鷹巣駅と角館駅を結ぶ秋田内陸線では現在、内陸線の「ワンデーオーナー」を募集している。これは1日1万円を支払うと、列車にオーナーの名前やメッセージを入れた「ワンデーオーナー号」を運行できるというもので、希望により車内アナウンスで文章を読み上げてもらうことも可能だ。
秋田県はこの企画に対抗して、今年から「秋田県のオーナー」を広く募集することにした。オーナーになった人には、年間1,000万円以上の高額な給与（例：2012年は1,327万円、2013年は1,270万円）が支給される他、「ハコモノをたくさん建設できる権利」「秋田県の現状を、まるで他人事のように話すことができる権利」などの様々な権利を得ることができる。希望があれば「うどん県」や「おんせん県」「おしい！広島県」のように、県の名前そのものを変更することも可能だという。さらに「シベリア猫のミール君を存分にモフモフできる権利」までついてくるという充実ぶりだ。
県は「現在のオーナーの任期満了が平成29年の4月なので、それまでに何らかの公平な方法で新 しいオーナーを決定したい」と話している。