衣類についている「洗濯表示マーク」が、今月1日から国際基準に合わせたデザインに変更された。記号の数は従来の22個から41個に増え、今後は日本語表記ではなく記号の組み合わせで判断する形になる。
今回の表記変更に際して、衣類の製造業者も対応に追われている。なまはげの着るケラミノを編み続けて60年になるという男鹿市の真山さん(76歳)は「長年使ってきた洗濯マークと大幅に変わったから、年寄りは新しいマークを覚えるのが大変。でも消費者庁が決めたことだから仕方がないね」と話し、この日は編んだケラミノの内側に新表記の洗濯マークを縫い付ける作業を行っていた。
また、年末に備えて新しいケラミノを買いに来た赤鬼さん(年齢不詳)は「新しくタンブル乾燥やウェットクリーニングの表記が増えたのはいいですね。今まではうっかりケラミノをタンブル乾燥してしまって、ワラが縮んだり全部抜け落ちたりという失敗もありましたから」と笑って話してくれた。