店 名

恵比寿菓子舗

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住 所

秋田県秋田市土崎港中央1-1-2

食べた日

2004/11/06

TEL

018-845-0752

営業時間

前 説


 太る原因ってのはヤハリ、過剰な食物摂取にあるのだろうと思う。解っているのに止めら
れない。誰もがそう感じているハズである。B食クラバーの場合、チョット食べ過ぎたなぁと思
って体重計に乗ると、あからさまに体重は増えているのだが、2~3日フツーの生活を行え
ば元に戻るので安心していた。…9月頃までは。

 10月に入って、少々食べ過ぎる日が続いたなとは感じていたが、いつも通りその内元に
戻るだろう!とアマリ気にせずにいた体重も、気が付くと減るコト知らずの増える一方!い
や、正確に言うと気が付いていたにもかかわらず知らないフリをしていた。って言うか、認め
るのが恐かったのかもしれない。

 先日も体重計に乗ると、10の位がいつも見慣れた数字とは違っていた。目をこするB食ク
ラバー。しかし目盛りに変化はない。深呼吸をするB食クラバー。やっぱり目盛りに変化は無
い。体重計を調整し、三度チャレンジするB食クラバー。だが、何度計り直しても体重計は、
無機質に同じ数字を示すのみであった。

 緊急事態宣言発令。今迄無視していた体重の増加傾向も、10の位が1つあがると、避け
ようのない現実として認識せざるを得ない。コノママ天井知らずに増加していったらどうなる
のか!との不安も隠しようがない。

 食事制限、あるいは有酸素運動によるカロリー消費など、一般的な解決策は幾つか思い
つくが、そのいずれもがB食クラバーにとっては、かなりツライ体験であるコトは間違いなく、
実行に移すには、マサに身を削る決心が必要である。

 そんな、自分的に体重飽和状態のB食クラバーに、やあまさんからシュークリームに関す
る耳寄りな情報が寄せられた。コノ場合耳寄りと言うよりも、成分が火成岩100%の砂場の
中に、強力な磁石を30ヶ位入れた上に30分位放置した現象に似ているかもしれない。

 砂鉄ならばソレを原料に鉄を作るコトも出来るが、食べ過ぎで増えた体重には何の利用価
値も無い。元々コレっぽっちの利用価値もないB食クラバーが、更に使えなくなった時、一体
どんな状況が待ち受けているのか想像するのもコワイが、食欲の秋って言うしなと、自分に
有利な逃げ口上を用意し、各種の不安には目をつぶるコトにした。

Comment


 > やあまさんのお話。
 土崎の恵比寿という昔ながらのお菓子屋さんのトリオシューというのも好きです。
 小さいシュークリームが3個なので、トリオシュー。
 恵比寿は土崎ジャスコ入り口の反対側の新国道沿いにあります。

 実はB食クラバーの高校時代の友人が近くに住んでいたコトもあり、その辺は良くぶらつい
ていたハズなのだが、存在に全く気付いていなかったコトに驚く。振り返ってみると、最近そ
んなコト多いよなって思わなくもない。当時の自分を思うと、損したなって思わなくもないが、
何年か遅れてでも情報を得るコトが出来、口にするコトが出来るのはこの上ない幸せな。
(これも当HPを訪れて下さっている皆様のおかげです。感謝☆感謝。)

 平たく言って当時のB食クラバーは、新しい感じの、しかも洋菓子にしか興味がなかったの
だろうと自分の中で脳内補完。そうすれば全てのコトに説明が付くじゃないか!と、無理矢
理の、何の根拠にもなっていない理由付けをしてみたりする。

 そんなワケで大体の場所は解っていたため、店にはスグ着けるだろう!とは思っていたの
だが、高校時代の自分が気付かなかったのだからアマリ目立たない店に違いない!と期
待しつつ車を走らせてみると、店はあっと言う間に見つかってしまい、その辺ガッカリ。

 駐車場らしきものは見当たらなかったので、大通りに路駐だろうかと思ったら、店のスグ横
に、『恵比寿駐車場』と書かれた文字を発見した。それは駐車場と言うよりも、店と隣の民
家の間に存在する細い道路と言う印象で、どれぐらい細いかと言うと、そこに於かれている
車が、丁度その全てを塞いでいたと表現すれば、非常に写実的な上リアリスティック。

 そんな狭いトコロに車を停める自信がなかった上に、ソコに停めたら今いる車が出られな
くなるし、何より2台も車を置けるワケがない!と思ったので、近くに車を停められる場所は
無いだろうかと探してみたモノの見つからず、もう一度店の前に来てみると、先程の車がい
なくなっていたので、意を決して細い道路に入ってみた。すると!

 道路の奥には、車6台ほどが停められる空き地が広がっていたのだ。B食クラバーが駐車
場だと思っていた細い通路は、あくまでも細い通路でしかなかったのだ!見つけにくいのは
店ソノモノではなく店の駐車場だったのか!と自分的にはココでオチがついたのだが。

 店の中に入ると男性が立っていたので店員かと思って声を掛けようとすると、『お客さんだ
よぉ~!』と、店の奥に向かって大きい声で叫ぶ。中からは女性が出て来た。危ねぇ~、店
員と間違えるトコだったよぉ~とホッとしたのも束の間。その男性は店の奥へと消えて行っ
た。一体どう言うコトなのだろう。

 気を取り直して、やあまさんが教えてくれたシュークリームを探す。注文をしようと思ったモ
ノの、商品名をド忘れしてしまい焦るB食クラバー。何故焦ったのかと言うと、他の商品には
あるのに、その商品にだけネームタグが無かったからだ。しばし絶句するB食クラバー。素
直にシュークリーム下さい!と言いたいトコロだが、1ヶだけで販売している商品があり、そ
の名前がシュークリームなので、確実に混乱が訪れるであろう。

 普段全く使わない脳味噌をフル回転。トリシュー?トライシューだっけ?と、プリンのように
シワが少なく、コンクリートブロックのようにガチガチに固まった頭脳が30秒後にようやく出し
た答えは、『…コノ3つ入ったヤツ下さい。』であった。何と身も蓋もない、頭の悪そうな喋り
方であろうか。まぁ解りやすいと言えば解りやすいが。

 『シュークリームのヤツですよね?』と聞き返されるが、どうにか意志の疎通が完了。目的
を達成するコトが出来た。たこ焼きぐらいの大きさのシュークリームは、中に生クリームが入
っている。小難しい論評や好き嫌いとか言ったモノとは全く無縁だろうと思われる程に安心
して食べられる味は、やあまさんが好きと言うのも充分に頷ける。

 ふと袋の中をみてみると、B食クラバーが注文したんじゃない抹茶のパウンドケーキが入っ
ていてビックリ。コレはサービスで入れてくれたモノであろうか。だとすれば袋に入れる瞬間
に『これサービスだから食べてみてぇ~。』とか言ってくれれば良いのに!とか思わなくもな
い。

 B食クラバーにとって恵比寿菓子舗は、トリックが連続した店であった。コレで決まりか?と
思った瞬間に次の仕掛けが発動する様な。

 その後、単体のシュークリームも、バニラではなく、ブランデーで香り付けしたカスタードク
リームが特徴だと聞いた。しかも1日限定80ヶらしい。一体ドコまで隠し球を持っているのか
恵比寿菓子舗よと、高校時代の友人に聞いてみたい気分である。