TSUTAYAにて、なにげに「タウン情報」を手に取る。何の気無しにページを進める。指の動きがピタッ!と止まる。そこにあるのは、ナニやら美味そうな親子丼の写真。比内鶏だと言う。コレは食べねばナラン!と思い、そっこーで出掛けた。
あっ、タウン情報は買った。何年ぶりだろう。買うのって。最近のタウン情報は侮れない。っていうか、秋田の街自体が侮れなくなって来たんだと思う。
タウン情報を見ている時から嫌な予感はしていたのだが、ヤハリそこは焼き鳥メインの酒を飲むトコロだった。飲み屋で親子丼だけ頼むの勇気いるよなぁ、と思っていた。案の定、座ると店員が「お飲物何にしましょう?」と聞いてくる。イキナリ親子丼!って言うのも気が引けたんで、「もうちょっと待って下さい。」と言った。他に出ている焼き鳥なんかもウマソウだし、思い切って飲むか?とも思ったのだが、飲んだら代行で帰らなくてはいけない。代行代って高いよなぁ、とかケチなコトを考えてしまい、初志貫徹。意を決して店員を呼び、親子丼を頼んだ。チョット弱かったので、ウーロン茶も頼んでしまった。必要なかった。
なんだか所ジョージのダーツの旅とかいうTVで紹介されたらしいコトが店内に書かれている。ほっほぉ〜、とか思っていると、山城新五の写真とか飾っている。ムムムムム、こりゃ侮れんですバイ。とか思っていると、親子丼が出来てきた。
雑誌の写真で見るとおりのフワフワ半熟卵。香りもOK!木で出来たサジが付いてきたのだが、気にせず割り箸で食べる。ン・ン・ン・ン・ンマイ!メチャクチャウマイ!卵の半熟加減も、鶏肉も、更にゴハンの水分、堅さ加減もベリーグッド。丼もののゴハンはこう言うのじゃなきゃダメなんだよ!って横田屋の料理人を呼んで教えてやりたい!ただ、全体に汁っけが多かったので、箸で食べるのはチトつらかった。早々にサジに持ち替えた。
味の方も、県北方面で有名な比内屋の親子丼とは違い、甘辛しょっぱいような、そんな味。比内屋は甘かった。コレは好みの問題だろうか?卵焼きの甘いのが好きか、甘くないのが好きかって言うのと一緒?
舌もお腹も満足したので、帰るコトにした。飲み屋なんだからテーブルチャージとか取られるかなぁ?と思っていたのだが、親子丼とウーロン茶代だけだった。ウレシかった。なんて良い店なんだ!この次はチャンと飲みに来るからね、と心の中で思い、何故かニンマリとした。