店 名

y's cucina

 

 

 

住 所

秋田市山王

食べた日

2005/09/08

TEL.

018-

 

営業時間

前 説


 古来、世界には7つの不思議が存在する。ナスカの地上絵。エジプトの王家の谷。イギリ
スのストーンヘンジに、イースター島のモアイ像など。どれもコレも、人間の知恵の及ぶ範囲
外にあり、誰が、何の目的で、どうやって作られたのか、その殆どが解明されていない。そ
れ故に、不思議と表現され、現代でも語り継がれている。今回、コノ7不思議に付け加えた
いモノがある。ソレは、女王様とランチする時は必ず晴れる!と言うモノだ。

 西日本各地に甚大な被害をもたらした台風14号。強い勢力を保ちつつ、遅いスピードで移
動するコノ台風は、昨年上陸した台風16号以上の破壊力があるとTVでは説明され、実際ソ
ノ様な被害の有様を、画面では映し出していた。

 去年の台風16号では、秋田でも大部分が停電となった。市内の道路では信号が動かず、
車は警官の手信号に従って移動した。アマリ台風の影響を受けるコトのない秋田でも、その
様な事態に陥り、そしてその記憶がまだ、生々しく蘇ってくると言うのに、ソレと同じ様な強
さの台風が来ると言う。その台風が秋田を通過すると予想されるソンナ日に、女王様とラン
チの約束をしていた。

 ランチの約束をしていたのは結構前で、その時はモチロン、台風の存在など知る由もなか
った。今回はダメかもな…。って考えていたが予想に反し、台風は急速にその威力を拡散し
て、秋田上空を過ぎ去っていった。朝目覚めると、台風はその名残を、雨模様の空に残す
のみであった。

 実はコレまで、女王様とランチをする時は、決まって晴れていた。朝方雨だったり、向かっ
ている途中で降っていたとしても、目的地に着くと不思議なコトに雨雲は散り、雲の隙間か
ら太陽の光が、それを縫う様に真っ直ぐに、大地を照らしていた。

 女王様と会う日はいつも晴れ。自然にそのコトが面白くなり、B食クラバーの心の中でも、
コレがいつまで続くのか、楽しみにしていた部分もあった。しかし、いくらなんでも、台風が過
ぎた直後のコノ雨空ダケはどうにもならないよなぁ〜と、その記録が途切れるのを残念に感
じていた。

 今日の目的地であるトコロのy's cucinaに向かう車の中。雨は激しさを増し、一時はワイ
パーすら効かない。遂にソノ日が来たかとガッカリしながら運転するB食クラバー。しかし目
的地に近づくにつれ雨は小降りになり、雲の切れ間から太陽が顔を出す。先程強い雨を経
験したコトが気がかりで、用心のために傘を持ち歩きたくなるが、その時間帯だけを切り取
れば、雨の心配など微塵もいらない天気へと変わっていた。

Comment


 女王様とは現地で待ち合わせ。先に着いたのはB食クラバーだった。時間が早いせいか、
他にお客さんはいない。白い壁と天井に囲まれ、床は茶色い。黒と白の椅子が置かれたガ
ラステーブルなど、全てがシンプル&ストレート。女王様が来るまで、或いは他にお客さん
が来るまで時間のあったB食クラバーには、店内をユックリと見回す余裕もあった。

 しかし、その待ち時間に不吉なコトが!さっきまで晴れていたと言うのに、突然雨が降り
出した。開けていた扉を閉めようと駆け出す店員。遂に、『女王様とランチする時はいつも晴
れ』伝説に終止符が打たれる時が来たかと、ションボリするB食クラバー。だがその雨は、
ひとしきりソノ辺りのアスファルトを濡らした後、突然やんだ。そしてソレから程無く、女王様
がいらっしゃった。

 晴天と共に女王様の登場。伝説は今日も達成された。女王様とのランチは、台風さえも吹
き飛ばす。一体どう言う作用が働いて、毎回コノ様になるのだろう。神の救い、幸と勝利と栄
光が、United Kingdomの統治者にあるのと同じ様に、女王様に与え賜れたモノなのだろう
か。(あ、英国女王は統治するのではなく、君臨するのか。)とにかく、女王様にお目もじ叶
う日が全て晴天であるコトは素晴らしい。

 以前TAM TAMを訪れた時、y's cucinaとTAM TAMと、ドチラにしようか迷っていた。女王
様はスッカリy's cucinaに行くツモリだったらしいが、その日y's cucinaではランチをやってい
なかった。それで、次の候補であるトコロのTAM TAMへ行くと言う経緯があった。

 y's cucinaではランチをやっていないのか、残念だなぁ〜と思いながら、その後本屋でラン
チ本を眺めてみると、y's cucinaでは月〜金でランチをやっていると書いてあった。!コノ間
ランチをやっていなかったのは、土曜日だからか!とニワカに興奮するB食クラバー。コレを
女王様にお知らせしない手はないと早速報告。本日のランチとなった次第である。

 その日のランチは3種類。スパゲッティと手捏チーズハ
ンバーグと、もう1つ何だったかはチト忘れてしまい、改め
て記憶力の無さが浮き彫りになるハメに。

 スープ&コーヒー付き。コーヒーはホットを頼んだのだ
が、ガラス製のグラスに入って来、あれ?アイスじゃない
ですよ、ホットを頼んだんですよ!とか言おうと思ったら、
よくよく見るとそれはホルダー付きのグラスで、なんだか
秋田ではこういう入れ物に入ってきたのは初めてっぽい

ちと見切れてますが、ゴハンがアンパンの様な形で盛られてます。UFO盛り。

気がしないでもない。って、B食クラバーがが知らなすぎ
るダケか。

 『女王様とランチする時はいつも晴れ』伝説にイツ終わりが訪れるのか、そしていつまで続
くのか、楽しみは尽きない。出来るならば、イツまでも続いて貰いたい。そうすればせめて、
カンボジアのアンコールワットを追い抜いて、世界の七不思議入りが出来るのでは無いかと
勝手に考えてみる。トコロで、『女王様とランチする時はいつも晴れ』って、まんまのタイトル
やなーとかってツッコミは無しにして頂きたい。

 

ランチ \850