秋田で美味しいお好み焼き屋っていったら、そりゃーなんて言っても『ぼてふく』をお奨めするね!と、何人もの人が言っている。一番最初、B食クラバーにぼてふくを熱烈に奨めてくれたのはユカイさんだったと記憶するが勘違いだろうか。
多分ソンナ話を聞いてから5〜6年は経っている様な気がする。コノ、話を聞いてから何年も腰を上げないトコロがB食クラバーっぽいっちゃぁB食クラバーっぽいか。
大阪から引っ越してきた店主が、最初は友人に振る舞ったのが店の始まりらしく、注文をするとお客さんでは無くて店員さんが焼いてくれる、正しい本場の大阪スタイルショップ。
最初に話を聞いた頃、クラバーKを誘って行こうとしてみたが、『あぁ〜アソコね〜。昔からあるよね〜。』とか言うダケで、んじゃ行こう!とは絶対に言わなかったのが、何年も訪れなかった理由の一つ。そしてもう一つ、実はB食クラバーは、関西の人が苦手だから!と言う理由がある。
関西の人を、TVのお笑い番組で見ている分には全く問題ないのだが、ちょっと情報番組っぽい内容で、辛口コメンテーター的な関西の方がいると、一気にチャンネルを変えたくなる。もしかしたらソノ人は何でもないコトを言ってるのかもしれないが、B食クラバーの耳には、モノスゴクこちら側を挑発している様に聞こえる。
社会人に成り立ての頃、関西方面の方々と仕事をしたコトがある。何ヶ月か一所懸命仕事して、さあ!ではコレをお客さんであるトコロの関西の方に見て貰いましょう!と言う段階になった時、お客さんであるトコロの関西の方がB食クラバーに発した第一声が
こんなんあきまへんわー
だった。
モノスゴク甲高い声で、しばしの沈黙の後述べられたそのセリフが、B食クラバーをイマイチ関西の方苦手症にした原因なのは間違いない。その後も、ヤヤ薄ら笑いを浮かべながら(B食クラバーにはそう見えた)あれこれ仰る関西の方とのやりとりを見ていた広島出身の先輩(大学は大阪)が、『アレは自分でもキツイと思うわ。』と言うぐらいのレベルだった様だ。
ついでに言うと、B食クラバーをイマイチ関西の方苦手症にした関西のお客さんは、あり得ないぐらい鼻毛が伸びていた。鼻から毛が何本か伸びているとかだったらマダ可愛らしい方で、ソノ人の鼻毛は、穴の中からのびた毛が、鼻の形に沿って外側にカールする位までのびていた。ソレが鼻穴一個につき3〜4本。正面から見るとソノ人の顔は、鼻の穴から釣り針が何本も何本も突き出ている様に見えていた。
世界一爪の長い人をタマにTVで見て、はぁ〜、爪って長くなるとアンナ形になるんだぁ〜。とは時々思ったりもするが、えぇ〜、鼻毛って長くなるとああなるのぉぉぉぉぉぉっ!?と(心の中で)絶叫したのは、後にも先にもあれっきりだ。
今にして思えば、アレは誰か注意してあげる人はいなかったのだろうか?アレがポリシーなのだとしたら仕方ないコトだが。鼻毛に見えたケド実は鼻ピアス?イヤもしかしたら、いつB食クラバーが突っ込んでくれるのかと待ち続けていたのかもしれない。
職場でお好み焼きの話をした。ソノ時職場にいたアルバイターが、お好み焼き屋は安いし、美味しいし、腹一杯食べられるし大好きです!とか言うのを聞いていると、無性に食べたくなって仕方ない。
ガマンできなくなったB食クラバーは、耐えきれずに一軒のお好み焼き屋さんに行ってみたのだが、ソコではイマイチ満足を得るコトが出来なかった。職場で話をしているウチに五感が刺激されまくり、そこいらのお好み焼きでは満足できない体になってしまった様だ。
こうなったらアレか。本場関西スタイルを味わえる店に行かないとダメか!と思い、関西の方はイマイチ苦手だけれども、ぼてふくに行くしかあるまい!と、心に決めた。
人気店ならば混んでいるかもしれないと思い、夕飯時よりは少々早めの時間に行ってみた。小上がりにテーブルが3つとカウンター。店内には一組の先客がいるダケだった。メニューを開き、何にするか考える。
コチラのお好み焼きは、スタンダードの他に麺入り、餅入り、チーズ入り、カレー入り、キムチ入りなどがあり、ソレらについて豚肉・いか・たこ・えびと言った具合に種類を選べる構成だ。
壁を見ると、ぼてふくの人気NO.1〜3迄が書かれており、ソノ中から一番人気と書かれている、お好み焼きチーズ入りを頼んでみるコトにした。ついでに、より関西っぽいメニューであるトコロのネギ焼きのスタンダードも注文してみた。当然のコトながら焼きそばもオーダー。ザッツ☆B食クラバー的お好み焼きフルコースだ。
男性店員さんが目の前で、お好み焼きを焼いてくれる。生地を焼いた上にソースとマヨネーズをかけ、更にソノ上に、細かく切られたチーズが乗せられる。コレに、かぶっちゃーやーよ的なフタが被せられ、チーズがとろ〜りと溶けるのをしばし待つ。
表面をチーズが覆っているので、ちょっと大きめのハンバーグに見えなくもなく、イマイチ見慣れない感じがするお好み焼きとは違い、ネギ焼きの方は、青ノリに鰹節が振りかけられていて、非常に安心できるルックス。こう言う時って、店員さんと何か話した方が良いのかなーとか思いながらも、申し訳ないけれども出来れば関西弁は聞きたくないと思ったので無言を通した。
焼きそばの方は、厨房で女性店員さんが作ってくれている様で、出来上がりを持って来てくれた。あーそうか。コノ人が関西出身ならば、男性店員さんは関西弁じゃなかったのかもな!と思い至ったが、今更アレやコレや話しかけるのも変な話だ。
食べている最中に関西弁が聞こえて来たら、一気に緊張してしまって味が解らなくなるかもしれない!と思ったが、B食クラバーが思った程、ソンナに強烈は関西弁は聞こえて来ない。B食クラバーに、関西弁に対する耐性が出来たのか、ソレとも関西弁は喋られてなかったのか。
よくTV番組で、わぁ〜何コレ。フワッとしているぅ〜。お好み焼きじゃないみたぁ〜い。と、初めて本場大阪のお好み焼きを食べた人がリポートしていたりするが、B食クラバーもマサに同じ感想。普段食べ慣れているのがスナック感タップリだとすると、ぼてふくのがより、料理感がアップする。
本場関西のお好み焼きがコンナにも違うモノなのだとすると、コレをオカズに御飯を食べるって習慣が、あっても良いのかなーとか思ったりもする。いや、B食クラバーにはイマイチ訓練が必要だろうが。
そしてマタTV番組でよく、大阪以外出身の人が初めて大阪に行くと、全員が喧嘩している様に感じられて怖い!とか言うのを聞くが、きっとB食クラバーも、全く同じ反応をするコトだろう。コレについて、B食クラバーが慣れるってコトはあるんだろうかと、真剣になって悩んでしまう。まぁ最も、今のトコロそんな心配は全くないが。