『ロミオ+ジュリエット』に続くロックオペラ。1899年の世紀末的退廃と、デカダンな背景を持つ舞台で、エロティックに、情熱的に、愛は語られる。ムーランルージュの外観も、象の部屋も、19世紀末のパリの街並みも、全てがアーティスティック。
オープニングの20世紀フォックスのタイトルバックから、既にムーランルージュの劇場の中にいるような演出。あの指揮者は演奏の後絶対に倒れているぞ。エンドロールも羊皮紙に書かれているような感じ。フィルムの始まる最初から最後まで、演出が行き届いている。
劇中で使われている音楽多過ぎ。エンドロールを見てみると、40曲位あったような気がする。ユアンマクレガーは、いまいちブレンダンフレイザー見える。ブロンドの金髪を振り乱すリチャードロクスボロウは、かなりメンディエタ。ニコールキッドマンの付き人のブラックはショコラって呼ばれてた。何だかなぁ。
愛は酸素。