ここで1つ問題発生。夕べは渋谷のぱっぷHOUSEで焼き肉を食べていたのだが、1年振り
に食べる美味しい!って思える焼き肉料理の数々についつい調子に乗ってしまい、ハイピッ
チビールドランカーになったトコロまでは良くあるコトなので目をつぶるとしても、表メニューに
は存在しない裏メニューを次々に注文。去年は食べるコトが出来なかった、ステーキの様に
鮮やかな霜降り肉よりも更に高価なハネシタ(肩から腋下にかけての部分。多分。説明を
聞いたけどモノスゴ酔っぱらっていたので正確に覚えていません。100g\3,000!)まで豪快
に頼んでしまう始末。店員にも『お客さん、良いペースですねぇ。』と言われる。
この客はイケル!と思ったであろう店員達が、代わる代わる次はコレ如何ですか?と勧め
るモノに対して全て頷く。舌とお腹が満足するのと反比例して、って言うかどっちかって言う
と、2乗した加速度で、財布の方はスッカラカンになってしまった。つな八を楽しむ前に、銀行
でお金をおろす必要に迫られた。
途中幾つか銀行はあったのだが、タカシマヤの中にもATM位あんだろってコトで、真っ先
にタカシマヤに向かうコトにした。実は去年、連休中は銀行のキャッシュディスペンサーが
稼働しないってコトを全く知らなかった世間知らずのB食クラバーKが、チョットしかお金を財
布に入れないまま東京に来ていて、ATMが稼働する滞在最終日迄、綱渡りの様な休日を
過ごしていたのだが、今年は5/4にATMが稼働するコトをあらかじめ調べておいたので、必
要以上に気持ちに余裕があった。
タカシマヤのつな八に到着。30人位の行列が出来ている。待ち時間の間にATMを探す旅
に出るコトにした。まずフロア案内図を見る。このフロアには郵便局のATMのみがあったの
で、下の階の同じ場所には銀行のATMがあるに違い無い!と思い、行ってみたが見つから
ない。大抵のデパートならドコに何があるのか簡単に想像がつき、初めてのデパートでもトイ
レとかスグに行けるB食クラバーなのだが、『あっ、チョト焦っちゃったな。上の階だったか。』
と思い直し、行ってみたが見つからない。
次の対処法として各階案内図を探したが、ATMの場所が記載されている程詳細な案内図
がナカナカ見つからない。こりゃインフォメで聞くしかないなと思ったが、インフォメすらドコに
あるのか解りゃしない。アリ地獄に溺れながら、メビウスの輪にはまっている様な気分にな
る。一気にブルー。さすがアジア最大規模の売り場面積を誇るショッピングモール。デパート
通を自負していたB食クラバーのプライドなど、砂粒よりもちっぽけであった。
ようやく見つけた案内図によると、銀行のATMは5階にあるらしい。12階→5階→12階へ
の長い旅。何とか待ち時間中にお金をおろすコトは出来たが、約30階分をエスカレーターで
移動したコトになり、無駄なエネルギー消費は、精神的疲労を増加させた。早く鳥になった
気分でてんぷらを食べたい。それが今の疲れをとる唯一の方法である。
テーブル席へ案内されると我が目を疑う。ココが12階とはニワカに信じがたい風景が、窓
外に広がっている。そこは隣のカフェのテラス席で、ちょっとした公園っぽい景色と、そこに
佇む人々との相乗効果で、高層ビルに店舗があるにもかかわらず、あたかも地上1階で食
事をしている様なバーチャル感を醸し出していた。
鳥気分を味わえずに愕然とするB食クラバー。こんなんだったら総本店に行けば良かった!
と、前夜の自分の計画性のない行動を、棚に積み上げたり降ろしたりしている間に天ぷら
がやって来た。
海老天2、白魚のかき揚げ、ししとう天の皿が最初にやって来る。一息ついたトコロでアス
パラ天×3。そして最後に穴子天と小海老のかき揚げがやって来る。客席をドコカで秘かに
監視している様な絶妙なタイミング。揚げたてをスグに食べられる様にとの心配りである。
大根おろし、ごはん、味噌汁はおかわり自由。天ぷらもサクサクである。
上てんぷら定食はアスパラ天の替わりにナス天と帆立天、ししとう天の替わりにピーマン
天とイカ天がついて来るが、B食クラバー的にはコストパフォーマンスの点でも、てんぷら定
食で充分である。
久々に食べる美味い天ぷらに、先程までの疲れはドコカに消えて行く。秋田にもコレぐらい
美味くて安くて量の多い天ぷら屋があれば良いのにな!と思いながら、もう1度窓の外を見
るとガッカリ。今度は景色の良いトコロでね。
|