2002年初B食。モチロン年明け早々からB食には、何度も何度も何度もチャレンジしていたワケだが、どの店に行ってもハズレばかり。ヨミが浅いのか、それともモウ秋田のB食を食べ尽くしてしまったのか、ハートをつかまれる味に出会わない。2002年のB食倶楽部は活動休止の危機。
そんなコトを繰り返している内に愛車が故障。ディーラーには買い替えを勧められる始末。そう言えば初詣でひいたおみくじは小吉だったしな。去年が大吉であのレベルだったってコトは、今年は小吉でこんなモノなのかも知れない。アマリ多くを期待するのはよそう、と思っていた矢先、師匠Yさんからイカスとんかつ屋情報が寄せられた。
ソコはみそとんかつを出す店らしい。秋田でみそとんかつの店があるとは知らなかった。サスガ師匠。昔、名古屋で食べたみそかつはアマリ美味しいと思わなかったが、それはみそのせいであるコトは明白で、(秋田県民にアノみそはキツすぎる。)名古屋以外のみそならば美味しいに違いないと予感はしていた。(だってカツ丼って言ったらみそかつが出て来るんだモンな。フツーのカツ丼は卵とじだと。)2002年初B食は池やへ!と、心は急加速して行った。
・・・さんざん悩み抜いたあげく、新車は買うコトにした。結果的に○となるか×となるかは考える由もないが、未確定なモノにアレコレ不安要素を並べ立ててもしょうがない。心機一転2002年を◎にするために、師匠Yさんと新車に乗って、とんかつを食べに出掛けるコトにした。
先程までは道路も黒かったのだが、急に雪が降り出し、アッと言う間に凍ってしまった。東京方面の方には、スケートリンクみたいな感じと言えば通じるかも知れない。4回転した後、ホンダも転んでしまいそうである。納車3日目でコノ天気。気を付けて運転しなくては。
師匠Yさんとは駅前で待ち合わせ。ロータリーは人待ちの車でイッパイで入れる隙間が無い。チョット離れたトコロで様子を伺うコトにした。しばらく待っていると車が動き出す気配を感じたので、すぐさま移動。しかし、ドコからともなく現れた車でスグにまたイッパイになってしまった。皆同じコトを考えていたんだな。結局ロータリーを2周したコトは、師匠Yさんには話していない。
お互い待ち合わせ場所にはいたモノの、5分〜10分位気付かなかったと言う軽い(?)アクシデントを乗り越え、無事師匠Yさんと合流。師匠Yさんには新車特有の香りを満喫して貰いつつ、池やに向かって出発した。
師匠Yさんの案内に従って道を進む。今日ってヤケにパトカーと出くわすのだが、何かあったのだろうか?ただ路面が凍結しているからって理由ダケでコンナにいるのなら、カナリ気を付けなくてはならない。新車だし。
ついに池やに到着。駐車場に入れようとした瞬間!ガリガリ!なんて不気味な音が!縁石にコスッてしまったようだ。ヒエぇ〜!納車3日目でコノ惨劇。ヤッパリ今年はダメな年か?前の車に比べ新車は回転半径が30cm小さい。前の車の大回りする感覚でハンドルを切ったら思ったより小さく回ってしまい、こうなってしまったワケだ。車を降りてタイヤの跡を見てみると、確かに後30cm位大きく回っていれば無事に通過できていた感じだ。車も見てみたが、暗いせいもあり良く解らない。気を取り直して店内に入るコトにした。
とんかつ屋の店内って油断すると油ぽかったりするのだが、池やはそんなコト無かった。掃除の行き届いた食堂って感じ。メニューにはひたすらとんかつが並ぶ。写真がないと良く解らないなと思っていると、師匠Yさんに、壁に写真があると教わる。
結局良く解らなかったので、みそとんかつ定食を頼む。師匠Yさんはリッチにみそひれかつ定食だ。他に2組お客がいたのだが、師匠Yさんとは久しぶりに会ったため、ヒタスラ話す。たいがいコンナ時は、他のお客がどういうモノを頼んでいるのかチェックするのだが。B食クラバーの名折れである。
料理が来た。赤味噌では無いようである。良かった。とんかつは20cm位か。ウレシイ。コロモも多すぎず、肉も軟らかい。某チェーン店藤よしに比べると、手作り感がアップ。やっぱりアッチは大量生産って感じがしてしまう。添え物のカットみかんも、手作り感を増幅させる。
最初見た時、ゴハンが少ないかな?と思ったが、みそをつけたとんかつバッカリばくばく進む。食べ終わってみるとゴハンの量もちょうど良い感じだ。って言うかハラいっぱい。もう何も入らない。何かオゴってくれるって言われても断りたいぐらいである。
師匠Yさんは今度海老を食べたいと言っていた。クリームコロッケもトロぉ〜りとして美味しいらしい。師匠が美味しいというのなら、絶対に美味しいに違いない。コレはコノ店のメニューを全品食べ尽くしてみる必要がありそうだ。今フト思ったのだが、あのメニューの中にカツ丼ってあったのだろうか?次回行った時チェックしなくてはならない。
外に出てみるとスッカリ真冬状態。シベリアにいる気分である。(行ったコト無いので、マイク水野監督の『シベ超』による感想。)雪の白さで若干明るくなっているため、キズの様子を見るコトが出来た。結構いってる感じがする。2002年初B食が出来たのは良いが、コレではイッテコイでチャラである。イヤ、マイナスって感じもしないではない。やっぱり2002年は×なのだろうか?
翌朝、ハッキリとした明るさの中で改めてキズの箇所を確認してみると、塗装が剥げた感じも無いし、サビ付きそうな気配も無い。コンパウンドで軽くコスれば元通りになりそうな感じだ。プジョー307は12年間サビ保証付きなので、カナリ丈夫に出来ているのだろう。とんかつも美味かったし、キズも大した事無かった。2002年の巻き返しが今、始まった様な気がする。
トコロで、新車のキズ具合が気になって、その日は眠りが異常に浅かったコトを付け加えておく。またレポートの半分がB食とは関係なかったコトも許されたい。