯れ果ててしまうっちゅうもんです。

 スカパーも昔はMLSを放送していたケド、最近は放送してないし。って言うか見て無
かったケド。カニが移籍したからって理由で放送される…なんてコトは無いだろな。今
シーズン、残りの試合は全て録画して、永久保存版DVDを作ると自分的にカナリ満足
かも。誰も欲しがらないだろうケド。

 契約を打ちきられる選手がいれば、更新される選手もいるモノで、この度、伊藤英
明が、マンUと5年契約を結んだそうです。なんだか凄いコトになってるな。5年ってカナ
リ長くないですか?他にそんなに長期間に渡って契約している選手っているんだろう
か?こりゃファギーも引退できないワケですな。

 更にアルゼンチンでは、02W杯でカニとRWのポジションを争った(?)オルテガが、
フェネルバチェを退団した。今後はリーベルに戻るらしい。イタリア移籍時にも結果を
出せず、リーベルに戻ってから復調していた様だが、フェネルバチェではやっぱりダメ
だったか。もう一度リーベルに戻るオルテガの今後はどうなるのだろうか?

 引退臭い話を続けると、先日のマンチェスターダービーを、試合直前の練習中の怪
我により欠場したシュマイケルが、その怪我が原因かどうか解らないが、今シーズン
限りの引退を示唆している。怪我が治らなければ引退するってコトらしい。こうやって
次々に辞める人が増えるってのは寂しい現実ですな。

2003/02/13


 19年振りの敗戦。 あたし達の相性は最高だったのに。

 ドイツ代表はマジョルカで、03年初のテストマッチをスペイン代表と行いました。去年
から怪我人続出のドイツ代表は、相変わらずコノ試合でも怪我人が続出しており、コト
のついでってフェラーが考えたかどうか解りませんが、若手を何人か使ってきました。

 ラウがスタメン、バリッチとラウトが途中出場と言うコトで、3人がAマッチデビューを飾
りました。ラウトは年末のチャリティーマッチでゴールを決めていますが、あれはリーガ
選抜外国籍選手チームが相手だったから、テストマッチじゃなかったので。

 彼らヤングガン(ドイツにも使って良いのだろうか?)の活躍に期待したのですが、
ラウールのスペイン代表ゴール数更新の為の引き立て役にしかならなかった様です。
ラウールは32分に先制後、77分にもPKでGET。自らの記録更新に華を添えた形とな
りました。って言うかカーンの無失点記録はラウールの様な選手にコソ破って欲しかっ
たです。バラックとハマンは欠かせないと言うコトですな、ヤッパリ。

 ハマンと言えば、レッズから移籍するなんて話もぼんやりだケドあったみたいで、
ウリエが非常に驚いていると発言していました。ハマン程中盤のバランスをとるコトが
出来るMFって他に知らないし、いても何人か数える位しかいないでしょう。結局その
話は、噂の噂位で終わったみたいですが、06WMも控えているコトだし、今後のハマン
の動向からは目が離せませんな。

 セルビアモンテネグロは、国名が変わった記念すべき第1試合目を、勝利で飾るコト
が出来ませんでした。2-2のドロー。EURO04予選の公式戦とは言え、アゼルバイジャ
ン相手なのだから楽勝かと思われたのですが。コレで消化試合数が並んでウェール
ズが単独トップ。ガンバレよ、ウェールズ!

 そのウェールズはボスニアヘルツェゴビナとテストマッチ。重要ではない試合には出
場しない(様にファギーに教育されている)ギグス以外はベストメンバーを組んだハズ
ですが、2-2のドロー。ココいらで一気にメッキが剥げて来る可能性大。2002年は確
立大変動の年だったのか?(それはドイツ代表にも言えるコトだが。)とにかく、あと
チョット踏ん張って貰いたいです。

 ガスパール、予定より早く辞任したみたいですな。

2003/02/12


 どうせ3年後には分離。

 今シーズン2回目のマンチェスターダービー。ミュンヘンの悲劇から46周年だそうで
マンUの選手達は左腕に喪章を巻いている。両チーム共#1が怪我で欠場と言うのが
少々残念。シティ側では、リーズから移籍してきたファウラーが、アネルカと初めて2
トップを組むのが魅力的。マンUはギグスが上がり気味で左右どちらのスペースにも
顔を出し、ベックがセントラルに引き気味で、左右両方のスペースを埋める。

 前線に上がって久しぶりにキレキレのギグスのセンタリングから伊藤英明がGET!
その後ベックへの明らかなPKが流されてしまう。ここからベックが怒!強烈にピッチを
走り回る。最近控え気味だった右サイドからのセンタリングが冴えまくる。フィールドを
ワイドに使ったギグスとベックのワンツーも連発。圧倒的にマンUが試合を支配する。

 後半シティはゴーター投入。その僅か30秒後にセットプレーから決められてしまう。
コレでジエンド。振り返ってみれば、何度か訪れた超決定的なチャンスをモノに出来
なかったのが敗因か。ゴーターはユーベ戦で活躍する中田を彷彿させる。せっかくロ
ベールが頑張ってガナーズと引き分けてくれたのに。勝点差を1にするチャンスをみす
みす棒に振ってしまいました。ま、勝点3差をキープできたのは良かったコトか。

 ブライアンカーが新監督になったので、アイルランド代表への復帰が待たれていた
ロイキーンですが、なんと自分から代表引退を宣言してしまいました。今回のスコット
ランド代表とのテストマッチには召集されていませんでしたが、EURO2004の予選が
始まったら復帰する!と両者の間では青写真が出来ていた様なんですケドね。

 してやったりなのがファギー。チョット前からメディアに対し、キーンは代表には復帰
せずに、クラブに専念した方が良いだろうって言っていたのです。それより以前には、
キーンは36歳迄プレーできるとかって喋ってて、おいおい幾ら何でもソリャ無いだろ!
って思っていたのですが、全てはココに繋がる伏線だったのですな。

 ファギーとドクターとキーンの3者面談でも行われたのだろうか。時々したり顔で頷く
ドクターの表情に、はい、お二人の言う通りにします、とついついキーンも思ってしまっ
たのかも知れない。EURO出場がヤバクなったら呼ばれそうな気もするケドね。

 新憲法が受諾され、ユーゴスラビアはセルビア・モンテネグロへと国名を変更しまし
た。3年後には両国が更に分離するかどうかを決めるのだそうです。分離したらサヴィ
チェヴィッチはモンテネグロの監督になるのだろか。色々な問題が山積みなのだとは
思いますが、1サッカーファンとしてはどうにかならないモノかと寂しさで一杯です。

2003/02/10


 21年間勝利無し。736分→803分。おめ。

 カーンの連続無失点記録がかかったHSV戦。『うほうほうほほうっほ。』(対訳:貴様
ら、もし記録作れなかったらどうなるんだか解ってんだろな!)と言う脅しと言うか、い
つも通りと言うか、その辺歩いている素人なら間違いなく立ちすくんだ後、少々緩んで
しまいそうになるプレッシャーを受けて、バイエルンのフィールダーは皆、怖くて攻撃を
仕掛けられなかった様です。

 ピサロが1点獲った後は、カーン様のためにヒタスラ守りを固めます。左サイドをゼロ
が駆け上がろうとすると、拳で両胸を連打して、野性味タップリの声をスタジアム中に
轟き響かせます。ゼロを見やり、『うっほうっほうほっほうっほ!』(対訳:今は胸を叩い
ているケド、試合が終わった後は貴様の頭を叩いてやる)等と言ってはサイド攻撃を
止めさせ、コバチ兄弟が幼少時代からの仲の良さを彷彿させる美しいワンツーしなが
ら、HSVを崩そうとすると鋭い眼光を光らせ、何も声は発しないんだケド、ビビッたコバ
チ弟がカーン様にバックパス。足の震えが止まらない弟を優しくあやしてあげた兄の
姿にスタジアム中が涙した(かも知れません)。

 とにかく、ようやくカーン様の無失点記録が更新され、今日の試合も終わるぞ!やっ
たぁ!ラッキー!とか思っていたロスタイムに、悲劇は訪れました。90分間良いトコ無
しのスシボンバーが高い打点からのヘディングシュート。2分前に試合が終わったぁ!
と安心しきっていたバイエルンの選手達が棒立ちで見送る中、ボールはカーン様の守
るゴールのネットを揺らしてしまいました。

 その後、ロッカールームで何が起こったのか?恐ろし過ぎて伝えるメディアは1つも
ありません。おそらく怪我人が続出しているハズです。来週のバイエルンは、カーンと
バラック以外知らない人達で構成される可能性大です。もちろんヒッツも例外ではあり
ません。時間稼ぎのためにダイスラーとツィックラーを入れ、その時間のためにロスタ
イムが増えたのですから。来週からバイエルンがどうなるのか?怖くて正視できませ
ん。特にリザラズ。リンケは頭撫ですぎ。って言うかピサロはチャンス潰しすぎ。

 不幸中の幸いと言うか、BVBとブレーメンが共に負けたので、バイエルンは2位に勝
点8差を付けて首位をキープ。悪運が強いと言うか何と言うか。次回からはバイエルン
以外のチームからゴールを奪って下さい>高原。

 え〜さて〜、前節のモデナ戦に引き続き、強豪ペルージャが相手にも係わらず、2戦
連続スタメンに起用されたレドンド。今シーズンの出番は下位チームと当たる時のみ
かと思われたがさにあらず。ホントはレドンドを使いたくてしょうがないのか、思ったよ
りもピルロの疲れが激しいのか、はたまたアンチェロッティがメチャクチャ勘違いをして
しまったのか?あえてレドンドを起用する意図が解らないまま0-1で敗戦。首位陥落。
次節からレドンドの姿はピッチ上に無いかも。悲しいです。

 高原はゴールを奪ったモノの、バティは未だノーゴール。…。このママじゃ今シーズ
ン終了後のキャリアは真っ暗。何処相手でも良いし、どんなんでも良いからゴールを
決めてつかーさい。

2003/02/09


 元から絶たなきゃダメ。

 ガスパールが遂に辞意を表明したそうです。やたっ!コレでやっとバルサも正常化
するぞ!なんて、チョット前までなら思っていたトコロですが、色々勉強いたしまして、
コレだけではダメらしいコトがうっすらと解ってきました。

 バルサってのは偉い人が異常に多いクラブなのだそうです。重役20人、名誉職6人
顧問幹部32人。一体何のためですか?と頭を抱え込みたくなる位の多さです。バル
サは昔からの強豪だし、伝統もあるし、と言うコトは金も生むし、そう言うトコロに、そう
言う人が沢山集まって今の様な状態になってるって感じがします。

 クライフはガスパールだけじゃなく、その他に大勢いるクラブ関係者全員が悪い!と
言っております。ガスパールが辞任するダケでは足りない。バルサと言うクラブそのモ
ノが変革しなければ、この状況は変わらないと大意で述べている様です。

 ソシオって言うのが、ココに来て大問題になってる様な気もしますが、と言うコトはバ
ルサの成り立ちを根本から変えなくてはいけないってコトになってしまう。でもそうなる
と、バルサの存在意義が薄れてしまう。問題が明るみに出ても解決するコトが出来な
い。監督や会長が変わってチームの成績が上がったとしても、素直に喜ぶコトは出来
無そうです。

 スパーズとの契約は1年延長する模様のテディですが、この度発表されたイングラン
ド代表メンバーには登録されていませんでした。恋人とイチャイチャしまくって、前頭葉
の輝きが増す一方のエリクソンも、さすがに後2年はキツイと踏んだのか、残念で仕方
ありません。

 その替わりと言うか何と言うか、テディはサンダーランド戦で生涯300本目となるメモ
リアルゴールを決めました。あんまり聞いたコト無いケド、300ゴールってヤッパリ多い
んだろな。年20ゴール挙げたとして15年かかるワケだし。他に300ゴールってどれ位
の人が挙げているのだろうか?で、1番多くゴールを挙げた人は誰なのだろか?やっ
ぱペレだろか?調べればスグに解りそうだが。

2003/02/07


 明日に向かって。

 12日に行われるスペイン代表とのテストマッチに向けたドイツ代表メンバーが発表さ
れた。怪我のツィーゲとハマン、ついでにダイスラーとノヴォトニーがいない他はそれ
程変化が無いか。あっ、ヤンカーがいない。ようやくフェラーもFWを見る目が出来てき
たかと思うとウレシイ。アサモアも怪我か。先日復帰したボビッチが引き続き選ばれて
いるのもウレシイ。若手が4人程入っているので、テストマッチでは是非彼らを使って
欲しい。スペインとは相性も良いしね。

 サウサンプトンに所属していたカンチェルスキスは、試合出場機会を求めてアルヒラ
ルへ移籍する様だ。最近はそのプレー振りを見たコトはないが、やっぱ昔とは違うん
だろな。それを考えるとカニは凄いってコトか。アルヒラルってアジアのカップ戦かなに
かで日本のクラブと当たらないだろうか?その日を楽しみに待つコトにします。

 エメルソンにレアルとミランが興味を示しているそうで、レアルについては勝手にして
くれって言うか、その前にロナウドの移籍金をインテルに払え!って気もしないでは無
いですが、ミランについてはチョット待て!って感じです。

 エメルソンってレジスタ?あの〜、つい先日復帰したバカリのレドンドと、モロにポジ
ションが被るんですケド。レドンドって契約延長したと思ったんだケド、気のせいでしょ
うか?まぁ、使える選手が多ければクラブとしても助かるし、レドンドへの負担も減る
っつっちゃぁ減るので、その意味では良いコトだが。シードルフを手放す?ミレーネ@ロ
ナウド嫁との不倫疑惑が未だに囁かれているし、まだまだ色々予断を許しませんな。

 え〜、フェリペが新監督になったポルトガル代表ですが、02W杯後代表からの引退
を示唆していたフィーゴがキッチリと選ばれてますな。ルイコスタもフェルナンドコウトも
相変わらずいますわ。あの発言は何だったんだろう。…気のせい?さすがラテン系。

 スパーズはテディに1年間の契約延長を申し入れるらしい。さもありなん。現役引退
後は間違いなくスパーズのコーチングスタッフ入りするだろうし、ヒョットしたらマンUが
奪ってしまうかもしれないが、最低もう1年は#10の勇姿が見られると言うコトだ。つい
でにリーズへの移籍話が出ていたダッザだが、この話は無くなりそう。ベナブルスが
リーズの監督を辞めそうだから。クラブ側はオファーがあれば売りに出すツモリなんだ
ろうケド、テディと一緒にイツまでも使って欲しい選手です。

 '05年の合併予定に伴い、その存続が危ぶまれている大分県中津江村。その中で
坂本休村長が、合併後の市名の後に『エムボマ村』と名付けたいと発言したからさぁ
大変。総務省事務次官に確認したトコロ、問題は無いと言うコトだが、だったら○○市
中津江村で良いだろ!って感じもしないではない。インダミテーブル・ライオンズが村
に到着した日を村の祭日にする等、仰天プランも続出。坂本休氏からは、まだまだ暫
く目が離せそうにない。

2003/02/05


 ドイツ期待の星復活祝い

 ドイツカップ準々決勝が行われ、ブンデスリーガ1部の首位を独走するバイエルンは
(確か)ブンデスリーガ2部で、今シーズン負け無しの首位(にいるハズ)のケルンと
対戦。'90年代の始めまでは、バイエルンとって言うか、常にリーガの首位争いをして
いたチームも、経営者と、横から口を出すダケのかつての名選手の悪影響で、今では
毎シーズン1部と2部を行き来するチームに成り下がってしまいました。

 しかし今は、来季の1部復帰間違い無し!と言われている程好調なチーム。かつて
の名戦を再び!ってツモリだったのですが、無惨にも8-0でバイエルンが勝利すると
言う結果に終わってしまいました。

 小雪の舞い散る中行われた試合は、エウベルが華麗なるバイシクルシュートを決め
てハットトリック。ハーグリーブスがFKを直接決め、シュヴァインシュタイガーがトップ
チームで初ゴールを決めたと思ったら2点目もGET。更には故障明けのサニョルまで
得点を決めると言うジャンジャンバリバリ出血大サービスで解放中!ってな感じ。

 7-0のリードに気をよくしたヒッツは、この日1得点のゼロに替えてドイツ
期待の星ダイスラーを投入。バイエルンのユニを着て初めてピッチに姿を
現した。ショルが引っ込んでいたので、ダイスラーがCKを蹴る。ソレをサ
ニョルがヘディングで押し込んだワケだ。リハビリ復帰組が文字通りリハ
ビリを行った様な試合だが、リーガにもダイスラーは出場するのだろか?
ちょっと楽しみでもあり、心配でもある。

いつの間にか丸刈り

 それにしてもケルン。リッティ、イッケ、コーラー、ユルクナーと4人モノ代表選手を輩
出していたのも今は昔。もう1度リーガの首位に君臨する日が果たして訪れるのかど
うか、カナリ心配です。って言うか無理だろな。

 今シーズン限りでの引退を表明しているメラーだが、S04からのフロント入りの要望
にも首を縦に振らず、一体どうするつもり何だろうと思っていたが、アジアでプレーする
コトも考えている様だ。だとすればヤッパリJリーグか。

 ドイツ人選手と縁が深い浦和や市原が考えられるが、やり手爺のルンメニゲ経由で
バイエルンと業務提携中のセレッソに入るかも知れないし、G宮本と交換(?)でガン
バに入るかも知れない。ヒョットした代表の先輩を頼って横浜FC入りも…そりゃないか。

2003/02/03


 王子、復活!

 2年間に及ぶ怪我&リハビリの繰り返し生活にピリオドを打ち、去年の暮れ位から
エキシビジョンマッチやカップ戦なんかにチラホラ出場していたエルプリンシベが、遂
にセリエAのピッチにスターティングメンバーとして立つ日がやってきました。

 数日前から噂にはなっていたモノの、当日笛が鳴る瞬間迄どうなるか解らないのが
サッカー界の常なので、アマリ期待しないでいたのですが、ピッチに立つ王寺様を見
ると、何だかウレシクてたまりませんでした。

 本日の対戦は、セリエB降格間違い無しのモデナ。今月から再開されるCLも含み、
主力を休ませるには持って来いのカード。レドンドのスタメン出場も当たり前っつったら
当たり前で、ココしか出るトコが無いっつったら出るトコが無い。今日はベンチに座って
いるピルロにも違いをハッキリと見せつけて、次節からはミランのレジスタ=レドンド!
って感じになって欲しいのだが、そこはそれ2年間のブランクがある身なので、マズは
アベレージプレーを期待したいトコロ。

 怪我前を彷彿させる美しいプレーも何度か見せたケド、大体はボールを持ったら、
相手が来る前にすぐボールをはたけ!って思ってました。でも強いボールは蹴らなく
て良いぞ!あっ、こらマウリ!レドンドの半径5m以内に近づくな!ってもう、とてもサッ
カー選手の応援とは思えない心情で一杯でした。

 PKを蹴らせるためにピルロと交替してフィールドを去ったのですが、ま
だ90分間プレーって出来ないのかもしれません。とりあえず及第点の出
来だったのでは無いでしょうか。最近のミランのコトは良く解らんのです
が、コノ調子でレドンドには徐々に試合に出場してって欲しいです。もち
ろん次節もベンチ入りを希望します。(←スタメンを希望していないトコロがカナリ弱気。)

びゅりほ

 レドンドは1分でも長くピッチに立っているコトが結果に繋がるワケですが、インテル
に移籍したバティには、ゴールを挙げるコトが期待されています。2試合続けてフル出
場したモノのノーゴール。タカハラもノーゴール。ドッチが早く得点を挙げるだろうか?

 バイエルンはビーレフェルト相手にまさかのスコアレスドロー。ショルとバラックがい
ないとはいえ、各国代表を取り揃えたチームがこんなんでどうする。2位ブレーメンとの
勝点差も狭まるかと思いきや、タカハラ擁するHSVが勝ったので安心。その替わり2位
にはBVBが挙がってきたのでドキドキ。バイヤーはBVBに0-2の敗戦で、マジで2部落
ちの危機が現実味を帯びてきました。最終的にバイエルンが優勝したら、2位との勝
点差分のポイントを譲る位のコトしても罰は当たらないと思います。>ヘーネス。

2003/02/02


 祝!アイルランド代表選出!

 アイルランド代表監督に就任したブライアンカーが、スコットランドとのテストマッチに
向けた代表スコッドを発表した。そのメンバーにマンUのホープ、オシェイが初選出さ
れた。シーズン始めはどうなのよ!って感じだったが、試合を重ねる毎に徐々にフィッ
ト。何だったらブランをスタンドに追いやる迄になりました。是非テストマッチにも出場し
て活躍して欲しいですが、噂されていたキーノの復帰は実現しませんでした。残念。

 で、その2人が所属するマンUは、セントメリースタジアムでセインツと対戦。2人とも
スタメン出場。この2チームの対戦は単純にクラブ同士と言うよりも、ファギー対ストラ
カンの勝負って側面もあって面白い。

 今シーズンのマンUは、セインツの様な中堅所のクラブに負けるコトがままあるので
少々心配だが、セインツがユルユルのマークしかしない間に得点を重ねる。右サイド
でベックがキープし、オーバーラップしたガリーに浮き球のパス。どフリーで上げたセ
ンタリングを伊藤英明が決め先制。

 続いて、ソルシャーが右サイドから入れたボールにギグスが合わせる。一旦DFに当
たるモノの、跳ね返りを押し込んで2-0。明らかなキーパーチャージを見逃され、負傷
したバルテズがキャロルと交替して前半終了。

 その後ストラカンは何か有効な手段をとるでもなく試合は2-0でタイムアップ。終わっ
てみれば、両チームのGKが2人とも交替したってコトぐらいが印象に残るチョット寂し
げなゲームでした。1つ発見があるとすれば、今日の試合でフォルランはトッティ似じゃ
なくてブレーメ似であるコトが判明。コレからは気分で呼び替えます。

 も一つ、めでたいかどうか解らないケド、元日本代表のエースストライカーにして、
レンタル元のマリノス、レンタル先の神戸の2チームから戦力外通知されて、韓国や
中国にも移籍先を探していた城彰二の新チームがJ2の横浜FCに決まりました。

 海外移籍指向の強かった'98W杯日本代表のエースは、移籍したスペインのクラブ
でさしたる成績も残せなかったクセに、海外のクラブでなきゃプレーしたくない!って
ワガママを言ったケド移籍できずに、そのせいかまぁ〜ったく活躍できずに現在の様
な身の上になったのですが、リッティに拾って貰ったって感じですか。

 '98仏W杯で城を日本のエースに指名した岡田が新監督に就任したので、マリノス
でプレーするのかと思いきや、それでも構想外とは泣けてくる話です。Jリーグでのデ
ビュー当時、ヘディングでばかりゴールを量産していた城を指してリッティーは、『日本
のゲルトミュラーだ!』とかカナリのリップサービスを披露していた(と思った)のですが
その、恩師とも言えそうな監督の元で見事復活を遂げるコトが出来るかどうか?ホン
のチョットだけ気になります。

 川淵はJリーグで優勝すれば、次の日本代表監督になれるかもよ!って日本人監
督に向かって発言しているワケですが、チョット怪しげながらも日本語を話すコトが出
来るエンゲルスやリッティーにも同じ様にチャンスはあるかも!とカナリ細い線ながら
も可能性は無いとも言えないので、リッティの足を引っ張らない程度に頑張って貰い
たいです。

2003/02/01


 今度は大丈夫でしょうか。

 バルサの監督、アンティッチに決まった様です。チームのコトを1番よく解っているか
ら、って自分で勝手に理由付けしていたレシャックの就任は流れた模様。コレでどうで
しょう?バルサのセグンダ落ちは食い止めるコトが出来るでしょうか。

 アンティッチの前はメノッティにオファーを出していたそうで、でも今シーズン終わり迄
の短期契約を望むバルサ側と、長期政権を望むメノッティとの交渉が不調に終わり、
交渉先はアンティッチに替わりました。アンティッチも半年間の契約では嫌じゃ!って
言ってたみたいですが、シーズン終了後に1年延長のオプション付きってコトで話は落
ち着いた様ですな。

 アンティッチと言えば、アトレッティを見事リーグ優勝に導いたその手腕がS'sWeb的
にカナリ高く評価されておりますが、その後アトレッティ、オヴィエドと立て続けにセグ
ンダ落ちさせ、最近の一般的な評価は『2部降格請負人』って感じですっかりシオシオ。

 一方、メノッティは軍事政権下の'78年W杯アルゼンチン大会で、見事に母国を優勝
に導いたモノの、その後はまるっきりの泣かず飛ばず。昨年監督していたロサリオセ
ントラルにグッバイを宣言されております。

 更にメノッティで記憶に残るのは、バイエルンでのマテウスとの争いに嫌気がさし、
イタリアに戻ってきたクリンシを擁して臨んだ97/98シーズンのサンプドリア。当時、守
備的な戦術の第一人者でもあった、バイエルン監督のトラップともソリが合わなかった
クリンシは、『メノッティは攻撃的な監督なので好きだ。』と公言し、新天地での活躍が
期待されたのですが、コンディションが整わず絶不調。チームもみるみる順位を落とし
気が付けばサンプの監督はメノッティ→ボスコフに替わっていたって言うのが涙を誘い
ます。

 師と仰ぐエリクソンのラツィオ監督就任に伴い、まさかそんなワケないだろ!と誰も
が思ったミスターサンプドリアのマンチーニがラツィオへ移籍。その穴を埋めるべく呼
ばれたのがクリンシだったのですが、その役を担ったのはクリンシではなく、マンチー
ニの移籍によりラツィオから閉め出されたシニョーリでした。サッカーの世界ってホント
に不思議。ま、当時のマンチーニはキャリア2度目のピークを迎えていた頃だったし、
その替わりってのはナカナカ出来るモノでも無かったんですケドね。

 で、結局ボスコフともソリが合わなかったクリンシは、自分のキャリアの中で最も尊
敬を集めていたスパーズと勝手に契約。サンプに所属していたって印象を多くの人に
残す暇も与えずにロンドンに引っ越してしまいました。

 …何か途中から話が、サンプ-ラツィオの仁義無き紛争みたいになってきてますが。
或いは、人の良い顔して結構ワガママな、黄金の隼キャリアの終焉って感じもじんわ
り漂っておりますな。ま、頑張れアンティッチってコトで。