店  名
 ごはん屋カフェ 風舎
食べた日
2009/02/15
住  所
 秋田県大仙市戸蒔字大槻7-6
営業時間
11:00〜21:00
電話番号
 0187-62-5548
定休日

チーズトマトハンバーグ
チーズトマトハンバーグのアップ
フレッシュトマトのハンバーグ
フレッシュトマトのハンバーグ・アップ
ふわふわプレーンオムレツ

前  説

 大曲にイカス料理店があると、何かで目にした。いや、耳にしたのかもしれない。ソレはツイ最近の様な気もするし、結構前のコトだった様な気もする。急にソノ店の事が気になったB食クラバーは、イマイチ店名も覚えていない中、インターネットで検索を掛けてみた。

 すると、ごはん屋カフェ 風舎のHPを発見した。あぁ、確かコノ店だった様な気がすると、頼りないB食クラバーの記憶が刺激された。微妙に手作りムードを感じさせるページだが、シンプルさ加減や色合いなど、このページを作った(選んだ?)人なら、HTMLやCSSをチャンと覚えたら、カナリ素敵なページを作るに違いない!と、若干驚異を感じたB食クラバーは、『若い芽は早めに摘んでおかなければ…』と言う気持ちに一瞬なっていた。ソノ時の目は、ヒガシ扮するトコロの必殺仕事人、渡辺さんよりも鋭かったかもしれない。

 HPのデザインから伝わるセンスの良さに、何か一つに於いてセンスが良い人は、他のコトに対してもセンスの良さを発揮するハズ!と常日頃考えているB食クラバーとしては、ココは絶対にゴハンも美味しいに違いない!と直感し、今度大曲で食事をする時は、必ずやごはん屋カフェ風舎で!と思わずにはいられなかった。

 地図を確認すると風舎の店舗は、アンマリ大曲に詳しくないB食クラバーでも、何度も通ったコトのある道路から程近い位置にある様だった。初めて行く場所では必ずと言って良い程道に迷うB食クラバーだが、コレだった迷うハズも無い。って言うか迷い様のあるハズがない!軽く握りしめた拳からは、そこはかとない自信が漲っている様に感じられる。

 そして、風舎に出掛ける時はやって来た。ある日の夜、美郷町に予定が出来たB食クラバーは、ソノ前の腹ごしらえをすると言う名目でクラバーRさんを誘い、秋田 de ナイトクルージングツアーを敢行。風舎へと車を走らせてみた。


中  説

 もはや車でも通り慣れた感のある県道13号線。大曲でゴハンを食べたくなったら、って言うか何かをしたくなったらココに来れば間違いない!とB食クラバーの中で定義されている程に、B食クラバーにとってコノ道路はメインストリート of 大曲。

 …以前十文字方面を走行中、国道13号線と間違えて県道13号線を走ったコトがあるのは気にしない方向性で。ソレより何より、大曲に住んでいらっしゃる方や、ホントの大曲通の方々には、ココがメインストリートのワケ無いジャン!って言われたりするかもしれないが。

 食菜・酒菜処 善に来た時も、めんこいなに来た時もコノ道通ったよな。もはやコノ道路はB食クラバー的に秋田市だよな!とか思いながら車を走らせ続ける。国道13号線から風舎を目指す場合、跨線橋手前の細い道を曲れば、後はソノ道を真っ直ぐ進めばあるハズだ。

 と、飲食店を発見!ココだな!と車を停めたソノ店はしかし、HPで見た写真とは随分雰囲気の違う構えだった。オープン間もない感じだったケド、もしかしたら立て替えたんだろうか…?とかワケの解らないコトを考えたりもしたが、看板に書かれた店名が違ったので、ココでは無いコトがようやく解った。通り慣れた道!とか思っていても、一本入り込んだ道路になるとイキナリ迷う辺り、B食クラバーの持ち味がフルに発揮されている様に感じられてならない。

 そう言や地図で見た感じはモチョット遠かったよなと思い直し、更に奥へと進んでみた。すると程なく、HPで見掛けた通りの外観の建物が目に入って来た。ごはん屋カフェ風舎は、HPもキュートだが実際に目の前にしてもキュートだった。


Comment

 店内へと足を踏み入れる。明る過ぎず、暗過ぎず、ちょうど良い感じなライティングの中、数組の方々がお食事をしていた。ソノ瞬間うっわ何か皆オッシャレ〜!とか思ってしまった。

 店の雰囲気がそう感じさせるのか、ソレとも実際にソノ方々がオシャレさん達なのかイマイチ判然としないが、ヤヤうろたえている様を緊張気味加減でゴマかしつつ佇んでいると、笑顔の素敵な女性店員が出迎えてくれた。上品さの中にも気取りのないスマイル。次B食クラバーが生まれ変わるとしたらコノ人になりたい!とか一瞬思ってしまった。

 ソノ笑顔に緊張した心を解きほぐされながら席に着く。店内はテーブル席が5つ程と、5〜6名座れるカウンター。クリーム色の壁に茶色の床。入店した時に感じた照明加減によって、店内のムードが一層温かく感じられた。ゴハンを食べる前だと言うのにB食クラバー、かなりコテンパンにごはん屋カフェ風舎にやられている。

 メニューを開く。ハンバーグ・豚角煮ごはん・カレーライス・グラタンなどがあり、ソレらについて単品とセット【サラダ+小鉢+ごはん(有機米)+味噌汁】を選べる様だがココはマズ、一番力を入れていそうだとメニューから感じ取るコトが出来るハンバーグにしてみよう。だがハンバーグについても、いくつかの種類があった。

 フレッシュトマトのハンバーグ・煮込みハンバーグ・クリームシチューハンバーグと、更にオーブンを利用して作るらしきチーズハンバーグ・チーズカレーハンバーグ・チーズトマトハンバーグの、計6種類がメニューには記載されていた。

 フレッシュトマトのハンバーグかチーズトマトハンバーグかで迷っていると、クラバーRさんも同じ2つで迷っているコトが解った。ならば!と話は早く、ソノ2つを頼んでシェアするコトに決めた。こう言う時、一人じゃないって心強い。更にネーミングにやられてしまったので、ふわふわプレーンオムレツを単品で頼むコトにした。ちょっと多すぎる様な気がしないでもないが、2人ならば食べきれるに違いない。

 笑顔の素敵な女性店員さんに相変わらず軽くドキドキしながら注文を伝えると、程なくやって来た料理達は、ソレ以上にB食クラバーのハートを激しく、ムギュムギュ!と鷲掴みにした。只単に見た目がキレイだとか可愛いだとか以上に、見た感じから既にコレ絶対美味しい!と解るルックスをソレらはしていた。

 運ばれてくる料理達を見つめるB食クラバーの顔は、昨日まで蕾でナカナカ開かないなと思っていたスイートピーの花が、今朝は咲いてた!って位ウレシイ表情をしていたに違いない。

 特にフレッシュトマトのハンバーグは、B食クラバーの心の奥の奥の奥底に仕舞ってあった琴線をカナリ震わせたが、コレは一応クラバーRさんが注文した料理なので、運ばれていく様を只々見守っているしかないのが歯がゆかった。しかし、B食クラバーの元に運ばれて来たチーズトマトハンバーグからもナカナカの美味さが伝わって来た。

 早速一口食べてみると、オーブン料理だけあってマズはソノ熱さがB食クラバーの舌を直撃した。うわぁ〜コリャたまらん!と思いつつどうにか味わってみると、柔らかいチーズが舌に絡まり、更に濃いトマトの味が口の中一杯に広がる。

 クラバーRさんから頂いたフレッシュトマトのハンバーグは、見た目から来るインパクト通りの美味しさ。酸っぱさをホンの少しダケ残し、後は濃厚なトマトの甘味がハンバーグ全体を包み込む様な感じ。何だかまるで、トマトの美味しいトコだけ抽出しました!アンマリ酸っぱくないから、トマトが嫌いな小さなお子さんでも大丈夫ですよ!ね、大丈夫でしょ!?と口の中から問いかけられているかの様だった。

 実はB食クラバーは、特別材料を吟味したりしているワケでは無いけれども、自分で作るハンバーグが一番好きで、外食していてコリャ美味い!って思うハンバーグにめぐり会ったってコトがアマリない。しかし、風舎のハンバーグは一口食べた瞬間美味しかった。いや、食べる前から美味しかった。あぁ、風舎が秋田市内にあったら良いのに!と、呪文の様に繰り返しながら食べ進める。

 オムレツもソノ名に違わぬふわふわ振りで、メニューを見ると新鮮たまご3ヶを使っているらしく、食べ応えもバッチシだ。最終的に若干B食クラバーの胃袋許容量を超えた格好だが、美味しいと感じるモノはいくらでも入るから不思議だ。コレでゴハンと味噌汁はお代わり出来ると言うのだから、食べ盛りの思春期さんにも充分対応出来るだろう。

 トコロで、例えば秋田市内で洋食屋さんと言うと、ヤタラと気取ったムードを醸し出しつつお客さんに挑戦している店か、トーサンとカーサンが2人でやっているアットホームな感じの店って言うのが多い様な気がする。ソレらはソレらで別に全然良いし、何が悪いとかそう言うコトは一切無いのだが、ごはん屋カフェ風舎の雰囲気を一言で言うと、ちょうど両者の間に位置している様に感じられる。

 オシャレなのに力が抜けている。肩肘張った部分がイッコもない。ソレでいて何となくだけどホッと出来る。ソレらはHPにも、実際の店舗にも、料理や店員さんのムード全てにも共通しており、B食クラバーときたら一回来たダケなのに、完全に風舎にハマってしまった。

 出来るならば今度、メニューの中に海老フライを追加して貰いたい。もし実現したならソレこそが、B食クラバーの求める海老フライになるかもしれないと願いを込めて。