店  名
 インド料理 ラクスミ
食べた日
2007/02/01
住  所
 秋田県秋田市外旭川八幡田121-1
営業時間
11:00〜22:00
電話番号
 018-868-1777            ラクスミのBilogへ>
定休日
 

日替わりランチ
日替わりランチのカレー
ナン
サラダ
チキンカレー
ラッシー

前  説

 最近は意外と、秋田市内で車を運転中に発見したりとか、ウルトラ情報通の方に教えて貰ったりとかして、新しい店が出来るって言う素敵な情報は、何かのメディアに掲載されるよりも早く得るコトが多いB食クラバーだが、コノ店の情報は、某街インフォメーション誌を読んで初めて知った。

 なんて言うか、メディアでマダ紹介されていないレアな情報を知っているんだぜ!風味の、全く以て鼻持ちならない態度が、体のドコカからか或いは、全身から滲み出ていたりしたかもしれない。こんな不遜な態度をとっていると、ヒットラーのシッポだとなじられた挙げ句、妹に眉間を打ち抜かれる様なコトがあっても、誰も同情してくれる人なんていようハズもない。

 そんなコト知ってるからって、3億円の宝くじが当たるワケでも無いし、実はアンタのオジーチャンは、世界的に有名なあのネズミキャラを考えた人なんだよ!とか言う、コレからの人生をバラ色に変えてくれる様な出来事が起こるワケでもない。いやコノ場合バラ色ではなく黄金色か。

 無理矢理黄金色でこじつけたワケではないが、B食クラバーはカレーが大好きだ。出来るコトなら、あきた☆カレー同盟でも立ち上げたい位である。秋田市内にも、本場インドの方が作るカレー屋さんと言うかインド料理屋さんが、B食クラバーが言ったコトのある店だと3軒ある。

 真実かどうか定かではないがソレらの店は、昔はアノ店で働いていたが独立しただの、お友達っぽい関係で秋田に来たみたいとか、そんな様な話を聞いている。今回もそう言う繋がりなのかと思ったが、某街インフォメーション誌の記事によると、どうやらまるっきり違うらしい。

 新潟や山形でインド料理の経験がある人が、コノ度秋田で店を構えたと、そんな様なコトを書いていた様な気がする。だとするとマタ新しい流れかと、はやる心を抑え切れずに浮上を始めるB食クラバーのカレー心。

 カレー好きのB食クラバーの気持ちのベースラインには常にカレー心が渦巻いており、その時々によって、ココイチカレーだったり、手作りカレーだったり、一力のカレー弁当だったり、レトルトカレーに変身してソノ姿をB食クラバーの前に表す。

 今回は、未だ見ぬ本格インド料理店のイメージを伴って現れた。雑誌を見てから既に2〜3日は過ぎている。もう一刻の猶予も出来ない。おう、のび太!心の友よ!ってワケではないが、B食フレンドであるトコロのクラバーRさんと共に出掛けた。


Comment

 実は、チョット心配していたコトがある。雑誌で見た地図によるとラクスミのある場所は、秋田市外旭川のサルガッソースポットと重なっているのだ。いや、簡単な地図だからソノ付近ってダケで、実は違う場所にあるのかもしれない。いや、しかし…。と、そんな思いがオセロの駒の裏表に貼り付いて、激しく上下をひっくり返しあっていた。

 インドの方がサルガッソースポットのコトを知っているワケは無い。可能な限り長い期間営業を続けて欲しいと願っているB食クラバー的には少々心配になり、ハンドルを握る手にも知らず知らずの内に嫌な汗をかいていたが、到着してみると、ラクスミのある場所はサルガッソースポットではなかった。安心して店内へと足を踏み入れる。

 4人掛けのテーブル席が5つある、ワリとこぢんまりした店内。しかし個人営業の場合、コレぐらいの広さがベストだろう。店が新しいせいもあるのだろうが、隅々まで目が行き届いている様に感じられる。

 席に着くと、インドの方らしき女性店員さんがメニューを持って来てくれた。そして何やら話し掛けてくれたのだが、イマイチ解らなかった。どうしようかと思ったが、こう言う場合、日本人が思い付く最大にして唯一の方法であるトコロの、曖昧な笑顔で見つめ返す作戦に出るコトにした。B食クラバーの笑顔を見た女性店員が何を思ったかは解らないが、とりあえず女性店員は、厨房の方へと去って行った。

 メニューを見ると日替わりの他に5種類のカレーがある様だ。チキン・野菜・豆・ポーク・シーフード。サラダ付き。更にチャイ・ラッシー・コーヒー・ウーロン茶の中から1つ、ドリンクを選ぶコトが出来る。ナンかライスを選ぶコトも出来、そのおかわりも出来ると言う。

 何と言う素敵システム。中でも日替わりカレーは\780と一番安いため、B食クラバーはコレを注文するコトにした。クラバーRさんはチキンカレーを頼んだ。インド料理店でカレーを注文する場合、ナンにするかライスにするかいつも迷うのだが、今回は数日放置されたカレー心が本格的インド料理を欲したため、迷うコト無くナンにした。

 更にもう一点、辛さを、甘口・中辛・辛口・燃える辛口の4種類から選べると言う。辛い物好きのB食クラバーは、ココはひとつどれぐらい辛いのか見せて貰おうじゃないの!と思って燃える辛口を頼もうとしたが、先日のラーメン店での出来事を思い出したため、思いとどまって中辛を頼むコトにした。

 料理が到着。心なしか今迄見たコトのあるどのナンよりも大きい様に見えるのだが気のせいか。コレが無料でおかわり出来ると言うのだから、頼まない手は無いだろう。中辛のカレーは鮮やかな辛さでB食クラバーの舌から胃袋へと流れ落ち、日照りが続いて乾き切っていたカレー心を、隅から隅迄潤して行った。

 日替わりカレーの具はチキンとナス。ココに来て初めて、さっき女性店員は、今日の日替わりカレーの内容を教えてくれたのだと解った。そう言えばそんな発音をしていた様な気がする。笑顔で応えておいて良かったと、心の底からホッとする。

 チキンカレーもそうだが、メニューの名前になっている具以外は、全て溶けてしまっている純インド風。しかし、ややクセが感じられるソレらと違い、何の戸惑いもなく食べ続けられるコトから、日本人の味覚に合う様に調整されている様だ。当たり前だが出来立てのナンは物凄く熱い。火傷をしない様に気を付けながら食べ進める。

 ナンを1枚食べ終わったトコロで若干の物足りなさを感じたB食クラバーは、おかわりしようと思った。クラバーRさんはどうするかを尋ねてみると、自分もしたいと言う。2人とも1枚ずつおかわりするのはサスガに大過ぎやしないかと思ったので、1枚を2人で分けるコトにした。結果的にはコレが大正解。2人で1枚半食べたトコロで、もうコレ以上お腹に入らないよ!って状態になった。

 コチラのナンは非常にプレーン。カレーの味を引き立てるのに充分だし、ナンだけでもイケる。何度も繰り返すが、おかわりできるなんて幸せすぎる。一通り食べて安心したB食クラバーのカレー心は、今度はチキンカレーがどんな味なのか気になりだし、抑えるコトが出来ない。ちょっと食べさせて!って素直に言い、互いのカレーを交換しあった。

 チキンカレーを食べたB食クラバーは、日替わりカレーより若干マイルドな感じがするなと感じ、そう言おうと思ったら、その機先を制するタイミングでクラバーRさんが、日替わりの方がマイルドな感じがする!と言い放った。

 人間には多くの感情があり、誰かと話をした時に、自分と全く同じ言葉を喋るなんて奇蹟にも近いコトだ。普段なら喜ばしいコトなのだろうが、今の場合は全く違う。同じ言葉でも正反対の意味を持つ現実を目の当たりにし、人間って本当に難しいな。でもソコが面白いトコだよなって思い、もしかして自分の味覚はオカシイのだろうかと言う疑問については、気付かなかったコトにした。