11月の第3木曜日にあたる今日、ボジョレー・ヌーボーが解禁された。ボージョレワイン委員会は今年の出来栄えを「エレガントで魅惑的なワイン」と表現しており、「力強いというよりもエレガントで、酸と果実味、ストラクチュアとのバランス、そして爽やかさと味わい深さとのバランスがすばらしい」などと 高く評価している。
一方、「高質な田舎」をここ数年のキャッチコピーに掲げている秋田県。ワイナリーの責任者やワインソムリエ達は秋田県に対し、「ただ単に『高質』と言うだけでは、その良さが全然伝わってこない」と指摘。「もっと味や香りを深く表現し、情景を思い起こさせるような言葉でなければ品質は伝わらない」として、「高質な田舎」という品質の表現を改善するよう訴えた。
これに対して秋田県知事は「特産品としてプラムワインを作っている県として、確かにこの表現は安易で軽薄だった」と反省。 今年の秋田県の品質を「日照時間は少ないが、おおむね好天に恵まれた。秋田県の県旗のような美しく深いルビー色で、奥深い際立ったアロマはいぶりがっこを思い起こさせる。若々しさはあまり感じられないものの、農村特有の力強さが感じられる田舎」と表現し直すことを明らかにした。