店  名
 スープカレー サヴィナ
食べた日
2006/11/14
住  所
 秋田県秋田市大町1-2-7
営業時間
11:30〜15:00 17:30〜22:00
電話番号
 018-837-0777
定休日
月曜日

ポークスープカレー・ライス
ポークスープカレー
チキンスープカレー
ライス 並&大

前  説

 北海道でスープカレーなるモノが流行していると、4年前のB食クラバーはキャッチした。別にスープカレーの情報を探していたワケではなく、北海道の美味しい食べ物情報を、探しに探しまくっていた。何故そんなコトをしていたかと言うと、4年に1度開催される、世界最大のスポーツイベントであるトコロのサッカーのワールドカップを観るために、北海道を訪れるコトが決定したからだ。

 B食クラバーはコノ時が北海道への初上陸だったので、後から聞いて、あぁアソコに行けば良かった!って言う後悔をしたくなかったって言うのがある。B食クラバーの周りには、北海道に行ったコトがあるって人が結構いるので、そう言う人達から情報を得ようと試みたのだが、誰に聞いても北海道はウニが美味しいよとか、ラーメンが美味しいよとか、寿司が美味しいよとか、んなモン日本人に生まれたからには誰でもが知ってそうなコトを繰り返し聞かされるダケであった。

 B食クラバーが欲していたのはそう言うマスな情報ではなく、もっとミニでマイクロでピンポイントなお店情報だったのだが、そう言う情報を教えてくれる人は、1人もいなかった。今になって考えてみたら、B食クラバーが話を聞いて回った人々は皆、学校とか会社の旅行で行ったワケで、ツアー客として連れて行かれた店で食事をしていたダケだったのだ。だから、どの店が美味しいとかって情報を得るというのは、どだい無理な話だったのだ。

 今だったらもう、『北海道』・『食べ物』ってキーワードを入力すれば、北海道に住む色々な方々が書いていらっしゃるブログで、ソノ手の情報を気軽に得るコトが出来るのがウレシイ。ま、今度は情報が多すぎて困ってしまうワケだが。

 当時はまだ、ネット上に今程情報が氾濫していなかったので、代表的な食べ物屋を探し出すのが精一杯。結局るるぶとかの旅行雑誌をヒタスラ読みまくって、なんとか北海道滞在中の食事プランを立ててみた。

 それで、札幌で流行っているスープカレーの元祖店!みたいに紹介されて店に行くコトにした。もともとB食クラバーはカレーが大好きで、その新バージョン的なスタイルを持つスープカレーに、カナリ期待していた。同行していたクラバーKもカレー好きなのだが、クラバーKの場合は好みが偏っている。

 欧風・和風カレーのドロドロさは嫌いで、インドカレーのサラサラ具合が好きだと言う。出来ればそれよりももっと、液体に近い感じがあれば良いらしい。そんなカレーあるワケ無いよ、と当然心の中で思っていたB食クラバーであるが、まさかそんなカレーが現実にあるとは!スープカレーのスタイルこそが、クラバーKの嗜好する究極のモノなのであろう。ついでに言うと、ジャガイモが入っているのも許せないらしいが。

 とにかく、クラバーKもワクワクしながらスープカレーを食べてみたのだが、カレーと言うよりも、なんだか薬膳料理を食べている気分になって仕方なかた。インド系のスパイスと言うよりも、漢方薬を煮詰めて作ったカレーです的な風味で食べてる途中からギブアップ気味。せっかく北海道まで来て残すの勿体ないし、何とか頑張って完食はしたのだが、スープカレーはもう食べなくて良いかなと、それぞれ口には出していなかったが、その場の雰囲気で、そう思っているのが解った。


Comment

 秋田にスープカレーの店が出来たと聞いた。北海道のスープカレーの店、RED HOTってトコの姉妹店らしい。カナリ本格的なスープカレー店なのだろうが、以前札幌で食べた時からスープカレーに対してアマリ良い印象を持っていないB食クラバーは、イマイチ食べに出掛けるのを躊躇していた。(B食クラバーが札幌のRED HOTで食事をしたワケではない。念のため。)付け加えて言うならば、その店、サヴィナが営業している場所が、秋田市大町のサルガッソースポットだからと言う理由もある。

 しかしマタ、SAVINAがサルガッソースポットに存在するから食べに行きたい!って思うのも、複雑な人間模様を織りなす、機微の一つと言うか何と言うか。ある時は行くのをタメライ、又ある時は食べに行きたくて仕方ない、そんな振幅を繰り返しながら、その揺れ幅が小さくなって来た頃、ようやく出掛けてみた。

 雨だったり、アラレだったり、雪だったりと、コノ時期の秋田の空からは、様々なモノが地上に降り注ぐ。季節のせいもあってか冷たい雨の降るある日の夜、体を温かくしよう!とスープカレーが食べたくなったのか。結局一度しか行かなかったが、店内は老湯火鍋房と変わらない様な気がする。テーブルとか椅子とか変化無いモノだと思うが、一度来たダケなので良く解らない。

 サンパティオ内にB食クラバーが足を踏み入れた時は、サヴィナ店内にはお客さんが1人もいなかったが、サンパティオ内に流れる音楽に気をとらわれている内に、何組みかのお客さんがサヴィナ店内へと入って行ってしまった。ちなみにソノ時流れていた音楽は、B食クラバーが生涯で2番目に好きな映画、テキーラサンライズの主題歌で、本音を言うとコノ曲を、B食クラバー本人の主題歌にしたい!と、長年密かに思い続けている曲でもある。

 そう言う曲が流れていたんだから仕方ない!って思えば良いんだろうケド、ほんの僅かの時間足を止めてた間に、3組程のお客さんが先に入って行ってしまっては切ない。1分店に入る時間が遅れたダケで、料理がテーブルに届く迄、最低でも10分は違ってくるだろう。そう思ったら気のせいか、急激にお腹が空いてきた。こんなコトならLAで最も排他的なイタリアン店バリナリで、ジョアンの出してくれる4種類のチーズ和えを食べに行けば良かった。いや、LAになんか気軽には行けやしないが。

 メニューはスープカレーオンリーで、チキン・ポーク・ベジタブル・キノコと4種類がある。キノコについては他の3種との組み合わせが可能な様だ。ポークキノコ、チキンキノコって感じで。どうせならベジタブルポークとか食べてみたい。昼は全品\100引きで、アイス・ドリンク・サラダ付きのセットメニューを付けるコトが可能らしいが、何故コレらは昼ダケなのだろう。夜にも是非とも食べられる様にして頂きたい。

 御飯の量は小・普・大の3種類を、同じ値段で選ぶコトが出来る。ココだけの話B食クラバーがココイチでカレーを頼む時、御飯を標準よりも少めの200gで注文するので、そのノリも手伝って『小…。でもお腹減ってるからやっぱ普通で!』とか注文したのだが、テーブルに届いたライスの量はカナリ少な目だったので焦りまくり、持って来て貰った瞬間に、『大盛りに替えて下さい!』と頼んでしまう始末。落ち着いてメニューを見てみると、小130g・普180g・大230gと書かれていた。大を頼んでも、ココイチカレーの標準よりも少な目だったかと、ココで汗かき1つ。

 スープカレーは辛さを選べる様になっていて、ココでは3辛を選んでみた。しかし、コレがカナリ強烈に、そしてHOTに、B食クラバーの体と舌に突き刺さる。最初食べた時は、ん〜、なかなかビリッとした辛さだね。とか思っていたのだが、半分くらい食べ進んだ辺りから辛さが全身に回り出す。脳天からも吹き出て来て、ココで汗かきマタ1つ。

 なんで3辛にしたのかと振り返ってみると、ココイチで食べる時いつも3辛にしているからだと、ココでもマタもや汗かき1つ。何げにココイチが、B食クラバーのカレーの基準になっているらしい。あ〜恐ろしい。いや、別にB食クラバーがココイチのカレーにハマっているワケでは無いのだが。って言うか、そもそも3辛とか言う言い方もココイチっぽい。

 御飯はB食クラバー好みの、外硬内軟のふっくらツヤツヤしたモノでは無かったが、スープにくぐらせて食べるには、ああいうスープをタップリ吸い込みそうな御飯の方が向いているのだろう。御飯とスープカレーの配分が解らなくて、最終的には御飯が早くなくなった。だから終わりの方ではスープカレーの丼だけと格闘していたB食クラバーだが、途中で変なコトに気が付いた。

 辛いスープに浮かぶ豚肉。(B食クラバーはポークスープカレーを頼んでいた。)辛さにヒィヒィ言いながら食べていると、あれ?コレどっかで食べたコトあるよなぁと思い、何だったっけ?と考えをめぐらせてみると、ソレはタンポポのラーメンを食べてる感覚に似ていると思い至った。キムチが煮込まれた辛いスープに浮かぶ柔らかいチャーシューを食べてるアノ感じ。

 一瞬、今自分が何食べているンだっけ?って大事なコトを忘れてしまう程、辛さに神経をヤラレまくってしまったのか。そう言えばスープカレーって、煮込まれている野菜が異常に大きかったりするのだが、コレって全てのスープカレーでデフォルトなのだろうか。スープ=大きい丸ごと野菜って言う方程式が、全体的に存在するのだろうか。B食クラバー的にはポトフって感じがしないでもないが。

 札幌で食べたスープカレーは薬膳ぽかったが、ココのスープカレーは全然薬膳ぽく無く、チャンとカレーの味がする。もしかしてB食クラバーが札幌で食べたのは、スープカレーでは無く薬膳カレーだったのかもしれないと、今度は冷や汗をかいた。