店  名
 ラ・カスガ
食べた日
2004/09/05

住  所
 秋田市添川字地ノ内175 (山王に引っ越しました)
営業時間
 

電話番号
 018-834-1668
定休日
 

煮込みハンバーグ
煮込みハンバーグ
デミグラスソースハンバーグ
サラダ
スープ
前  説

 誰が何を言おうとも、B食クラバーはハンバーグが好きである。しかし悲しいコトに、B食クラバーの周りにはハンバーグ好きが意外と少ない。少ないと言うか、ハッキリ言って皆無である。何か食べに行こう!って話になって、何でも良いよ!ってコトになったとして、んじゃ洋食屋でハンバー…とか言おうとすると、えぇ〜、洋食屋ぁ〜?はぁ〜、ハンバーグぅ〜?とか言う反応が決まって返って来る。

 たった今何でも良いって言ったのはどの口だぁ〜!とか、幼稚園児を叱る母親のような口調で膝詰め談判をしたくなるが、最近では慣れっこなので、誰かと食事に行く際、ハンバーグを食べに行こう!と提案するコトは無くなっていた。一種の自己防衛機能と言うか、どうせ断られるのが解っているから誘わない、と、意中の異性がいるのにも関わらず、断られるのが嫌で告白できないでいる中学生にも似た甘酸っぱさが込み上げてくる。

 しかし、ハンバーガーを食べよう!って言うと気軽に乗ってくる人が多い辺り、ハンバーグとハンバーガーで、ドコに差があるのか、またドコで線を引いているのか、人の心と言うか気持ちと言うか、嗜好は七不思議である。

 そんなワケで、なかなか外でハンバーグを食べるコトが出来ないでいるB食クラバーは、当然ながら自分で作ったりもするのだが、コレが自分的にカナリ満足。自分好みに作るコトが出来るから当たり前っつっちゃぁ当たり前ではあるが。

 しかしヤハリ、プロの料理人が作るハンバーグを食べてみたい!と心が要求するコトもある。なので欲求不満も団塊世代の夫婦の様に溜まる一方。こんな悶々とした気分を増幅する様に、S's Webの板に、やあまさんから美味いハンバーグ屋がある!と言う書込があった。

 やあまさん:
 私がちょっと休みを取っていた昨日。隣の机のお姉様(セレブ系)が、「昨日ランチに行った店よかったわよぉぉぉぉ」朝、顔を合わせるなりおっしゃるのです。添川のハンバーグ屋さんらしいのですが〜

 同じ店について、更に女王様が、良かったよぉ〜と、ダメを押す。ラ・カスガへの思いは、 思春期の激情を抑える高校生の様に、B食クラバーの心の奥底で渦巻いていた。


Comment

 B食クラバーが勤める会社には、月2回の土曜日休みがあるのだが、イツが休みになるのかは、その月によって変わっている。9月の土曜日休みが9月になっても決定せず、今週の土曜日は出勤だと思っていた方が良いだろと、内の会社では良くあるコトなので、何も予定を立てずにいた。

 実は、先月やったイベントの打ち上げなるモノが土曜日にあったのだが、休みの予定が決まらない以上、参加を表明するコトは出来ない。そんなワケで泣く泣く不参加を申し出ていたのだが、翌日になって土曜日が休みであるコトが判明。もう一日早く決めろよ!と思わなくもないが、全てはその様な運命なんだろうと Let It Be.

 不意に増えた休みをどの様に過ごすか考えたが、そんなモノ急に思いつかない。それじゃせめて何か美味いモノを食べたい!と考えたB食クラバーの頭には、直ぐさまラ・カスガの名前が浮かんだ。

 そして、日曜日。遂に念願のラ・カスガの前に辿り着いた。割と通りの良さそうな道路沿いにあるのだが、ガランとしたトコロに小っさい建物がある感じなので、油断すると見逃してしまいそうに感じるのはB食クラバーだけであろうか。って言うか、1回店の場所を確認しに来た時、案の定見逃していたのだが。

 店の前には4台の駐車スペース。その内2台が埋まっていたが、ユックリ食事が出来そうな雰囲気が中から伝わってくる。間接照明に照らされる中、4人掛けのテーブルが4つと2人掛けのテーブルが2つ位あった様な気がするが、イマイチ覚えていないのは、暗いせいなのか、それともB食クラバーの脳細胞が急加速で死滅しているせいなのかはハッキリしないしさせるのが恐い。

 ハンバーグとデザートの店と断っているとおり、メインのメニューはハンバーグのみ。デミグラスソース、和風、チーズ、煮込みと、あとはジャンボハンバーグがある程度。デザートはメニューに5種類くらい載っていたが、本日のデザートを頼んでみるコトにした。

 他のテーブルにはカーサン同士と、夫婦と思しきトーサンカーサンが座っていたが、リラックス度満点である。BGMはall that jazz!行ったコトは無いが、映画で見るNYのレストランみたいな雰囲気がしないでもない。飾らない人々が気軽にムードあるレストランにいるって感じが何となく。かと言ってココに突然アフロアメリカンが現れて、大音量のラジカセ片手にヒップホップをやりだされても困るが。

 そう言えばNYのレストランに間接照明の店が多いのは、ライトが弱いせいで相手の顔が陰影に飛んで美しく見えるからだと聞いたコトがあるが、ホントなんだろうか。

 サラダ・スープに続きハンバーグ到着。付け合わせはポテト、さやえんどう、にんじん。ハンバーグの柔らかさもナカナカである。デザートはヨーグルトムースにメロン・梨添え。厨房にはワリと恰幅の言い男性がいるが、単純に両者を比べてみて、失礼だが彼が作っているとは思えない感じが微妙にしないでもない。

 食べ終わったB食クラバーは、最近頭にこびり付いて離れない、煮込みハンバーグのCMの曲に合わせて♪煮込んで美味しいハンバーGOOD!と、シェフに向かって親指を立て、歯をキラリとさせながら微笑みかけたくなったが、小心者なのでやめてみた。