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アメッコ市に向け、飴の収穫が最盛期を迎える
アメッコ市

 2月に開催されるアメッコ市に向け、現在大館市内では枝アメの収穫作業が最盛期を迎えている。甘い香りが漂う作業場の中では、農場から切り出したばかりの新鮮な枝アメを丁寧に選別し、袋詰めをする作業が行われてい た。

 

 枝アメを収穫し続けて50年になるという飴農家の男性(66歳)は「その昔はミズキの枝に、小さなビニール袋に入れた飴玉を1個1個手作業で結び付けていた。枝アメは人気商品なのだが、その製作過程は気の遠くなるような地道な作業の繰り返し。なんとかしてこの手間を省けないものかと試行錯誤した結果、品種改良で、飴が直接実る木を開発することにした」と、当時の様子を語る。

 

 「しかし、初めのうちはとても順調とは言えなかった。最初は飴が秋に実をつけてしまい、2月に開催されるアメッコ市の頃には枝から全部実が落ちてしまった。次の年は実をつける時期をずらすために温室で栽培してみたら、温室の暑さで飴が全部溶けてしまった」と、過去の失敗談も語ってくれた。

 

 その後、品種改良と研究を重ね、ようやく常温でも冬に飴の実をつける品種の開発に成功。これで枝を切るだけで『枝飴』として出荷でき、たとえ枝振りの悪い枝があっても、実だけを収穫すれば『飴玉』として販売できるようになったとのこと。

 

 会場周辺の並木道には大きく育った枝アメの木が植えられており、アメッコ市の頃にはちょうど満開の飴が咲く予定だという。

 

 

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