品 名  天使のババロア 食べた日 2006/07/15
店名/住所  ミセスハート/愛知県名古屋市中区錦3-6-15先 名古屋テレビ塔 営業時間 11:00〜20:00
TEL  052-972-1321 定休日
前  説

 最近、クラバーAさんがアツイ。日本全国を北から南、東へ西へと出張で駆けめぐる御友人がいらっしゃるコトもあるのだが、その御友人が買って来て下さるお土産を、ありがたくも勿体なくも、B食クラバーをはじめとする職場の同僚に、無料で配って下さるのだ。

 B食クラバーもドコカに出掛けた場合、クラバーMさんやAさんには、スペシャルなお土産を買ったりもするのだが、それ以外の、職場の単なる同僚には、まぁ1つの箱に沢山のお菓子が入った、なんの特徴も無さそうな折を持って行くぐらいである。それに対してクラバーAさんの、なんて高潔なコトよ!

 そんなクラバーAさんを見るにつけ、自然に天使と言う言葉が思い浮かんで来た。クラバーAさんは天使。そう思いながら改めてクラバーAさんを見てみると、頭上には光る輪っかが、背中には白い翼がオーバーラップして見える様な気がする。クラバーAさん=天使。いつの間にかB食クラバーの中で、そう言う図式が成立していた。

 すると今度はクラバーAさんの御友人が、名古屋へいらっしゃると聞く。名古屋は何が美味しかったけ?手羽先、天むす、みそカツ…と、色々な食べ物が脳裏を過ぎる。が、お土産にピッタリなモノが思い浮かばない。…コノ辺り、クラバーAさんの御友人の事情も考えずに、イキナリお土産と直結しているのは如何なモノかと思ったりもするが、もう止まらないモノは仕方ない。

 ふとクラバーAさんを見ると、やはり目に入った輪っかと翼。改めてホントに、クラバーAさんって天使みたいだなぁと思ったトコロで、名古屋のお菓子が1つ、B食クラバーの頭の中で光り輝いた。その名も天使のババロア。アマリに柔らかくフワッとした口溶けのタメ、お客さんが、まるで天使の様だって表現したトコロから命名された至高の一品。

 以前から一度食べてみたいと思っていたが、名古屋に出掛ける用事はコレと言って無い。以前勤めていた会社では、タマに名古屋出張とかあったよなぁ〜と考えてみるも、今となってはどうしようもない。通販もしてるケド、何個かセットで買わなきゃならないし、高いよなぁ〜と二の足を踏み続けて早何年。待ち続けているダケじゃチャンスは掴めない!自分から積極的に動け!ってな話を良く聞くが、ようやくソノ機会に恵まれた。ジッとしているダケでも幸運はやって来た。…実現迄にはカナリの時間が流れたが。




Comment

 世間では3連休と騒がれている7月半ば。今時ケチな、土曜日は従業員が半分ずつ交替で出勤すると言う会社で、B食クラバーはクラバーMさんと共に、御友人から天使のババロアを受け取ったであろう、今日はお休みのクラバーAさんの到着を、今か今かと待っていた。

 あくびをしつつ背伸びをしつつ、それでももうするコト無いよなぁ〜と思っていた、マサに絶妙のタイミングでクラバーAさんはやって来た。ソノ輪っかの輝きは更に増し、翼も一層広がっている様に感じた。挨拶もソコソコに、そっそく始まるB食倶楽部の会合。箱を開けるとマズ目に入ったのが、ピンクのカーネーション一輪。なんだろコレ?とか思ってみてみると、コノ花がしおれる前に食べて下さいとのメッセージが。

 お洒落と言うか気が利いていると言うか。貰い物の場合コレはゴージャスな雰囲気がしてウレシイが、自分で買う場合はカーネーションはいらないからソノ分安くならないだろうかとか考えてしまう自分が浅ましい。

 カーネーションをよけて中を見てみると6ヶのババロアが!B食クラバーが想像していたのは、ノーマルな真っ白なモノであったのだが、ソレらにはフルーツが乗っかっていて非常にカラフル。しかも白桃、マンゴー、フランボワーズ、メロンと、全てがいちいちゴージャスだ。どうせ買えないモノだと半ば諦めていたせいもあるのだが、天使のババロアにフルーツが乗っかったモノがあるとは、コノ時初めて知った。

 何にしようかと心をめぐらせたが、最近気になるマンゴーを選んでみた。美味しそうで仕方ない。が、天使のババロアと言えば、皿の上にひっくり返してあけて、それをグルグル回してババロアのプルプル具合を楽しむと言う行為を抜きには語れない。今はないみたいだが、以前のHPではソノ模様を撮影した動画を公開していた程だ。

 どうしようかと考え抜いたが、やはりグルグルのプルプルは体験せねばなるまいと言う気持ちが強く、皿の上にあけるコトにした。ビジュアル的にはカナリ劣化するが、体験せずに後悔するのはなんとしても避けたい。

 皿の上にあける。グルグル回す。プルプル揺れ動く。ソノ様子を見て思わず歓声を挙げる3人。しかしフルーツがある分密着度が低く、途中から割れはじめて来たので中止。食事に取りかかるコトにした。

 スプーンが柔らかく通る。口の中に入れる。プルプルした食感を口の中で楽しむ間もなく溶け始める。甘すぎるコトもなく、フルーツとの組み合わせもベリーグッド。コレを食べて天使と評した人物は、なんと的確な表現をしたモノだろう。

 先日、クラバーAさんが困っているトコロをヘルプしたコトもあって、残ったババロアを全て、B食クラバーが受け取った。人には親切にしておくモノだ。サスガにソノ場で食べては波風が立つと感じたB食クラバーは、持ち帰るコトにした。

 そして、同じ様に皿にあけグルグルと回し始めたが、2回位回したトコでババロア本体に亀裂が入り、ソコから崩れていってしまった。なんとも残念だが、ソレだけデリケートな商品だと言うコトだ。時間が経つと亀裂から溶け出すので以前は、1時間以上のお持ち帰りは禁止されていたと言う理由も納得だ。

 コレ以上ない幸福に身を包まれ、まるで天国にいる様な気分のB食クラバーは、クラバーAさんの御友人は、今度はドコに出張に行くんだろう?と気になった。



フルーツ添え \400〜\500 プレーン \360