国の方針により、秋田県でも長年に渡って減反政策が進められている。
秋田県知事は会見の中で「米の生産調整のためとはいえ、丹精込めて土作りをし、手入れをし続けてきた愛着ある田んぼを畑にしなければならないというのは、農家の方々にとってはまさに身を切られるような思いだ」と説明。「この痛みを共に分かち合うため、我々も『秋田県』の名称を『秋畑県』に変更することにした」との意向を表明した。
今後さらなる減反が必要になった場合には、「畑」の文字の中の「田」も削減し、「秋火県」に名称変更する予定だという。知事は「逆に米不足の際は『秋田田田県』に名称を変更するなど、状況に応じて柔軟に対応していきたい」とも話しており、県民に広く理解と協力を求めていく方針を明らかにした。