家人に無断で玄関先や庭先にかまくらを作り、その代金を請求するという「かまくら詐欺」が横手市で相次いでいる。その見事な出来栄えに納得してお金を払ってしまうケースも多く、県や県警は注意を呼びかけている。
横手市に住む女性(67歳)は「ちょっと目を離した5分ほどの間に、玄関先に大きなかまくらが完成していた。その見事な早業にびっくりして、思わずお金を払ってしまった」と話す。
同市に住む女性(52歳)は「素人とは思えないほどかまくら表面の仕上がりが美しく、横には雪の滑り台付きだった。すっかり感心してしまい、言われるがまま500円を支払ってしまった」とのこと。
横手警察署は「最近ではかまくらを雪だるま風にアレンジしたり、ミニかまくら(ろうそくの灯かり付き)がセットになっていたりと、手口も巧妙化している。不審なかまくらを見かけたら、まずは警察に相談してほしい」と話している。