店 名
十八番

住 所

秋田県能代市追分町2-50

訪問日

2002/10/11
TEL.

0185-52-7535

定休日:土日祭

営業時間

11:00〜14:00

前 説


 以前はそれ程でもなかったが、姉が能代に嫁いだ為、能代に行く機会が多くなった。
何故か職場には能代方面の方が多く、何人かの人から聞いたコトもあった。

 能代市NO.1のラーメン店であろうコトは多くの方が語っているし、人によっては県北NO.1
又は、秋田NO.1の店に挙げている。

 前日は湯沢市に営業に行き、『長寿軒』で昼にラーメンを食べた。湯沢市、或いは県南方
面で評判の良いラーメン店である。秋田県のカナリ南寄りに位置する湯沢市迄は、秋田市
内からだと結構距離が離れているため、ホントに数える位しか行ったコトが無いが、いつ
行っても混雑している。昨日も店に入ってから食べ始める迄30分以上掛かった。

 で、今日は秋田県の北寄りに位置する能代市へ営業。秋田県内全域を、正に東奔西走
して回る際の唯一の楽しみは、その土地で評判の良い、ナイスな食べ物を食べるコトである。

 2日続けてラーメンってのはどうかと思ったが、十八番は営業時間も短いし、能代に来たか
らと言ってイツでも食べられると言うコトでも無いので、行くコトにした。

 実際に見たワケではないが、フジTVの朝の番組で全国に紹介されたとのコト。コノ店につ
いてB食を語るのは非常に危険なのだが、後に行くコトになるであろう、湯沢市の『大元』に
ついての伏線と成り得るので少々書いてみます。

Comment


 店内は全席が埋まっているが、十八番に於いては特に珍しいコトでは無い。テーブル席と
座敷とがあるが、1つとして空いているコトはない。相席も当たり前の話で、相席が嫌なら
十八番で食べるのは不可能と思われる。カウンター迄行って、自分の名前と食べたいモノ
を注文するシステムだ。その後名前を呼ばれたら、カウンター迄ラーメンを取りに行く。

 店内には、騒がしいお子さまお断りと言う様な趣旨の貼り紙がある。お客さんの数と比較
して駐車場スペースが少ないためか、路駐のお客さんからは注文を受けかねますと言う趣
旨の紙も貼られている。

 そのせいかどうか、店内はカナリ静かである。ちょっとしたヒソヒソ声でも店内全体に聞こ
えてしまいそうだ。で、注文を済ませてから席が空くのをボケぇ〜っと待っている間、やたら
フレンドリーな、隣に立っている見知らぬ人と、ラーメン談義に花が咲いてしまった。きっか
けは、混んでますねぇとか言う言葉だったと思う。

 S:『昨日は湯沢でラーメン食べて来たんですよ。』
 隣:『だいげんですか?』(瞳をキラキラさせながら。)
 S:(少々たじろぎつつ)『いえ、長寿軒なんですけどぉ。』
 隣:(明らかに落胆の表情を浮かべながら)『あ、長寿軒ですかぁ。』(しばらく間をおいて)
   『でも、毎日秋田県内の美味しいものを食べられて良いですね!』
 S:(カナリ鋭い目つきで)『だいげんってそんなに美味しいんですか?』
 隣:(それには全く怯まず)『そうですねぇ。味噌ラーメンならばカナリのモノだと思いますよ。』

 ってな感じの会話が取り交わされた。直後に席が空いたため、その人との会話はソコで
終わったが、秋田県内の美味しいモノを知り尽くした様なその喋りっぷりには思わず、『実
はワタクシ、B食倶楽部を主催しているモノですが・・・』と名刺交換をしたくなる勢いがあった。

 能代のラーメン屋で、湯沢のラーメン屋の情報を得られるとは思ってもいなかった。
『だいげん』と言う言葉をシッカリと頭に叩き込みつつ、家路に就いた。

 その後、秋田県南方面の事情に詳しいisekiさんの友人なあびんさんからのお話により、
湯沢では、長寿軒・大元・鈴弥が美味い!と言うコトが解った。そうか、だいげん=大元か!
と、ニワカに色めきだち、今度湯沢に用事がある時は絶対に大元へ行くぞ!と、心に誓った。

醤油麺 並\470 中\510 大\550 他に塩味麺・味噌麺あり。