店  名
 Blanche
食べた日
2009/03/10
住  所
 秋田県秋田市新屋朝日町17-8
営業時間
11:30〜14:00 17:00〜22:00
電話番号
 018-867-1433
定休日
日曜日

ランチA:オムチーズハンバーグ
オムチーズハンバーグ
茄子入りアラビアータスパ
タコスロールフライ
スープ
サラダ

前  説

 新規オープン時、いくつかのメディアでブランシュは、女性に人気の店と書かれているコトが多かった。往々にしてしかし、そう言うコトをアピールする店に限って、女性客が少ないってパターンが今迄には結構あった。

 一般的な風潮としては、女性客を取り込もう!と言う考えでソノ様な宣伝方法をとる場合が殆どで、ブランシュも同じなんじゃないの?大体開店したばっかで何で女性客が多いなんて言えるの?と、ヤヤひねくれたモノの見方が得意なB食クラバーとしては、まぁイツカ行ってみても良いカモねと、中2病もかくありなん!って位の上から目線でブランシュのコトを捉えていた。(今考えると大変失礼な話だ。)

 ブランシュが開店してからおそらく1年以上が経過したある日のコト。女王様&ちゃあさんと、新屋付近で会う用事が出来た。お昼時でもあるしドコカでランチでもしたいよね。でもアマリ遠くないトコロが良いよね。なぁ〜んてワガママな希望を叶えてくれる店として、ブランシュのコトが脳内をかすめた。

 イツカ行ってみても良いカモねって思っていた、そのイツカがやって来た。まぁ試しにチョット入ってみる?なぁ〜んて、ココまで来ても相変わらずの、木で鼻を括った様な上から目線で入り口のドアをくぐる。

 女性客なんていないんじゃないの?と、重症の中2病患者よろしく鼻笑い風味で店内を見回してみると、ほぼ満員のテーブルに着いているのは全て女性。え?マジで?と我が目を疑うB食クラバー。

 え〜、アレってホントのコトだったんだぁー。マジでーと若干膝の力が抜けかけるB食クラバーだったが、ちょうど良いタイミングで案内して貰ったテーブルの席に座るコトが出来、しおれたキャベツの葉っぱみたいにソノ場に倒れ込まずにすんだ。

 いっやぁ〜でもコレ、料理の方はどうなんだろう?と思いつつも、出来上がったスパゲッティを食べてみると、もうホントに素晴らしい茹で加減&味付けで、穿ったモノの見方をしていて今迄ブランシュに来なかった自分を激しく後悔した。

 グッバイ偏見!いつだって公平なモノの見方を!バランス最高!と、常日頃B食クラバーは心がけているが、こう言うフトした落とし穴がごく希に発生する。しかも今回の場合は中2病風味も混ざっていたコトが、更に自分を傷つける。

 もう中2病はやめます。上から目線でモノを見るコトもしません。だから今迄の自分を許して下さい、ブランシュさん!と心の中で唱えながら食事を進める。

 美味しいし必ずマタ来ます!と、ヤッパリ心の中で唱えつつも、次にブランシュに来る迄1年以上の月日が経過したのは、自分の中で一方的に引け目を感じまくっているせいなのかもしれない。


Comment

 ホントのコトを言うと、新屋にある別の店へランチに行こうとしていて、でもソノ店が閉まっていたコトがブランシュを再訪するきっかけになった。

 以前はそうでもなかったのだが、近頃のB食クラバーと来たらアドリブにてんで弱い。一つ考えていた事がダメになった時、次に何をすれば良いのかサッパリ解らなくなるのだ。

 近場でなんかあったっけ〜。定食屋とラーメン屋と…そう言えばラーメン屋って言えば最近全然行ってないぞんたくがあるケド、でもとんこつラーメンはチョットなぁ〜、今は気分じゃないしな〜とか思っていると不意に、そう言えばぞんたくの隣にはブランシュって店があったジャン!と突然思い出す。

 濃い霧がたれ込める視界ゼロの山中で、一筋差し込む光に救われた気分のB食クラバー。コレはアレだ。また来ると言いいつつもシバラク行っていないブランシュにせよ!との天啓に違いない。天の導きならば行かねばなるまいと、ブランシュへ足を向けた。

 入り口前にはチョークボードが置かれ、本日のランチメニューが書かれている。Aランチ\700と示されているソノ下に書かれているオムチーズハンバーグと言う文字から、一時たりとも視線を外すコトが出来なかった。

 いや、正直に言うと一瞬ダケ、更にソノ下に書かれたチキンチーズカレー\650にも心が奪われそうになったのだが、今の気分はチキンでチーズなカレーではなく、オムでチーズなハンバーグだった。

 出て来た料理を見て、思わず桜の花びらが舞い散る丘の上で告白したくなる様な衝動に駆られる程グッと来た。横長で高さもあるハンバーグの上に同じ体積と言うか形状のオムチーズが乗っかっている。なんか2階建てみたい!と心が躍り、かけられている2種類のソースの色具合も素晴らしい。

 付け合わせのブロッコリーやニンジンの配置具合と言い、見た目についても料理が美味しく見える様に計算し尽くされている様に感じられてならない。B食クラバーが元気な女子高生ならば、かゎいぃ!とか連発しまくって食べたハズだ。まるで魔法にかかったの様な一時はしかし、食事の終了と共に終わった。

 トコロで、Bランチは\700で鰆の生姜焼きと書かれていた。鰆をどう読むか解らなかったので候補から外したのだが、もしかしてコレは店主からお客さんへの挑戦状なのだろうかと思わなくもない。鰆を読めた人だけ注文しても良いよ的な。

 B食クラバーとしては何て読むのか聞くコトにまるっきり抵抗はないのだが、読み仮名を教えて貰ったからと言って、ソレがドンナ魚なのか全然解らないであろう辺り、涙を禁じ得ない。コンナB食クラバーを相手するなんて、店員さんにしたって無駄なコトこの上ない。だから聞くのをやめてみた。

 もしかしたら店主さんは毎日、B食クラバーには読めない漢字を使った料理を作って、お客さんに提供(挑戦)しているのかもしれない。今度来る時は平気な顔で注文できる様、今からさかなへんの漢字を沢山勉強しておくか。