商 品 名
幸楽ラーメン
製造会社

サッポロ一番

食べた日
2004/05/24
営業時間
前 説


 HPに1つ独立したコーナーを作っている位、結構なドラマ好きのB食クラバーであるが、どう
にもこうにも食指の動かないジャンルと言うのがハッキリと存在する。例えて言うならばコー
ヒーはブラックに限る!って言う人に差し出される砂糖と言うか、関西人が関東のうどんの
つゆは飲めない!って思うのと一緒と言うか、幼女趣味の方の目前で行われる熟女ショー
と言うか、とにかく、何がどうあってもまるっきり反応しない。

 その中の1つが『渡る世間は鬼ばかり』に代表されるコテコテのホームドラマで、って言う
かそもそもホームドラマってジャンルなのかどうかも解らない位見ていない。と言いながらも
コチラが意識しないにも関わらず自然と目に飛び込んでくるのは壽賀子の実力なのか。

 例えば土曜日出勤のお昼時にTVを付けたらタマタマ放送していたりとか、スカパーで何
か面白い番組放送していないかなと、チャンネルをバシバシ替えている時とかにザッピング
と言うか、サブリミナル的に刷り込まれてくるから無視できない。

 先日もタマタマ土曜日のランチ中、TVのスイッチを入れたら放送していたのだが、どうやら
えなりかずきが東大を受験したモノの不合格だったってコトでの人間模様が展開されていた。

 それ迄全く見ていなかったからホントにそうなのかどうか怪しいのだが、話の流れから察
するに、幸楽と言う食堂を細々と経営している家族は、店を継いで欲しいからえなりの大学
受験には反対で、でも今年1年だけチャレンジさせてくれ、ダメだったら店を継ぐから!との
約束で受験生活を送っていたらしい。

 当たり前ならココで、約束だし店継ぎますって話になるトコロだが、えなりは来年もチャレン
ジしたいと親に嘆願。しかもあろうコトか、もし受かっても大学には行かない。受かった上で
入学はせずに店を継ぐと言う、明らかに何者かが発する毒電波を、体全体で受信してしまっ
た不幸な人の様にワケの解らないコトを言い、両親とお婆さんを困らせる始末。家族はけん
けんガクガクになったのだが、ココで昼休みが終わったので、その後どうなったのかは知ら
ないし、特別気にもならずに数日を過ごした。

Comment


 どっちが先で後なのか、今となっては記憶がおぼろ気だが、スカパーのチャンネルを替え
ていたら、偶然昔の渡る世間は鬼ばかりを放送していた。その中でえなりかずきは、僕は
店を継ぐんだから高校受験はしない!と宣言して、今と同じ様に両親とおばあちゃんを困ら
せ、家族に風雲を巻き起こしていた。

 現代では大学受験には反対している両親が、過去には高校受験は絶対にしろ!じゃなき
ゃ許さんぞ!ってな具合でえなりと対決。両者の潔いまでの入れ替わり具合には、一体3
年間でコノ家族に何が起こったのかと気になってならない。

 コノ一貫性の無さは親譲りなのか。そう考えれば納得の行く血筋。或いはお互いに、両者
を困らせてみたいダケなのかもしれない。同類嫌悪と言うコトなのだろうか。渡る鬼の放送
が一体イツ迄続くのか解らないが、もしえなりに子供が産まれて受験シーズンになったら、
今回と同じ現象が繰り返されるに違い無い。デジャビュ?ヒョットしたら台本も同じ可能性が。

 ココはドラマコーナーでは無くB食倶楽部なのですが。渡る世間と言えばこんなコトぐらいし
か印象が無いのだが、幸楽のカップラーメンが発売される!と言う話題が世間を賑わしてい
た。何度も繰り返す様に、ドラマその物に全く興味がないB食クラバーは、そのカップが出た
からと言って特に何かを感じると言うコトは無かった。クラバーMさんやAさんが、『今日は幸
楽のカップ麺!』と騒いでも、へぇ〜ボタンを2回押した上で3回目を押そうかどうか躊躇う位
の印象しか持ち合わせていなかった。

 しかし先日、B食クラバーが良くカップ麺を買う店の一角に幸楽カップが並んでいるのを見
つけた瞬間、それ迄の態度は一変した。春恵、ピン子、卓造の3人が笑顔で並ぶパッケー
ジ。何故えなりがいないのか気になる。やはりイツモ家族間に問題を巻き起こすからか。受
験生には写真を撮る暇も無かったってコトであろうか。東大を目指していたのなら、解る話で
はある。

 彼ら3人のどことなく不自然な、少し引きつった様な笑い方は、直前に家族全員での大喧
嘩が行われたのかもしれないと推測するに易しい。パッケージの1部に、『鬼
2』≒鬼二乗と
書かれている部分があって目を引く。ココで言う鬼とは一体誰と誰のコトなのか。ピン子と春
恵なのか、或いはピン子と卓造なのか。どちらにしてもピン子は外せない。

 渡る鬼出演者の中でサッポロ一番と言えば藤岡琢也だと思うのだが、彼の写真が無いの
も気になる。確かに幸楽では働いていないが、『美味さはサッポロにあり!』とコピー入りで
商品の紹介ぐらいしてもらいたいモノである。

 幸楽を訪れるお客さん達もコノ味を楽しんでいるのかと思うと感慨も一塩…って言うか、視
聴時間が極端に短いせいもあるのかもしれないが、幸楽にお客さんが入っているシーンをB
食クラバーは見たコトが無い。もっぱら家族会議の舞台に使われているダケである。幸楽の
お客さん達が、ホントにコレと同じモノを食べているのかどうか確認するために、今度1時間
じっくりドラマを見てみようと思う。