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続いても巨大なタンクが立ち並ぶ。今度はシロップ装
置。日本コカコーラから購入した原液に対し、砂糖や果
糖などを混ぜ合わせてシロップを作るらしい。チャンとそ
れぞれ分量を間違えない様に、正確に計って入れられ
るみたいだ。
正確に計ると言うと、スポイトとかフラスコとか使いそ
うなモノだが、ココでは手桶と言うか柄杓と言うか、そ
んなモノを使って作業が進められていた。巨大なタンク
に対してデシリットルとかミリリットルとかありえない話
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だが、柄杓でやっているせいか、イマイチ正確さに欠けている様な印象は拭えない。しかし
コレが、タンクの大きさを化学の実験で使う様な試験管サイズに置き換えてみると、ミリリ
ットル以下の分量になるのだから、やはりソノ正確さは、推して知るべきモノなのだろう。
気になったので聞いてみると、その正確さと言うか分量には、思った以上の揺らぎと言うか
余裕と言うか巾があるみたいで、ミリ以下の正確さに震えた先程の自分が勿体なかった。
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シロップ装置室の中には6人位の人がいたと思うが、素人目に見て、明らかに何もしてい
ない風の人が2人程。いや、素人には解らないダケで、実際は物凄く重要な役割を持って
いるに違いないのだが、どうやってみてもフラフラしているようにしか見えない。いや、絶対
に、無くてはならない存在のハズで、ワタクシの味方が悪いダケなのだと解っているのだ
が、その人のコトが気になって、イマイチ説明に集中できなかったのが残念だ。その作業
員が、ヤケに楽しそうな顔をしていたのダケはハッキリと覚えている。
そしていよいよ、生産ラインの中へ!ココまでの説
明で、どうやらココは単なる仕訳工場ではなくって製
品を製作している工場らしいとは思ったモノの、やは
り現実にコノ目で見るまで安心は出来ない。ワクワク
ジリジリしながらその時を待つ。そして!遂にその景
色が眼前に広がった。
工場内を縦横に突き刺す様に貼り巡された多数の
パイプ。その中を縫う様にしてベルトコンベアが流れ
ている。まるでターミネイターでも出て来そう
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な雰囲気だが、せっかく見るコトが出来た工場が破壊されても嫌なので、今回は登場を
御遠慮願いたい。そして視線は自然とベルトコンベアーへと注がれた。
しかし!ベルトコンベアーはピクリとも動いていなかった!
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