品 名  J.ヨーグルトコーヒー 飲んだ日 2006/06/15
製 造  土田牧場:秋田県仁賀保市馬場字冬師山9-10
TEL  0184-36-2348 土田牧場のBilogへ>
前  説

 最近は、某秋田の街インフォメーション誌から情報を得るコトが多いB食クラバー。その誌面の中で、土田牧場で作っているコーヒー味のヨーグルトが気になった。土田牧場製品と言えば、金額的には少々高かったりするモノの、品質の良さには定評があり、安心して食べられる上に味も良しと、言うコト無しでB食クラバー的にお馴染みだ。

 土田牧場製品の、所謂フツーのプレーンなヨーグルトを飲んでみると、一般に販売されている飲むヨーグルトと、固形ヨーグルトの中間っぽく感じられた。飲んでいるのに食べている様な不思議な満足感が得られ、更に程良い酸味が心地よく、美味しい美味しいと思いながら、一気に飲み終えてしまう。ソレのコーヒー味ともなれば、嫌がおうにも期待が高まると言うモノ。今年土田牧場に行った暁には是非購入しよう!と高まっていた。

 とソンナ時、はなまめさんからコーヒー味はジャスコで、更にnaoさんからはマックスバリュで売ってると言う情報を頂いた。!そうかっ!そう言えばフツーのプレーンなヨーグルトは秋田市内のスーパーでも売っていた。コーヒー味だって売っていないワケは無いのだ。ソコに気が付かず、土田牧場まで買いに出掛けようって思うなんて、何て短絡的な発想だろうか。少し考えれば解るコトなのに。

 そんなワケで、コーヒー味ヨーグルトを飲むのはもう少し先のコトになるかと考えていたが、イツでも飲めるコトに気付き、いてもたってもいられなくなって来た。今日コソ買うぞ!と思い、闘志メラメラで出掛けたのだが、他の用事を済ましている間にスッカリ忘れ果て、買わずに帰って来てしまった。焦るB食クラバー。どうしても飲みたい。飲みたいが、帰って来たバッカリで、今から出掛けるのはなんだかメンド臭い。

 2つの感情の狭間で揺れ動き、さてどうしたモノかと考えていると、クラバーRさんが飲んでみたい!どうしても飲んでみたい!!と言って来た。1人で飲むんだったら今から買いになんて出掛けないが、道連れが出来たのなら買いに行く面倒も(それ程)感じない。コーヒーヨーグルトを買うために、マックスバリュへと出掛けてみた。



Comment

 トコロで最近、マックスバリュのコトを『マバ』と呼ぶってコトを、クラバーMさんから聞いた。…マバ。なんだか麻婆豆腐の読み方を間違えてマバドーフとか言ってしまったのを、慌ててマックスバリュの略称だよ!と言ってみた感を強く抱いてしまう。言ってみたらそのまま通用してしまったよ!みたいな。

 どうもチョットしっくり来ないよなとか思いながらクラバーRさんにソノ話をしてみると、クラバーRさんは一瞬驚いた顔をした後、自分の周りでは『マクバ』って呼んでいるって話を教えてくれた。マバと比べてもマクバの方が語呂が良くて格好良い。

 なんか聞いたコトのある響きだなぁと思っているとソレは、関西方面でのマクドナルドの略称と似ているからだと気が付いた。レジに並ぶと、御一緒にポテトはいかがですか?って聞かれた挙げ句に、\0のスマイルを投げかけられそうだ。ハンバーグを2枚挟んだビッグマクバとかが評判の店って気配がしないでもない。ちなみにネットで調べてみると、『マックス』って呼ぶ人もいる様だ。…バリュって呼ぶ人はいないのだろうか?

 Comment欄に突入しているにもかかわらず、未だに前説が続いている様な事情は、コーヒーヨーグルトのフタを開けた、ソノ瞬間にある。鼻をツンと射す様な酸っぱい香り。フツーのヨーグルトだってコレとソンナに変わらない香りがしたハズだが、一体ソノ違いはなんなんだろう。酸っぱさの後に伝わってくるコーヒーの苦い香り。ラベルに書いているとおり、コレが大人のヨーグルトの証のだろうか。だとしたらコノ第一段階、ハードルはカナリ高そうだ。

 グラスにあける。とっぷんとっぷんと、ヤタラ粘り気のある液体が、いや、半分溶けかかった、以前は固体だったモノが流れて行く様な感覚が、僅かの不快感と共に指先から体全体へと伝わって行く。ソノ間も先程の香りが広がり、充満して行く。気が遠くなっていくのを感じながら、グラスを口元に運び、ユックリと飲んでみた。

 最初にヨーグルト特有の酸っぱさが広がり、次にコーヒーの苦さ、そして最終的に甘みが口に残ると言う三重苦。コレはとても飲めたモノではない。コーヒーも好きだし、ヨーグルト(特に土田牧場の)も好きなのだが、2つを組み合わせるとコンナ味になるなんて。小学校の運動会でリレーの補欠に選ばれたコトや、\30,000のスーツを買おうと思ってレジに持ってったら\300,000だったコトなんかが、走馬燈のように思い出される。短い時間に凝縮してみてもスットコどっこいな人生だった。

 気を取り直して他の例え話を。よくサッカーでは、1+1は2にならない。1+1が3になったり4になったりもするし、1のままだったり 0 になったりする。って言われるが、ソレをコンナ形で確認するハメになるなんて。コーヒーとヨーグルトの組み合わせはB食クラバーにとって、マサにマイナスであった。

 涙目になりながらクラバーRさんの方を見てみると、キョトンとした表情をコチラに向けている。クラバーRさんはコレを、飲める!と感じたらしい。なので、何故B食クラバーがココまで悶絶しているのか理解できないと言う風情だ。150mlのが\220で、500mlのが\440と、同じ金額ならば500mlのを買った方がお買い得!とか思った30分前の自分を思いっ切りひっぱたいてやりたい。

 そう言えば以前、SparklingCafeを飲んだ時にも似た様な出来事が。思い返してみるとSparklingCafeも、酸っぱさと苦さが同居していた。もしかしたらB食クラバーは、酸っぱさと苦さの組み合わせに弱いのかもしれない。

 薄れて行く意識の中、確かにコレは日本初の味で、コレを美味しく感じるコトこそが、大人への階段を上るコトなんだなと思った。…あぁ、カルメンと踊りたい。




ヨーグルトコーヒー(500ml) \440 ヨーグルトコーヒー(150ml) \220