14日の午後3時ごろ、南秋田郡大潟村にある「大潟富士」を登山中の女性から、「山を登っているうちに登山道を見失ってしまい、現在地がわからなくなった」と携帯電話で警察に110番通報があった。
救助要請を受けた山岳遭難救助隊は、3分後に現場に到着。捜索開始から1分後、山の7合目付近でうずくまって救助を待っている女性を発見し、無事に保護した。
山を管理している大潟村役場は「大潟富士は、海抜0メートル・標高3.776メートルの日本一低い山。手すり付き登山道が2箇所設けられ、小さな子供でも30秒ほどで頂上まで登れる山なので、このような遭難事故が起こることは想定していなかった」と話しており、「今後は案内標識を設置し、山岳救助隊を常駐させるなどして、登山者の安全確保に努めたい」との見解を示した。