FOOTBALL

<2002/08

2002/06>

2002/07/23


 出る人、入る人。

 する、しない、で色々な憶測が出ていたファーディナンドのマンUへの移籍騒動。遂
にプレミアリーグ記録での移籍が決定した。アタッカーにしか目を向けていなかった
ファギーが、スタムに続いて目を付けた2人目のビッグネームDF。スタムの時は、その
獲得には疑問符がつけられたが、リオはW杯でもベスト11に選ばれた逸材。

 必要以上にアタッカーを獲得し、フォーメーションを崩して戦った昨シーズンの様に
ならない様に願いたいですが、セバはまだチームに残っている様なので、崩れたバラ
ンスは元に戻りそうもありません。リオを中心としたDFで、今シーズンは巻き返せるか?

 アーウィン先生の移籍先が決定しました!オメデトー!ウレシイ限りです。NWLDV1
ですが。ウルヴスでも頑張って頂きたい。しかし、ヒョットすると川口と対決!なんて可
能性もあるワケで、ウラヤマシイ限りです。そう言えばプロシネツキが退団したポーツ
マスでは、ジノラを獲得しようとしたモノの断念。2人はどうするのだろうか?Jリーグに
来て下さい。

2002/07/15


 ナイキじゃん。

 マンUの新ユニ、アンブロじゃなくなってました。ソルシャーが着てた。あぁ〜、マンU
だけは一生アンブロでいて欲しかった。このままじゃ、スリーライオンズのユニもアンブ
ロじゃなくなりそうでコワイ。ナイキってサッカー界的にはイマイチ×の様な気がします。

 W杯のドイツ戦で、(おそらくカイザーからの圧力により出任せの)怪我をして途中交
替していたロケさんが、U19ドイツ代表との試合で数週間から数ヶ月の重傷を負ったら
しい。

 パウロセルジオがアルウェハダとか言うUAEのクラブに移籍決定。ヤンカーもウディ
ネーゼに移籍するかも知れないし、昨シーズンまで人材過剰気味だったFW陣は一気
に手薄になった。ツィックラーは怪我治ったのだろうか?ヤンカーの移籍、無くなるな。

 そすっと、ビアホフがウディネに行くかも知れない。現役引退って聞いていたんだけ
どな。ま、好きにして下さい。

 ドイツには今のところ寒い風。インタートトカップ2回戦で1860が敗退。1回戦でもどこ
か忘れたけど負けてました。イッケとシュケルがいないのが敗因とか言ってたけど、
この2人に頼らなきゃいけないチームって。

 怪我でW杯に出場できなかった、(替わりにメッツェが活躍)バイヤーのノヴォトニー
も、復帰が大幅に遅れ、再手術が必要かも知れない。その場合、冬休み明けにまで
ずれ込む可能性も。

 W杯前に怪我人が続出して、それってドイツ代表にとってマイナスだよな、って思っ
ていたケド、W杯どころの騒ぎじゃなかった。クラブにとっても問題だし、本人にとって
も選手生命に関わる事態でした。

 多数の怪我人にもめげずにW杯で準優勝したドイツですが、この先大丈夫なのだろ
うか?と言う不安は拭い切れません。今回の成績が、最後のきらめきにならないコト
を願うばかりです。

 そう言えば、ポルスカの代表監督にボニエクが選ばれたようで、ウレシイ限り。トヨタ
カップに来た頃のユーベの外国人3人組では、10年前にプラティニがフランス代表で
失敗。今回のデンマークにはラウドルップがいた。それ程悪くなかったけど、良くも無
かった。快速FWだったボニエクがどんなチームを作るのか?楽しみ。

 モヒトツおまけに、ヒューズがウェールズ代表監督に専念するそうだ。待っていた選
手としてのオファーが無かったのが原因だそうで、コレってちょっと寂しい。こうなったら
ユーロ2004、是非とも本大会に出場して欲しい。

 最後に、アーウィン先生、まだチームを探している段階だそうです。こんな終わり方
じゃ、尻切れトンボです。

2002/07/05


 忍び寄る影。

 いいかげんにしろ!と、MTくんを始めとする、アルヘンティーナファンの方々の、魂
の叫びが聞こえてきそうです。7/1からミランの練習に参加して、今年こそは!エルプ
リンシベと呼ばれた、その華麗なプレーをサンシーロ(現在、正式名称はジュゼッペメ
アッツァ?前はインテルがジュゼッペメアッツァって呼んでて、ミランがサンシーロって
呼んでた様な気がしたんですが。・・・複雑。)で披露してくれそうな雰囲気だったレド
ンドが、またしても手術しなければならない状態の様です。

 今度手術が必要な場合、引退の可能性もあると言う。怪我で手術を繰り返しながら
引退って、ファンバステンとかザマーとかいたけど、セリエのピッチに1度も立たぬまま
いなくなってしまうなんて、何しに来たんだか解りません。アルビセレステの再建は
レドンドから!って思ってた人、多いような気がします。あっ、MTくん!しっかり!

 同じセンターハーフ(ボランチ?)のポジションではパウロソウザも引退。黄金世代
とか呼ばれていた中では1番最初に名前が知れた選手だっただけに残念。今回のW
杯、召集はされてたけど、1試合も出てないですよね。出てますか?パウロソウザの
ピークは、ユーベとBVBで2年連続ビッグイヤーを獲得した辺か。Jリーグに来て下さい。

 更にレジスタ話を続けると、レドンドの復帰が絶望的なミランから、アルベルティーニ
がアトレティコに移籍するんだそうです。大丈夫なのか?ミラン。そして何をたくらむ!
ヒル@アトレティコ!って、もちろん優勝を狙っているに決まってますが。

 そのアトレティコへの復帰が取り沙汰されてていたジュニーニョは、結局ボロに復帰
するコトになった。豪華メンバーが揃う中、アトレティコに背を向けたってコトは、よっぽ
ど嫌なコトがあったに違いない、と推察されます。プレミアでガンバレ!ジュニーニョ!
って感じですが、アトレティコにいた方が、カナリ良い目を見られたと思う。

 ブランの1年契約延長が決まったそうです。まぁ、悪くは無い話です。それより、
アーウィン先生は行き先決まったんでしょうか?あのまま引退だと寂しい。そして何よ
り、エッフェンは現在ドコの所属選手なんでしょうか?

2002/07/04


 ツィーゲの悲劇。

 2002年大会に出場した選手の中で、誰が一番好きだったかを考えてみる。世間的
にはベックが1番か。女子中学生から40代の奥様達まで、全ての世代の女性を虜に
した。更に、ナウなヤングボーイのハートを鷲掴み、ベッカムカットが街中に溢れ出す
始末。

 2番は頼りにならないザルDFラインからコボレて来るシュートを次々に止め、孤高の
ゴリラ狼振りを世間にアピールした、ロンリーゴリラウルフ、カーンか。ドイツでは一番
運動神経の良い人がGKになると聞きます。カーンの魅力にホントに気付いた子供達
が、更にレベルの高いGKに育てば、それだけで2002年大会は成功だったと言える。

 ロナウド@大五郎も人気アリか。スペインではプジョル、ホアキンなんかも良かった。
ベックがいなかったらイルハン当たりが1番人気だったかも知れない。アルパイって実
はカナリ好きになりました。

 で、色々挙げていって行き着いたのがツィーゲ。まだまだ初々しい若者のムードを
醸し出しているが、気が付けば代表最多キャップの大ベテラン。チョット前のドイツ代
表は、最多キャップ保持者がキャプテンって決まっていたので、今大会、左腕に腕章
を付けているツィーゲがいてもおかしくなかったのだ。時間が経つのは早い。

 '90年イタリア大会優勝後、ツィーゲ、ショル、ネルリンガー、ツィックラーと言った辺り
が次代の担い手とされたが思った程伸びず、担い切れぬまま1人また1人と欠けてい
く中、今大会に出場したのはツィーゲだけ。

 '94年アメリカ大会前に怪我さえしていなければ、その時召集されていたハズだし、
息も絶え絶えに左サイドを上下するブレーメを見るコトも無かっただろう。'98年大会は
絶不調。そのポジションをヘルリッヒに明け渡し、マテウスにポジションを譲ったトーン
と共に、ベンチが指定席。W杯には縁が無かったか!と思っていた。

 それがようやく今大会、W杯に出場するツィーゲを実際に目にする機会に恵まれた。
でも、最初どれがツィーゲなのか解りませんでした。あのモヒカン誰だよ!とか思って
いたら、左サイドに走って行く。嫌な予感はしたが、彼の背番号は#6。ツィーゲは大体
#3か#17を着けているので違うハズ。いや、でもさっき見たあの笑顔はツィーゲに似て
いる。・・・今思うと、気付かない振りをしていたのかも知れません。信じたくなかった
のです。

 メンバー紹介でスタジアムのスクリーンに顔が大写しになった時、腰抜かしました。
笑顔と共に涙が零れてきます。ようやくツィーゲをこの目に捉えるコトが出来たのに、
あの3色モヒカンは何ですか?

 ヘアスタイルでサッカーするんじゃないって言うのは解りきっています。でもツィーゲ
は今大会終了後、代表を引退するかも知れない。一生に一度だけ目にしたツィーゲが
あれじゃ・・・。どうしてモヒカンにしたのか、誰か教えて下さい。

若いけど
いつの写真か
解らない。
スパーズの
ツィーゲ。
サラサラ。
本大会前オーストリ
ア戦。キャプテン
マークをしている。
スキンヘッド。

御存知3色モヒカン。
バックショットが無い
のが残念。
色の数ではベック
に勝っていたのだが

2002/07/03


 ヨハンクライフはかく語りき。

 『2002年大会のベストチームはドイツだ』と。嬉しいんですケド、本気ですか?どの
チームもフィジカルばかりで話にならんですバイ!って、数日前に言っていたハズなの
に。何もかも嫌気がさして、一番フィジカルだけのチーム名を口走ったとしか思えない。

 ホントに今、クライフがどんなサッカーをするのか見たい。相変わらずドコの監督にも
なる気配無いし、ジーコとは言わず、クライフを日本に呼んで下さい。>川淵新会長。

 さて、TVで見てるとそうでもないなと思っていたリンケだが、実際に目の前で見てみ
ると、かなりやるプレイヤーだった。今迄のことゴメン!って一方的にリンケに謝りたい
気分にさせる、今大会のドイツ代表では、カーンと共にフル出場した、数少ないプレイ
ヤーだ。

 そのリンケ、今後は代表を引退し、バイエルンに専念したい意向のようだが、発表
された今シーズンの背番号は#25!何かイキナリ数字増えてますけど。一番の成長
株。しかも急成長。いつ辞めても良いよ!って軽く左肩を叩かれかけてる気配が
漂う。確かに昨シーズンは殆ど出番が無かった。でも、だからこそ今シーズンに賭け
る意気込みは大きかったハズ!(と思う。)

 今シーズンS'sWebでは、リンケ、フィンク、タルナトと、第3次黄金時代とも囁かれた
近年のバイエルンを支え続けた、地味なバイエルンの中でも更に地味な3選手を応援
する事を誓います。

 W杯で何故バラックが#13?って不思議だったんだけど、ようやくその謎が解明され
ました。って、それ程大事でも無いんですけど。新チーム、バイエルンでの背番号が
#13でした。ドイツ代表では#13はCFの番号なのにおかしいな?と思っていたので。

 どうせ怪我だから出場できないだろう!ってコトかどうか、ダイスラーは#26。エッフェ
の#11を付けるのはゼロベルト。メンバー表を見ると#10がいない。どゆコト?誰かビッ
グな選手でも獲得しよう!と言うのだろうか?いや、バイエルンに限ってそれは無し。

2002/07/1


 幸せな1ヶ月でした。(リッケンを忘れない。)

 2002年W杯閉幕。閉会式って、開会式に比べると地味ですね。辛味過多真赤白菜
漬主食国民ムード一色だった開会式のお返しに、日本色を前面に押し出した閉会式
をして欲しかったのですが、終わってみればカナリアカラーしか記憶にありません。

 試合開始前のセレモニー。センターサークルに突如登場した富士山は、一体どうい
う機構で盛り上がっていったのか、気になります。はた目に見ると、麓の方で押さえて
いた(?)黒子の方々が、一所懸命腕を上下させて、空気を送っていたように見えた
のですが、あれでは腕がちぎれそうです。しかも、伝統的な黒子の衣装に身を包んで
いて、何故顔を隠す必要があったのか不思議です。目の前の網が邪魔になって、呼
吸困難に陥りそうな予感さえ漂います。

 で、アナスタシアが登場。インターナショナルワールドカップ公式テーマソングを気持
ちよさそうに熱唱する。多くの人が感じている疑問。ハッキリ言ってあなた誰ですか?
会場では何回か聞いたような気がするけれど、TVとか街中では一度も耳にしません
でした。ケミストリーとか歌ってたのは何ですか?ワールドカップ公式ソング?違いが
解りません。まるで今大会を象徴しているかのような複雑さ。アルフレッドカセーロは
いつの間に帰国したのかと、襲いかかってくる疑問は数知れず。

 試合の話。キックオフと共に攻めまくるドイツ。ここまで観てきたド
イツとは違うチームの様だ。フェラーはトルコの戦い方にブラジル攻
略のヒントを得た!と言っていたが、成る程、トルコを標榜している
雰囲気が感じられる。

 しかし、攻めているのにゴールが決まらず、気が付けば逆襲から
失点を許す、と言う良くありがちなパターンにハマる。こんなトコ迄
トルコに学んでしまってガッカリです。

敗者の基本
ポーズ

 フェラーはクローゼに頼りすぎかも。イェレミースに替えてアサモア
を入れるのは良いが、アウトサイドで使うのは理解できない。守備
的に試合を進めるツモリでボーデがスタメンだったかも知れないが、
今大会の評判とは裏腹にドイツに守備は出来ない。ツィーゲで攻め
るべきだった。そのコトについては、ウクライナとのプレーオフで答え
を見つけたのだとバッカリ思っていたが。

別の角度から

 ここで一つの重大なテーマが。フェラーは左のアウトサイドを、守備の出来るFWの
ボーデと、攻撃が得意なDFのツィーゲで使い分けたのだが、この場合、どちらがより
攻撃的で、どちらがより守備的なのか判断に困ります。S'sWeb的にはボーデが入っ
た時守備的で、ツィーゲが入った時攻撃的だと感じるが、それぞれの元々のポジショ
ンを考えるとワケが解りません。大体DFができるFWって反則じゃないんですか?
(振り返ってみれば、ドイツには結構いるけどね。)

 カーンは試合途中で怪我をしていたそうだ。まるでそれを感じさせないプレーを披露
していたが、0-2でブラジルの勝ち。タイムアップ後は、ポストに背中がくっついた様に
ゴールから離れず、敗者の基本ポーズ、体育座りを披露していた。大きく公言するコト
は出来ず、でもあとチョットで、その手につかめていたハズの物を失ったカーンの胸に
は、どんな思いが去来していたのか。

 今大会でビアホフ、ボーデが現役引退する。リンケは代表引退、ツィーゲもそんなコ
トを匂わせていた。カーンも4年後まで頑張っていられるかどうか。そう思うと、確かに
チャンピオンの器では無かったけど、ドイツには優勝して欲しかった。カーンがジュー
ルリメ杯を掲げるトコロを見たかった。
(って言うか、ホイッスルが鳴る迄、そうなると信じていました。マジで。)

 大会のレベルがどうとか、チームのパフォーマンスがどうとか関係なかった。出場す
るからには、やはり最後に笑っていたい。笑っていたかった。選手の中にも自分の中
にもゲルマン魂を感じ、4年後は優勝すると言ったカーンの言葉が実現するコトを願っ
てやまない。

 その時の主審、コッリーナはやめてね。最後に、今大会を総括
して一言。DFBへ。これからはフェラーにスタイリストを付けてあげ
て下さい。あれじゃ、
チョットお洒落な蛭子さん
です。

フェラーの服装の
センスって・・・