東北地方を中心に、何十年経っても争いが収まる様子が見えない芋煮戦争。特に勢力が強い「味噌ベースに豚肉派(宮城県)」と「醤油ベースに牛肉派(山形県)」の対立は非常に根深く、お互いに「相手の芋煮を受け入れることはできない。共存は絶対に不可能」と主張している。
そんな中、突如現われた秋田県民が、大量のきりたんぽを鍋に投入して、両者の芋煮を「きりたんぽ鍋」に変更。「きりたんぽさえ入っていれば、どこからどう見てもきりたんぽ鍋だ」と主張し、両地域の制圧を宣言した。これにより、芋煮戦争は終結し、東北地方に平和が戻ったと見られる。
秋田県民は「きりたんぽ鍋は比内地鶏が基本だが、スープはもともと醤油ベース。牛肉と醤油でも美味しく食べられるだろう。また、きりたんぽにはもともと、味噌をつけて焼く『味噌焼きたんぽ』や、きりたんぽに豚肉を巻きつけて焼く『ぶたんぽ』などもあり、味噌や豚肉との相性も抜群だ。美味しいよ」などとおすすめしている。