めんこいなに行って低価格の、ソレも特に\500台で提供される料理の魅力に目覚めるB食クラバー。と言っても今回で何度目か。
一時期女王様が、B食クラバーとランチを共にする時決まって、『\500のトコって言うと…』と考えていらっしゃったコトがある。いやまぁ確かに、美味しくて安い店って言うのは、ソレだけで魅力的だケド、でももう何て言うか気付いたコトがある。
\500で提供されるランチのコトを、メディア的にはワンコインランチ、なんて言い方をしていて、スンゴイお得!的な印象があったりすのだけれども、冷静に考えてみると秋田県内、色んなトコロで\500ランチって食べられる様な気がする。って言うか\500以内ランチ。(ソレらの多くはランチタイム以外でもオッケーなのだが。)
ラーメン・丼モノ・カレーなど、ワンコインどころか、\500でお釣りの来るトコロが目白押しだ。そう思ったら、別に\500にこだわる理由なんて何もない。ソレからのB食クラバーは、足枷が外れたかの様に、自由にランチを食べまくっている。
しかしソレでも、\1,000以上のランチはナカナカ食べる決心が付かない辺り、B食クラバーの財布の紐は固く固く、買ったバカリのコンパスの足ぐらい固い。
めんこいなに行った後気付いたのは、普段は\500で提供されるハズのないレベルの食事を安価で出来ると言うのが、雑誌に特集されていたりする(特に東京辺り)ワンコインランチの魅力なんだと言うコト。普段は高額なお金を出さなければ食べられないアノお店が!ってコトなんだなー、と。
秋田ではナカナカそう言う感じには巡り会えないと思うが、まぁマタ何となく、\500ランチを気にしだしたB食クラバーは、\550でトンカツを提供している店があると小耳に挟み、ソノ店とんかつ太郎へと行ってみるコトにした。
店のある場所を地図で事前にチェックした時は何とも思わなかったのだが、着いてみてビックリ。ソコは以前、B食クラバーが何度か仕事で足を運んだコトのある場所の、スグ近くだったのだ。
こんなトコにコンナ店があったのか…と今更ながら気付くB食クラバーはアレか。良い言い方をしたら、目標に向かってまっしぐら!で、勤勉な上に困難にあっても耐え抜くコトが出来る、参謀役タイプな性格ってトコか。…悪い言い方をしたら、他人とスムーズに意志の疎通を図れない人ってコトになるだろが。
ソレにしても…と、更に思いを巡らせる。今は一緒に働いていないが、何年か前に下っ端がコノ付近で、半年とか1年とか、確か働いていたハズだ。
お茶の間食堂を下っ端に教えてあげたB食クラバーは、土崎周辺で他に魅力的な店はないかね?と、重低音をタップリと効かせつつ、太陽と北風に登場する北風ぐらい強烈な先輩風を吹かせて問いかけてみたのだが下っ端は、『いやぁ〜チョット無いッすねぇ〜。』と言って、薄ら笑いを浮かべ続けるダケだった。
なんか悔しい!今はいない元下っ端の顔を思い出しながら、呪いのメールでも送りつけてやろかしらっ!と、正攻法では無い仕返しを真っ先に思いつく辺り、B食クラバーの卑怯モノさ加減には、スネ夫も舌を巻くに違いない。
…年輪を感じさせる風情の店内。小上がりにテーブルが3つとカウンター。そして2階席もあるらしい。見えるトコロに店員さんがいなかったので、厨房へと続く小窓から声をかける。カーサンが2人、先客の分を作っていた。コチラではランチって言うと、とんかつ定食のコトらしい。同じく\550で提供されている日替わり弁当もあるのだが、店名がとんかつ太郎でもあるし、ランチを頼んでみた。
注文してから席に着く間に、ポットと急須が目に入ったので、お茶はセルフサービスなのかな?と思い、勝手にお茶を煎れて料理を待っていると、先客の分を作り終えたカーサンがやって来て、お茶も出さずにゴメンナサイとか言ってきた。なんだ、黙って待っていれば良かったのかと、ゴメンナサイと言われてコチラもなんだか恐縮至極。
メニューに目を移すと、とんかつの他にも、さんま焼き・野菜炒めなどの定食モノや、カレー・オムライスに、ラーメン・そば・うどんなんてぇモノまで食べられる様だ。
店名にとんかつと謳っているワリに物凄い品揃えだね、とか思っていると、姉妹店に、まさご食堂とか風来坊とか言う店があって、ソレらのメニューも食べるコトが出来ます!とか書いていたので、もしかしたらソチラの店で造ったのを持って来るのかもしれない。
とんかつは思ったよりもヤヤ薄い感じがしたが、例えばコロモの表面が脂ぎってる感じもなく、固くもなくて食べやすいforオールジェネレーションタイプ。こう言うのは何だろ、家庭の味とか言うのだろうか。最近揚げ物は胃にキツくって、と、毎日TVで言い続けている長塚京3や上川隆8辺りも、安心して食べられるに違いない。
食べ終わった直後は、なんだか少し物足りないなぁ〜とか思っていたのだが、店を後にしてからシバラク時間が経つと、お腹がモノスゴク膨れてきた。
いやぁ、意外と後から効いてくるね。こう言うのなんて言うンだっけ、ボディーブロー?とか思いながら、少々苦しげにお腹をさするB食クラバーが、なにげに移した視線の先にあったのは、目映いバカリに輝く笑顔でコチラを見つめる、長塚京3のポスターだった。