店  名
 麺や 大多喜
食べた日
2008/08/21
住  所
 秋田県秋田市仁井田本町4丁目8-1
営業時間
11:30〜15:00
電話番号
 018-839-1101
定休日
日曜日

わんたん味噌&ごはん
わんたん味噌
わんたんアップ
わんたん中華

前  説

 最近のB食クラバーは、以前ほどアマリ仁井田の辺りを通らなくなったが、ある時ふっと通り過ぎてビックリした。から揚げラーメンくま蔵の場所に、違うラーメン屋がオープンしていたからだ。一瞬、我が目を疑う。

 一番最初、ソノ場所に店があるのを発見したのは金谷うどん店だった。隣接する(って言うか元々ソノ場所に存在する)製麺業者が発案する麺料理店と言うスタイルに、コレからの製麺業経営の多角化を見た思いだった。

 しかし、程なく金谷うどん店が閉店したのを見て、あぁ、グローバル経営も大変なんだなぁ。色んなコトをキチンと見極めてやらなきゃダメなんだなと思っていたら、何と同じ場所に、から揚げラーメンくま蔵が出来ていた。そしてソノ店もどうやら、同じ製麺業者が経営する店だった。

 あぁ何だ。このスペースは、製麺業者が次々に提案する麺料理店の、いわばアンテナショップなんだなと合点がいき、サルガッソーポイントではないんだなと認識ができた。

 さて、いかにもクラバーKが喜びそうな店名だったから揚げラーメンくま蔵の後に出来たのは、マサにB食クラバーが待ち望んでいたと言っても過言ではない店、わんたん中華らーめん 麺や 大多喜。

 素晴らしい。実はB食クラバー、コノ世の中に数あるラーメンのメニューの中で、ワンタン麺が一番好きなのだ。カップラーメンでも一番好きなのが激めんと言う筋金入り。(いや、カップラーメンで言ったら赤いきつねと激めんの2つが一番好きと言う矛盾を抱えているのだが。)

 以前、東京に住んでいた時も少なかったのだが、秋田市にはワンタン麺を提供してくれる店が一軒も無くて(一軒も見つけられなくて)ガッカリしていたトコロだ。

 何年か前に、フラ〜ッと入った店でメニューにワンタン麺を見つけたコトがあった。喜びを抑え切れず勇んで注文してみたモノの、何とソノ店では味がしないワンタン麺を提供してくれていて、口に入る迄はシッカリとワンタン麺なのに、口の中に入れた途端、何だか正体のハッキリしないおかしなモノを食べている様な気持ちになった。

 (タマタマその日、店主が風邪を引いていて味覚がおかしかったのかもしれないが、ソレ以来ソノ店はB食クラバーの中では無かったコトになっているので、ソレはカウントにいれない。)

 まぁ東京でもワンタン麺を提供してくれている店は少なくて、メニューにソレを見つけた時には興奮しながらワンタン麺を食べていたモノだが。

 そんなワケでB食クラバーは、秋田で初めてマトモにワンタン麺を食べさせてくれそうな店を前に、ヒタスラ身悶えを抑え切れずにいた。


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 そして、ようやく麺や大多喜を訪れる日がやって来た。以前来た金谷うどん店・くま蔵とソレ程の相違点ってないんだろうと想定していた通りの店内&スタイルで、特に戸惑うコトもなく入り口を入って靴を脱ぎ、席についてメニューを見た。

 食べるメニューは勿論ワンタン麺と決まっているのだが、メニューを見るとコチラの店では、醤油・味噌・塩と3種類のワンタン麺があるコトが解った。

 ココに来て、何味のワンタン麺を食べるか迷い始めるB食クラバー。更にメニューを見ると、くま藏にもあった焼干しら〜めんと鶏だしら〜めんの文字も発見できた。ついでに冷麺とつけ麺もある。

 ワンタン麺を食べるツモリで来たモノの、直前で冷麺とつけ麺も選択肢に入ってしまった。サッカー部でエースストライカーのアノ人に告白しよう!って思いながら部室に辿り着く途中で、野球部のエースとバスケ部のキャプテンに告白されてしまい、一体自分がどうしたら良いのか舞い上がってしまって、サッパリ訳が解らなくなった女子中学生の様な状態に。

 どのメニューを食べたいのか、どのメニューを食べるべきなのか、一周も二周も考えを巡らせ、もう考えるのが面倒になったトコロで、やっぱりワンタン麺にしようと決定。中華と味噌で値段が一緒だったので、味噌にした。味噌を選んだ理由が、他の店では大概、中華よりも味噌ラーメンの方が値段が高いからだと、モノスゴク解りやすい結論に自分でもビックリ。

 麺を頼むと、無料でライスが付いてくるのも以前と変わらない。今日はライスが入る腹じゃないよなーと思ったが、無料で付けてくれると言うのに頼まないのは我慢ならない貧乏性故にお願いしてみた。ごはんを頼んだらどう言う結果になるのか、食べる前から解り切っているコトなのに。

 漬物がセルフサービスなのも以前と変わらず。本日はキャベツの浅漬けとバンバンジー。コレも、多分腹に入り切らないだろうと充分に予測出来たが、無料で提供されているモノを食べないワケにもいかず、タップリと皿に盛りつけてみた。

 ようやくワンタン麺の到着。何年ぶりかで目の前にする、ラーメン屋で食べるワンタン麺の登場に、興奮を抑えるコトが出来ない。大概B食クラバーは、自分が一番食べたいモノを最後に残しておくのだが今日は違った。いの一番にワンタンを箸で掴み、一気に口の中へと放り込んだ。

 タップリと挽肉が詰まったワンタンは、ソレだけでベリーナイス。至福の喜びを感じながら喉へと流し込む。コノ店のサイドメニューに餃子があるが、ソレを頼む必要があるんだろうかと疑問でならない。

 食べ終わったB食クラバーは案の定満腹で、飲み物さえも一切受け付けない体になった。あぁ、いくら無料だからってゴハンを頼まなければ良かった!あぁ!!自分で盛れるからと言ってアンナにバンバンジーや漬物を皿に載せるんじゃなかった!など、後悔はいくらしても足りないぐらいだ。

 出来るダケ長く今回の店には続いて貰いたいが、期待に反して新しい店に変わったとしたら、B食クラバーがソノ店を訪問する際には今回の教訓を生かして、無料だからと言って無闇に頼みまくるのは止めよう!と心に決めた。