秋田県にも春が訪れ、花屋の店先にはチューリップやスイートピー、ガーベラなど、色とりどりの花が並んでいる。
秋田市で花屋を営んでいる女性(28歳)に人気の品種を聞いたところ、「毎年この季節に秋田県民の間で大流行するのは、何といっても『ふきのとう』の花ですね。特に、土手などから切り出したばかりの新鮮なふきのとうが好まれます」と笑顔で答えてくれた。
ふきのとうは秋田県の県花であり、元々人気が高い品種。咲いた花を見て楽しめるだけでなく、つぼみを天ぷらや蕗味噌にすると美味しく食べられるため、つぼみが多い花束を選んで購入していくお客さんが多いという。自宅の庭にふきのとうを植えたり、野山に生える野生のふきのとうを愛でる人も非常に多いとのこと。
更に、ふきのとうの花言葉が「待望」「愛嬌」「真実は一つ」「仲間」と妙に格好いいこともあり、現在秋田県民の間でふきのとうの人気はうなぎのぼりだ。