店  名
 ユフォーレ フォレストセンター
食べた日
2009/05/16
住  所
 秋田県秋田市河辺三内字丸舞1-1
営業時間
11:00〜16:00(L.O. 15:00)
電話番号
 018-884-2111
定休日
 

秋田県産黒毛和牛、八幡平ポーク
地元野菜
バーベキュー中
焼きそば
フォレストセンター外観

前  説

 嵐の様だとか目が回る様だとか鬼の様だとか、忙しさを表現する言葉には色々あるが、コノ1ヶ月程のB食クラバーの忙しさと言ったら、お盆とお正月とゴールデンウィーク明けの初日が一辺に襲いかかって来た様な状態だった。(…冷静に考えてみると、ソレら連休明けの初日って、結構まったりしている様な気もするが。)

 平日の残業は当たり前。土日出勤も当たり前。ゴールデンウィークって何ですか?よく解らないケド、コップで3杯貰うか。ってな具合だ。1ヶ月間続いた忙しさの後には、ソノ後始末を付けるべく更に1週間が必要だった。

 映画ロードオブザリング3部作の最終話であるトコロの王の帰還では、全てに片が付いた後のエピローグ部分に30分以上時間を費やしていて、コノ壮大な物語を締めくくるのにはコレだけの時間が必要なのだろうな…と漠然と思っていたのだが、そのコトを身を以て知るハメに陥ようとは、一体どの時点でのB食クラバーに予測できようか。

 1ヶ月振りに休みが訪れ、しかもソレが日曜日だった場合、人はソレをどのように過ごすのか。世の中の多くの方々にとっては、1週間に1度必ずやってくるモノだから、ソレ程別にふぅ〜んってな感じだろうが、盆と正月とGW(ゴールデンウィークね)が一辺に来た様な喜びと戸惑いを、B食クラバーは隠すコトができない。

 さぁ〜てコノ久し振りの休みを、一体どうやって過ごしてやろうか。ヘイ、日曜日。お前はどうされたいんだい?と、軽くB食クラバーの掌で遊んでやろうか位の気持ちでいたが、なぁ〜んにも思い付かないコトに愕然とした。って言うかソモソモ、日曜日って何する日だっけ?と、本末転倒なコトに思考を巡らす始末。

 旧約聖書によると確か、7日に1度は安息日を設けて何にもしちゃぁいけん日にしんさい!って言う感じだったと思うが、B食クラバーは仏教徒だし、久し振りの休みに何もしなくて果たして良いのだろうか?と言う疑問も込み上げてくる。

 ドコカで何か面白いコトは起こっていないのか!とネット世界に身を投じると、程なく秋田市の健康増進施設ユフォーレで、黒毛和牛・八幡平ポーク食べ放題まつりを開催中しているとの情報をキャッチするコトが出来た。

 ソレによると、秋田県産黒毛和牛・八幡平ポーク・高原ハムソーセージ・地元野菜・焼きそば・ご飯・スープ・ソフトドリンクが60分間、\1,680で食べ放題&飲み放題らしい。

 何と言う魅力的な文字列の羅列!What a wonderful word! fantastic! marvelous!supreme!と、頭の中に転がっている称賛っぽい言葉が何故か英語で、デタラメに浮かんでは消えていく。

 但し書きによると、5月17日〜6月28日の毎日曜日、11:00〜16:00に行われるらしい。日曜日にしか行われないと言うのは、普段アマリ日曜日休みに恵まれないB食クラバー的には、何でだーっ!って感じがしないでもないが、今回ばかりは日曜日で良かった!と胸をなで下ろす。

 電話で予約した方が確実だと書かれていたので、素直に従い予約の電話を入れた。さぁ、後は日曜日を待つダケだ。


Comment

 久し振りの休み(しかも日曜日)で浮かれ気分なB食クラバーをあざ笑うかの様に、雨は途切れるコト無く朝から降り続いていた。絶好のお出掛け日和!とはいかないまでも、せめて曇りぐらいではあって欲しかったと、起き抜けのB食クラバーは思う。

 まぁしかし、コレが晴れていたからと言ってどうせ食べ放題しに行くダケなので、ドコに影響があるワケでもないが、ヤハリ晴れていた方が気持ち良い。多分だケド天気の良い方が、食べられる量も多いに違いない。ともすれば舞い上がってしまいがちな心を、軽くフタで押さえつけられている様な気持ちになりながら、雨の中をユフォーレへと車を走らせた。

 予約した時間に若干遅れつつもユフォーレに到着。駐車場は満車。コレ皆食べ放題のお客さんっ!?スンゴイ大混雑だから時間までに来なかった人はキャンセルさせて頂きます!とか言われやしないだろうかと、恐る恐る入館してみるも、一体ドコで食べ放題が行われているんだかサッパリ解らない。受付で訊いてみると、ユフォーレとは別な建物でバーベキューハウス フォレストセンターってのがあって、ソコで行われているのだとか。うぉぉぉぉっ!更に時間をロスしたぜ!と、少しバカリ焦りながらも、キッチリと場所を訊いた上でフォレストセンターへと向かった。

 ユフォーレよりも更に道を進んで行くと、バーベキューハウスと看板の掛かった建物が直ぐに眼に入った。が、一体ドコが入り口なのかサッパリ解らない。入り口へと続く明確な道らしきモノも見当たらない。まぁ焦らずとも、歩きやすい草っ原の中にあるので、辿り着くまでに特に苦労もないが。

 パッと見ヤケにサッパリした建物なので、入り口がよく解らない。ココかな?って思ったトコロは入り口ではなく、さっき素通りしたトコロが入り口だと気付き、ようやく中へと入るコトが出来た。

 しかし、一般的にはお昼ご飯真っ最中!な時間帯のハズなのに、館内にお客さんらしき陰は一人も見つけるコトが出来なかった。実はココに辿り着くまでの間に、雨降ってるし他にお客さん一人もいなかったりして!予約とかしなくても良いんじゃないの?ハハハ!とか笑っていたのだが、ソレがまさか現実になるなんて。もしかして言霊ってホントにあるのかもなと、自然溢れる周囲の景色を見ながら思う。

 店員さんしかいない店内の、更に誰もいない一角に案内されて席に着く。閑散とした店内を見回すと、落ち着くんだか落ち着かないんだかハッキリしない。いや、ヤッパリ落ち着かない。

 席に着くと、まずは肉が運ばれて来た。秋田県産黒毛和牛と八幡平ポークが半々ずつ乗っかった発砲トレイ。ハッキリとは解らないが、それぞれ200g以上はありそうだ。そしてバーベキューと言えば外せない銀色の小判皿には、玉ねぎ・ニンジン・ピーマン・カボチャ・キャベツと言う、コレまたバーベキューには欠かせない野菜達が乗っかって来た。

 足りなくなったら肉・野菜をテーブル横の棚までとりに行く。ソコには高原ハムのベーコンやソーセージの他に、B食クラバー的に外す事の出来ない焼きそばも用意されている。ご飯とスープも当然オカワリ自由。オレンジジュースと烏龍茶も飲み放題。60分と言う制限付きだが、カナリ充実した内容に感じられる。

 まずは、ここんトコ一番好きになりつつある豚肉から頂く。豚の甘味の他に、ハーブっぽい香りが微かに感じられたのは気のせいか。特にタレに漬けたりとかしてない様なので、コレは八幡平ポーク自体が持つ香りなのだろう。

 続いて秋田県産黒毛和牛。さぞかし…と思いながら食べてみるも、八幡平ポークに比べるとインパクトが少ない。期待しすぎたのか、それとも最近のB食クラバーの舌は豚肉好きに調整されてしまったのか。コチラもタレには漬け込まれていなかったので、タレ漬けた方が美味しいのかな?と思いながらも、そのまま食べ進めてみた。

 1皿頂いたトコロで高原ハムのベーコン&ソーセージを頂く。コレらもナカナカのモノだったが、サスガに肉と比べると油率が高く、若干胃ももたれ気味に。続けて肉を焼きつつ焼きそばも作った。八幡平ポークを混ぜ込んだ焼きそばは、間違いなくB食クラバーの人生でベストクオリティ。願わくば、麺を絡めやすくするタメの水(ダシ)や、塩・コショウ等の調味料があれば言うコトなしだったのだが。

 普段はアマリ食べないゴハンもオカワリするぐらい頂く。チョット残念だったのが、ご飯もスープも入れ物がスチロール製のカップだったコト。保温の力が弱いせいか、あっという間に温かいご飯やスープが冷めていく。まぁ、古来より使い切りは日本人の美徳だし、バーベキュー気分が味わえる!と思えばソレもマタ良しか。

 食べ始めて直ぐ、他に家族連れが一組と、近くでグラウンドゴルフを行った方々がやって来たので、ようやく店内が賑やかなムードになって来た。やっぱ食べ放題(特にバーベキュー)は、少しウルサイ位が丁度良い。

 後日TVを見ていたら、東京のレストランで秋田県産黒毛和牛を使った料理が紹介されていた。ヤッパリ美味しい肉だったんだなと、思い返すと残念でならない。今回は食事をした後スグに帰ってしまったが、もしもう一度日曜日休みに恵まれたなら、今度は食べた後にユフォーレでひとっ風呂浴びてノンビリ一日を過ごそうか。