秋田市内に幾つか存在するサルガッソースポットについては、コレまでも何度か接触して来た。驚き、戸惑い、期待感、そしてヤッパリの脱力感を、店が変わる度に抱く。ソコがいつサルガッソーから脱却するのか、それとも永遠にサルガッソーのまま全てのモノを飲み込み続けるのか、見届けたい気持ちは強い。
以前、枸茉梨に行った時、地図上でサルガッソースポットを直線で結ぶと、大きな五芒星が浮かび上がってくるのではないかと考えてみた。マサカそんなコトはないだろうケド、万が一と言うコトがある。
実際にそうなったらどうしよう?恐ろしいと思うと同時に、どうしても試さずにはいられない好奇心が、B食クラバーの両肩を掴んで激しく揺さぶる。地図を広げる前に、頭の中でサルガッソースポットを配置してみた。コレでもし、五芒星が浮かび上がったとしても、気のせいで済ませられるし、ホントのトコはさ、地図に書いてみなければ解らないよね、って、自分に言い聞かせるコトも出来る。
その内、あるコトに気が付いた。サルガッソースポットが、ヤケに集中している通りがある。ニワカには信じがたい。コレこそ気のせいかと思ったが、何度頭の中でやり直してみても、それが客観的な事実であると言う認識を、変えるコトが出来なかった。ココでB食クラバーは新たに提言したい。サルガッソースポットが集中している、サルガッソーストリートの存在を!秋田市内の国道から、行政機関が集中している場所までを結ぶ道路。その交差点から順に検証してみる。
マズ左手に回転寿司屋。B食クラバーの記憶にある限り、3回は店が変わっている。その全てが回転寿司と言うのは、何か目には見えない法則でも存在しているかの様だ。
続いてラーメン屋。ラーメン屋→居酒屋→ラーメン屋と、途中で方向性を変えてみたモノの、ヤハリ見えざる力によってラーメン屋へと軌道修正されている辺り、その力は確かに存在していると思わざるを得ない。
三梨牛の焼肉屋→居酒屋(何度か?)→牛タン屋と変わる店舗も珍しい。その方向性に関する一貫性の無さからか、営業期間よりも、無店舗状態の期間の方が、長い様に感じられてならない。ちなみに最近ソノ隣に新規で店がオープンしたが、サルガッソーに飲み込まれはしないだろうかと楽しみ不安である。
他にも、和食ファミレスだったトコロが現在は酒屋だったり、その歴史を辿ると、改めてその多さに戦慄する。現在それなりに見える店舗も、油断したらあっと言う間に飲み込まれてしまうんじゃないかと、その時のコトを想像すると1人悶絶。
そして、サルガッソーストリートの影響をギリギリ受ける場所にあるのでは無いかと考えられる某行政機関第二庁舎。ココではどうなのだろうかと検証してみたい。
この春まで、某行政機関第二庁舎の8階には、現在とは違う食堂があった。どうやら採算がとれずに、撤退を決定した様である。その後、現在の新しい食堂が入り、営業を開始している。ずっと行ってみたいと思っていた店に、開店から数ヶ月が経ち、ようやく訪れるコトが出来た。
エレベーターで8階まで上がる。店は違っても場所は同じ。訪れるのは2度目なので、何の迷いも無く、食堂の前に辿り着いた。入り口にメニューが書かれている。覗き込むと、今迄の食堂と比べると少し寂しい感じがする。品目が少なくなっている様にも感じる。限定されたメニューとローコスト感。コレが新しく入った食堂、K2の方向性か。コレならば充分、行政機関付きの食堂としてやって行けそうな気がする。
店内の配置は以前と変わらない。ランチを提供する用に設置されていたスペースが無くなっていた。ソコには変わりにテーブルを置くでもなく、漠然とした空間が広がっている。ソコに感じる無機質さが寂しい。食券を買って、カウンターまで差し出し、トレイを自分で上げ下げする、一般的なセルフサービスシステム。
食べたい!と思えるメニューが無かったので、カレーにした。そう言う時は大体カレーを食べてしまうのは何故だろうか。ナスと挽肉のカレーで、本日のCランチ。Cランチは毎日丼モノを提供している様だが、今日はカレー丼と言うコトらしい。ラッキョウと福神漬けを、フツーの人の2〜3倍位振りかけてイタダキ。
実はB食クラバーは、福神漬けはそうでもないが、ラッキョウはカレー以外だとアマリ食べない。どちらかと言うと遠慮したい気配の方が濃い。それがカレーの時だと異常な程のラッキョウ好きになるのは何故だろう。自分以外にもコンナ人がいるのかどうか、タマに気になっているのだが、実際のトコロ、どうだろう。
入り口のトコロに、ランチメニューはドリンクバーを含む的なコトを書いていた。コレはお得。って言うか採算がとれるのか心配になってしまう。店員も何も言わなかったので、勝手にドリンクバーへと歩いていったが、ドコカでチェックとかしているのだろうか。\500のランチ。ドリンクバー付き。高層からの景色。外は良い天気。ノンビリするための要素は多く揃っている。コノ流れに逆らえるモノは無い。実際その日は、2時過ぎ迄くつろいでいた。
晴れた日に、秋田市内を見渡せる場所での食事は気分が良い。有機的に感じる家々の屋根と、無機質に感じるビルとが、一緒くたになっている辺りが秋田っぽい。もう少し都会だと、そのどちらかしか見えなくなる。
遠くへ目をやると、住宅街→田んぼ→山→空と、景色が変わっていく。灰色→緑→青と、色も変わっていく。人工的なモノから自然なモノへと変わっていくその様子を、秋田の街の狭さと受け取るか、全てを味わえる秋田らしさと受け取るか、それはモチロンその人次第。B食クラバーの場合は…。