秋田市の千秋公園のお堀で、シャワーヘッドの生産が最盛期を迎えている。旭川から取水した清流をたたえたお堀には、シャワーヘッドの苗があたりを覆いつくすほど植えられており、この日も地元の生産農家は早朝から収穫作業に追われていた。
この場所でシャワーヘッドを生産し続けて40年以上になるという大賀さん(67歳)は「今年は暑い日が続いたので生育が心配だったが、なんとか順調に育ってくれた。シャワーヘッドの太さや長さ、角度、穴の大きさ共に出来栄えは良好だ」と笑顔をのぞかせる
「早いうちに収穫したものは鮮やかな緑色をしているが、畑でしばらく寝かせたものは深みのある茶色になる。どちらの色合いが良いかは皆さんの好みですね」と話す大賀さん。収穫したシャワーヘッドは丁寧に箱詰めされ、全国に向けて出荷される。