2020年に開催される東京オリンピックのエンブレムがベルギーの劇場のロゴマークに似ているとして、ロゴのデザイナーは14日、エンブレムの使用差し止めを求めて国際オリンピック委員会(IOC)を提訴したことを明らかにした。
この問題は秋田県にも波及。秋田県で使用されている県章がカタカナの「マ」にそっくりだとして、カタカナの「マ」を9世紀初めに考案した奈良の古宗派の学僧らが県章の使用差し止めを求めて秋田県を提訴した。
県は「県章は秋田県の『ア』を図案化したもので、決して『マ』ではない。それではマキタ県になってしまう」と弁明しているが、学僧側の弁護士は「『ア』にしては点の部分が極端に短すぎる。やはりこれは『マ』であると判断せざるを得ない」と主張。双方とも法廷で全面的に争う姿勢を見せている。
また、アメリカに本社を置くナイキも「秋田県章がうちのロゴマークに似ている」として損害賠償を求めており、県側は「訴状が届いていないのでコメントは差し控えたい」と述べた。