こんな季節外れに!って言われようが何しようが、土田牧場に行ってみました。色んな
人が、行って面白かったって言うし、何より食べ物がそりゃ美味しいからね!とか言ってる
し、じゃぁ行かなきゃなって気分も無闇に盛り上がりまくり。そう、ワタクシですね、まだ一
度も行ったコト無いのです。今回が初チャレンジ&アライブ!なのです。
え〜寒かったです。非常に寒かったです。天気予報では雨って言われている中、車で向
かったのですが、現実の状態としては晴れ!でした。そして時々曇り、ってな感じ。最近は
天気予報の精度も上がって来たよなとか思っていたコノ頃ですが、しかし今回ばかりは外
れてですね、天候としては良かった感じだったので、とても嬉しかったです。
土田牧場のある仁賀保高原には15機の風力発電用の風車があるのですがそれらがで
すね、スンゴイ勢いで回っているんですよ。アホみたいな勢いですよ。近づけば近づく程で
すね、そのスピードには目が追いつかず、そして車の中から見ているのにも関わらず、強
烈な風を体に浴びている様な錯覚を感じてしいました。
建ち並び、回り続け、電気を作り続けている風車達
をそれでも見ていると、なんかココは未来の発電施設で
すか?って思わなくもありません。
確かに、ワタクシの愛読書である近未来SFの『プラネ
テス』では、多くの風車が発電をしていました。
未来を感じ、風車の大きさに驚きつつも電信柱に激突
しそうになり、ようやく土田牧場へと辿り着きました。
雨が降らなくて良かった!とか思うのですが、牧場
で動物たちと触れ合おうにも、風が強すぎて溜まりませ
ん。
髪が強風に煽られ、冷たさが肌を刺し、1秒たりとも外
にいられませんよ。犬や羊達とじゃれあうのも程々に、ミ
ルクハウスでの買い物へと勤しみました。
中ではですね、ストーブが焚かれていましたよ。
ソレだけ寒い!ってなコトですな。シーズン中は行列が出来る程の混雑らしいですが、
そんな寒さの中なので、ワタクシ達の他には2組のお客さんがいるダケでした。
ミルクハウス内には、(多分)コノ牧場で生産されたモノを原料とした食品が多く並んでい
ます。何を買おうか迷っていると店員さんが、ヨーグルトとチーズケーキを試食で差し出して
くれました。
ほうほう、コレはナカナカと思いながら食べていたのですが、以前とある場所で聞いて気
になっていた『やきやきポーク』が目に入ったのでソレを注文しようとした寸前!その上に
書いてあった『ジャージーアンドポーク』が目に入ったのでソチラを注文。このアッサリとした
華麗なる身の振り替えし振りには、自分自身驚きです。戸惑いを隠せません。
焼き上がりまで10分かかると言うコトですが、色んな
モノを見尽くした後だったので、少々持て余し気味。雑誌
なんかを見て潰していたのですが、最初に注文してから
店内を見て回れば良かったと、後になってから気づいたり。
パリッと固い皮に柔らかい中身。油断して食べると、噛
み切った瞬間に、中の油が飛び散ってしまう。油の飛び
散ったテーブルを拭きながらの食事は、多分ワタクシが
食べる前よりも食べ終わった後の方が、テーブルが綺麗だったんじゃないかってぐらいです。
食べ終わった後に店内を改めて一周。ホワイトケーキ、ジャージーサブレー、牛乳まんじ
ゅうと、ジャージー乳を使ったスイーツはモチロン購入。そしてソレラよりもですね、以前話
に聞いてからコノ目で見たくて見たくて仕方なかったハムステーキと遭遇しました。
\2,000とか\3,000とか\4,000とかですね、スンゴイ高いのですがグラム数もですね、
700gとか結構あったりするので、安いっちゃぁ安いのですが、やはりチョット購入する気は
無くて、只、こんなモノがあるのか!と、見たいダケだったのですが、何故か購買意欲が
沸々と盛り上がって来まして、気が付いたら買っていました。しかしソコはソレ、1番安いヤ
ツを買ったのは言うまでもありません。えぇ、自分でも気づかぬウチにです。
そんなコンナで土田牧場を後にし帰宅。早速です
ね、ハムステーキの調理に取りかかりました。しかし。
…しかしですね、どうやって調理して良いのかサッパリ
解りません。パッケージには、
『両面をこんがり焼いて…』としか書いてないのです。
例えば、良く冷凍食品とかでありがちな、片面を強火
で何分、ひっくり返して弱火で何分とかって説明が一切
無いのです。只々両面をコンガリ焼けと、そして仕上げに
何でも良いからお酒を振りかけろとソレだけです。酒の種類だって指定して欲しいですよ。
もろマニュアルは人間なワタクシとしては非常に心細かったのですが、逃げてバカリじゃ
何も始まらない!自分の(頼りない)料理経験を総動員して、ハムステーキに向き合って
みるコトにしました。火を通さなすぎると冷たい上に固いだろうし、火を通しすぎるとソレはソ
レで固くなるだろうし、どうしたモノかと思ったのですがとにかく、(焼いて酒をかけるダケの)
調理は完了し、テーブルの上へと乗っかった次第です。
恐る恐るナイフを入れ、口の中に運ぶ。噛んでみる。
…すると!今迄に食べたコトの無い様な味わいが口の
中イッパイに広がります。とにかくソノ肉が、柔らかい&
軟らかい。厚さが2cmもありそうな肉だが、それ程力を入
れなくても噛むコトが出来ます。黒胡椒が効いていて若
干スパイシーなのもまたグッド。コレがハムなのかと疑い
たくなります。コレがハムならば、今迄食べていたのは
一体何だったのかと!脂身の部分も非常に柔らかく、先
日食べたうし亭のプラチナポークを彷彿させノックアウツ!
食べてみると、コノ設定も納得!のプライス。ドチラかと言うとリーズナブルな感じさえし
て来るから不思議です。食べ終わるのが勿体ない。少しずつ、少しずつ、無くなって行くの
が非常に寂しく、食べているソバから、また買いに行こう!って思えて来ます。いつの間に
かワタクシの、土田牧場に対するイメージが、ハムステーキ一色に塗り替えられて行きま
した。
土田牧場=美味しい!
そう思ったワタクシは、是非マタ土田牧場へ行こう!と心に誓ったのでした。
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