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冬対策のため、秋田県全体を地下都市化
秋田県庁地下

 冬期間、雪と氷に閉ざされる秋田県。この厳しい居住環境を改善するため、県は「秋田県全体を地下都市化する」という計画を発表した。これにより県民が吹雪や大雪などに影響されずに生活できるようになり、また除雪作業を行う必要もなくなるため、県全体で年間100億円を超える除雪費用が不要になる見通しだ。

 

 秋田県都市計画課は「北海道の札幌市には大規模な地下街があり、様々な店舗が130店以上もずらりと並んでいる。その様子はさながら地下都市のようだ。秋田県全体をあれと同じように地下都市化すれば、冬期間も安全に暮らすことができるだろう。唯一の難点は『地下都市化すると太陽の光が当たらない』ということだが、秋田県は元々日照時間が全国ワースト1位。太陽の光が全く当たらなくなっても特に問題はない」と県民に対して説明した。

 

 なお、秋田県地下都市化計画に先がけて、秋田県庁の地下には既に小規模な地下都市を建築済みだ。現在県庁の地下都市には食堂や売店、理髪店の他、旅行代理店やATMなどが完備されており、そこから伸びている長い地下通路を通れば、隣の建物と自由に行き来することが可能な作りになっているという。

 

 

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