今月21日、JR秋田駅と広小路西交差点を繋ぐ道路「広小路」で大規模な渋滞が発生した。
現場には事故や工事などの渋滞を引き起こす要素がないにも関わらず、何時間たっても全く前に進まないことから、県道を管理する秋田県が原因調査を行ったところ、道路脇に設置された道路標識が、誤って「止まれ」ではなく「ねまれ」になっていたことが明らかになった。
現場で6時間ほど足止めされた秋田市在住の根稀さん(56歳)は「『ねまれ』とは秋田弁で『休め』という意味。『まず、ねまれー』という会話は日常茶飯事だ。そんな標識が出ていたら、思わず車から降りてねまってしまうのは仕方ない」と、困惑した様子を見せた。
標識の取り付け工事を担当した業者は「年度末に向けて道路工事予算を消化しなければいけないため、毎日忙しくてうっかり間違えてしまった。すぐに正しい表記のものと交換したい」と話している。
【写真】誤って設置された標識と、広小路でねまる秋田県民。