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雪不足…原因は人手不足と設備の老朽化
雪不足…原因は人手不足と設備の老朽化

 極端に雪が少ない今年の秋田県。その原因を調査したところ、雪製造工場の人手不足と設備の老朽化が主な理由であることが明らかになった。

 

 雪の製造を始めて50年になる綿雪さん(68歳)は「今年は人手不足で、雪の生産が間に合わないんです」と語る。ここ数年、全国的に人手不足の状態が続いており、綿雪さんの勤めている工場も例外ではないという。「後継者を育てようにも、若者が少ない。せっかく育てた若者も、どんどん県外へ行ってしまう。同じ雪を作っても秋田では『また雪か…もううんざりだよ』と言われるのに、東京では『観測史上初!』『54年ぶりの積雪!』と大はしゃぎされて、マスコミがバンバン取材に来るからね。やりがいはやっぱり違うよね」とため息をつく。

 

 更に追い討ちをかけるのが設備の老朽化。50年以上使い続けている機械は何度も故障しているが、新しく買い直す余裕はない。その都度修理して使っているものの、今回は修理に時間がかかっており、人力による生産だけではスキー場や県南地方からの大口注文をさばききれていない。

 

 秋田の澄んだ空気の中で作った雪は不純物が少なく、さらさらとして透き通るような白さで品質への評価は高い。しかし安価な外国製の雪との価格競争に苦しみ、採算が取れずに事業をたたむ工場が続出。今でも秋田県内で雪を製造し続けているのは綿雪さんの工場だけだ。綿雪さんは「自分の体が動く限り、雪職人を続けていきたい。まずは1日でも早く設備の修理を終わらせ、遅れた分までフル稼働で雪を製造したい」と話している。

 

 

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