宝くじで総額5億円以上当てていると言う人の話を聞いた。ソノ人はジャンボで1等6000万円(当時)、LOTO6で1等2億円などを含め、100万円以上の高額当選金も合わせると、ソノ総額が5億円以上にも登るのだとか。
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…100万円以上の高額当選金も合わせると。
100万円以上の高額当選!?
B食クラバーの尺度で高額当選金と言えば、ハッキリ言ってソレは1万円以上だ。コノ時点で100倍も開きがあるB食クラバーは、誰かに鑑定して貰うまでもなく人生負け犬ですかそうですか。まぁ、もしかしたらソノ人も、5億円当てるために相当の金額を使用しているのかもしれないが。
とにかくソノ人が言うのは、普段から他人に優しく接している人には、円満な人間関係が出来やすい。ソレはお金にも言えるコトで、お金にとって良い環境を作ると、お金が入って来やすくなる。お札が窮屈になるから2つ折りの財布は使わない。お札の向きはシッカリと揃える。なんてぇコトをいくつか述べていた。
まぁワリとそう言う話は良く聞くよねぇ〜。と軽く受け流していたB食クラバーの脳裏に、サドゥンリィ☆ある映像がフラッシュバック!そう言えば、能代市でワリとアッパークラスライフをエンジョイしている義兄の財布は2つ折りではないし、義兄のトコロで稼いで受け取った現金を見てみると、全てお札の向きが揃っている。
大概のコトについて意外とズボラな感じがある義兄だが、お金だけはキッチリ揃えやがって!と、ついさっきまで思っていたB食クラバーは、えぇぇぇぇぇぇっ!そう言うコトなんですかぁーっ!?と認識を新たにする。
振り返ってみるとB食クラバーと来たら、中学時代を除いたほぼ全ての人生で、2つ折り財布を使いまくっている。記憶が薄れているせいかもしれないし、ソンナに欲しいモノが無かったからかもしれないが、当時はソンナにお金に困っていたと言う印象がない。
ワラにもすがる思いとはコノことか。日本中、いや世界中に、コノ様な習慣を持つ人は山ほどいるに違いなく、でもそう言う人達全てがリッチなのかと言うと、別にソンナことも無いだろうと思われるが、お金に対して良い環境を作ると言うのは、宝くじに当選するかどうかとは関係なく、やってみて無駄なコトでもないだろう。とりあえずではあるが、整理をしてるんだって気分になれるのは心地よいし。
お金にとって良い環境を作ったら、今度はB食クラバーの体についても良い環境を作りたい。体に良い環境の第一歩は食事から。そんなワケで、無添加食品・旬の野菜・健康志向で高評判が聞こえて来る、農家レストラン地張庵へと出掛けてみた。
近くにあるケーキ屋さんのア・ドゥマンには何回も出掛けているが、地張庵へ行くのは初めて。秋田空港へと延びるコノ道路を通る度に横目で見ていたハズなのだが、改めて見てみるとロッジ風の建物でビックリ。
あれ?コンナんだっけ?って思う辺り、B食クラバーの注意力はミジンコの左足ぐらい小さいに違いないし、記憶する力に至っては、真夏の夕暮れにされる打ち水ぐらい簡単に干上がってしまっているに違いない。
玄関脇のマーカーボードに、本日のランチの内容が書かれている。メインは和風ハンバーグ(豆腐・ひじき入り)。コチラのメニューはランチのみと聞くので、何が提供されるのか若干不安でもあったが、ハンバーグなら間違いない。どぉ〜んと大船に乗った気分で扉を開けた。
店内も総木造り。長ぁ〜い木を、縦に真っ二つした様な木材をテーブルとして利用している。切り株の様な椅子がテーブル1つにつき10ヶ程度ついていて、そのテーブルが3つ設置されている。
席に着くと程なく、小鉢が沢山乗ったお盆が運ばれて来た。何しろコノ店は、メニューがランチ一種類のみである。ワザワザ注文する手間が省けてありがたい。マーカーボードによるとソノ内容は、おからサラダ・しらあえ・切り干し大根の煮物・めかぶ・いぶりがっこ・おからの炒り煮・豆乳豆腐。
コレは何て言うか、家庭で食べる料理みたいでありがたい。少しずつ色んな味を楽しめて、多くの栄養素を吸収した気分にもなる。表に掲げられていた看板に、『地張庵 とうふ』と書かれていたのだが、ホトンドの料理に豆腐マタはおからが使われている点が興味深い。
地張庵隣の、花の豆工房が元々だと聞くので、ソコで販売されているであろう豆腐などが、コチラでの料理に使われているに違いない。家庭で食べる料理と違うのは、美しくデコレーションされていて、そして食材が安心安全だと言うコト。料理を作っている人の家で採れたモノなんかも使っているらしい。
テリヤキの様なあんがかかっているハンバーグも、ふっくらしていてデリーシャス。上に乗っかっている大根下ろしも良い感じ。B食クラバーの貧乏舌では解らなかったが、このハンバーグ、肉を一切使わずに豆腐ダケで作っているのだろうか?もしそうならば、今度は自分で作ってみたい!と言う気持ちが静かに燃え上がって来た。
ハンバーグに肉を使っていないのならば、本日の食事は全て、植物によって構成されているコトになる。横文字で言うトコロのベジタリアニズム(か?)。肉や魚を使わない料理の代表格と言えば精進料理をスグに思い浮かべるが、コチラのメニューは肩肘張らず、普段食べ慣れた風情の上に、華やかに感じられる点が素晴らしい。
毎日コノ様なバリエーションに富んだ料理が食べられるのならば、ベジタリアンになるのも良いかもしれない。そしたら狂牛病とも鶏インフルエンザとも一生無縁だ。あぁでも出来るなら、ヤッパリ牛丼は時々食べてみたい。
コレからの時代はコノ、安心安全と言うのがキーワードになってくるのだろうか。現在は、その安心安全な食材と言うのは、そうじゃないモノに比べて若干値が貼ったりするが、そう遠くない将来にはソレが当たり前になっていて、お求めやすい価格になっていると、貧乏街道まっしぐらのB食クラバーにとってはありがたい。
…宝くじが当たれば、話はマタ違ってくるが。