店  名
 しなとら 戸蒔店
食べた日
2006/11/19
住  所
 秋田県大仙市戸蒔字錨69-1
営業時間
11:00〜0:00
電話番号
 0187-63-9622
定休日
 

角煮ラーメンと炙り豚とろ丼
角煮ラーメン・醤油
炙り豚とろ丼
しなとらラーメン with キムチ
辛子高菜丼
しなとら新ラーメン

前  説

 『しなとら』と言う音の響き聞いて、世間の人々は、何を思い浮かべるだろうか。例えばB食クラバーの場合は、コンナ感じだ。

 To be is to do. (存在は行動なり)    by ソクラテス
 To do is to be. (行動は存在だ)     by サルトル
 do be do be do. (ドゥビ ドゥビ ドゥー)  by フランク・シナトラ

 B食クラバーが好きな映画監督、リュック・ベッソンの2作目に当たるSUBWAYの冒頭で、黒バックにコレらの文章が1つずつ、画面に表示される。最後にシナトラが表示されるトコロがヤッパリ、フランス人監督らしくエスプリが効いている。

 B食クラバーはフランク・シナトラにアマリ詳しくない。映画で言えば、踊る紐育・地上より永遠にを見たコトがある位で、音楽ではFly me to the moon、Newyork,Newyork、そしてお約束のMy Wayを聴いたコトがある位だ。それでも、ジャズをポップスたらしめた影響力については知っている。シナトラ・エルビス・ビートルズと並べても良いのだろう。いや逆に、そんなモンじゃない!と、怒られるかもしれないが。

 そんな”ザ・ヴォイス”シナトラの名を彷彿させるラーメンの全国チェーン店が秋田県内にもあると知ったのは、ワリと最近の話。いつからあるのか解らないが、ソレでも多分どうやら、3〜4年前には出来ていたっぽい。B食クラバーが知らなかったのは、ソレが秋田市外にあったからだ。

 天下一品と言い、しなとらと言い、最近はラーメンの全国チェーン店が、大曲地域に出店する傾向があるのだろうか。しなとらは大仙市内に2店舗、横手市に2店舗と、B食クラバーの知らぬ間に県南地域で拡大している様だ。

 秋田市内にある全国ラーメンチェーン店と言えば、味の時計台、赤坂ラーメン、むつみ屋なんかがあるが、秋田市内にあるからコソ爆発的に混んでいる!ヤッパリ店を出すなら秋田市内に限るね!ってな傾向には無い様な気がするので、経費や効果を考えた上での出店計画なのだろうかと、勝手に考えてみる。

 可能ならばもし、山頭火が秋田県内に出店する時は、秋田市内にして貰いたいトコロだが。


Comment

 最近、クラバーKのB食心に、再び火が灯りつつある。元々B食クラバーをB食の道に引っ張り込んだのはクラバーKだったのに、散々B食クラバーの体をB食漬けにした後、ちょっと最近ダイエットしているからとか、食欲が無いからとか、お金がないからとか言って出掛けなくなってしまった。

 この、フォースの暗黒面にでも落ちてしまったかの様な状況の正体は、『ドコでもいいケド出掛けたりするのメンド臭い』と言う、一歩間違えると引き籠もり共誤解されかねない、やる気ゲージの低さにあった。一体何がクラバーKのやる気ベクトルを、こうも引き下げたのだろうかと思わなくもないが、そんなドコにも出掛けたがらないと言うクラバーKの状態は、実は4〜5年続いていた。

 ソレが再燃し始めたのはつい最近のコト。こないだ天下一品に行って来たよぉ〜と言う話を何げにしたトコロ、異常な食い付き具合を見せるクラバーK。江口寿史が昔ハマってて、脂ギトギトのスープが…とか話したら、すわ出掛けん!との勢いで車に乗り込み、あっと言う間に大仙市へ向けてアクセルを踏み込んだ。

 その後から度々、クラバーKからB食の誘いが来る様になった。ココんトコ暫く、つけ麺にハマっているらしいクラバーKは、ソレを食べに行こう!と誘って来たのだが、先日から、しなとらのコトが気になって仕方ないB食クラバーはソチラの方へ行ってみたく、どうせなら大仙市迄行ってしまおう!行こうじゃないか!!と無闇に気分を盛り上げ、まんまとクラバーKの気持ちを、つけ麺からしなとらへとすり替えるコトに成功した。

 クラバーKのカーナビには、相変わらず目的地たる場所のデータが入力されていなかったが、今回はクラバーKには珍しく気が利いて、予めネットで地図を印刷して来たので、問題なく到着できた。こんなコトからも、クラバーKの力の入り具合が解る。

 店の中には結構な人影が見える。移動している車の中で、クラバーKはもう今日のメニューを決めて来た!と言っていた。いつもメニューを広げてから散々迷いまくるのがクラバーKの持ち味なのだが、帰って来たB食魂は、クラバーKの心に多少の変化をもたらした様だ。じゃぁ後はB食クラバーが食べるモノを決めるダケだなと思っていると、ヤッパリ目の前にはメニューを広げて悩んでいるクラバーKの姿が。人がソンナに簡単に変われるモノか!…ましてやアナタの為などに。

 散々迷った挙げ句、結局当初予定していたメニューにした辺り、クラバーKも成長したとみるか、時間の無駄遣いだとみるかが悩みドコロ。とにもかくにも注文を済ませて待っていると、意外な程早くラーメンが到着した。基本の味と思われる、しなとららーめんを頼もうと思ったB食クラバーだが、柔らかそうな豚肉の写真に目が眩んで角煮ラーメンを注文。更に豚的な勢いが止まらず、炙り豚とろ丼も頼んでみた。

 炙り具合も絶妙な豚とろが、程良い噛み応えの後、弾力を持って口の中で消えていく。コレが\280とは侮れない。今度はコレだけを食べに来たいぐらいだ。ただ、アクマでもラーメンのサイドメニューとして置いてあるダケなので、盛りが少な目なのが問題でソノ場合、『炙り豚とろ丼2つ下さい!』とか言わないと、空腹は解消されないワケなのだが。

 角煮ラーメンには醤油・塩・味噌・とんこつと4種類あるのだが、基本っぽい醤油にしてみた。ソレに浮かぶ角煮。しかしココの角煮は、多分食べやすい様にだと思うが、細長く切られていた。コレだと一見角煮とは思えない様な気がしないでもない。あの四角いのにガブッと噛み付く感じが、角煮の魅力の1つだとも思っているのだが。まぁしかし、柔らかい角煮は大変美味しかった。

 スープには背脂が浮いていて、見た目油っこい感じもするが、飲んでみると意外と軽く、結構入って行く。こう言うのを多分背脂チャッチャ系とか言うのかもしれないが、B食クラバーにはソコまでの知識もないのが寂しいトコロ。細い縮れ麺にスープが程良く絡み、食べる早さにも勢いが付く。

 少々落ち着いたトコロでクラバーKを見てみる。辛み好きのクラバーKは、ヤーニー醤と言う辛みを、途中からタップリと混ぜていた。既にキムチもトッピングしていたクラバーKだが、最終的には元の味がサッパリ解らない状態になっていた。なんとも調理人泣かせな所業である。