オモちゃんが姿を見せなくなってから5年の歳月が流れた事を受け、秋田市はオモちゃんの失踪届けを提出すると発表した。
オモちゃんは2007年の3月頃、雄物川の河口に突如現れたゴマフアザラシ。多摩川の「タマちゃん」ブームで脚光を浴びたアザラシが雄物川にも現れたことで一躍人気となり、当時の川沿いはオモちゃんを一目見ようとする大勢の人たちで賑わっていた。しかしオモちゃんは数日後にぱったりと姿を現さなくなり、その後目撃情報が寄せられることもなかった。
秋田市長は「オモちゃんが本人の意思でいなくなったのか、それとも事件や事故に巻き込まれたのかはわからないが、姿を消してから5年が経過したことを考えると、これは『失踪』と判断してもよいのではないかと考えた。しかし今後も諦めずに『たずねアザラシ』のポスターを貼り、ビラを配るなどして、情報収集に努めたい」と話している。